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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008089

有価証券報告書抜粋 ブロードメディア株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策を背景に企業収益や雇用情勢が改善されるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、海外経済の減速懸念や消費税増税等の影響による個人消費の停滞などから、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。
このような経済情勢のもと、当社グループは「コンテンツ」「放送」「スタジオ」「技術」「ネットワーク営業」の5つのセグメントの下で事業を進めております。
売上高は、前連結会計年度と比べ198,799千円(1.7%)増加し、12,117,740千円(前連結会計年度は11,918,940千円)となりました。「ネットワーク営業」は減収となりましたが、「放送」「スタジオ」「技術」が増収となったこと等により、売上高は増加いたしました。
営業損益は、71,488千円の利益(前連結会計年度は1,147,013千円の営業損失)となりました。主に「コンテンツ」においてコスト構造の見直しを行い収益が改善されたことや「スタジオ」において販売先からの受注増加やコスト削減効果により黒字化したこと、また、前年同期に発生した「コンテンツ」での多額のたな卸資産の評価減がなかったこと等が要因です。
経常損益は、198,611千円の損失(前連結会計年度は2,358,525千円の経常損失)となりました。営業利益の計上に加え、前期に行った、Gクラスタ・グローバル株式会社の株式に係るのれんの減損処理が発生しなかったこと等により、経常損失は縮小いたしました。
親会社株主に帰属する当期純損益は、1,082,569千円の損失(前連結会計年度は2,580,638千円の当期純損失)となりました。減損損失や貸倒引当金繰入額等を特別損失に計上したことや、非支配株主に帰属する当期純利益が増加したこと等が影響いたしました。

当連結会計年度における各セグメントごとの売上高及び営業利益の概況は、以下のとおりです。

①コンテンツ
「コンテンツ」セグメントは、ホームエンタテインメント、映像サービス、モバイルサービス、教育サービス及びその他サービスで構成されており、クラウドゲームサービス等の提供、マルチデバイス向けの動画配信、モバイル向けのコンテンツ配信及び広域通信制高校に至るまでの広範な事業を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ30,556千円(1.5%)減少し、2,003,784千円(前連結会計年度は2,034,340千円)となりました。クラウドゲーム事業ではスマートフォン・タブレット向けのクラウドゲームアプリの売上高が増加しましたが、教育サービスにおいて、入学生徒数は増加したものの、スクーリング期間の短縮や大阪校における生徒単価が低いこと等が影響し、セグメントでは前期と同水準となりました。
営業損益は、178,485千円の営業損失(前連結会計年度は1,072,179千円の営業損失)となりました。教育サービスにおいて拠点の整理統合等により費用を削減したことや、クラウドゲーム事業において広告宣伝費等を見直したことに加え、前期に計上したゲーム機等の端末在庫の評価損が発生しなかったこと等により損失は縮小いたしました。

②放送
「放送」セグメントは、釣り専門番組「釣りビジョン」の制作、並びにBS・CS放送及びケーブルテレビ局等あての番組供給事業を行っております。
売上高は、前年同期と比べ566,756千円(11.8%)増加し、5,360,204千円(前連結会計年度は4,793,448千円)、営業利益は330,976千円(前連結会計年度は330,362千円)となりました。
「BS釣りビジョン」の視聴料収入が堅調に推移していることや制作売上が好調だったことが主な要因となり、売上高は増加しましたが、外注費の増加により営業利益は前期と同水準となりました。

③スタジオ
「スタジオ」セグメントは、映画やドラマ等の映像作品の調達、日本語字幕・吹替制作から、その作品の配給、販売を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ91,076千円(3.6%)増加し、2,638,761千円(前連結会計年度は2,547,684千円)となりました。映画配給事業は、ビデオ販売等が減少しましたが、番組販売事業のテレビ局向け番組販売や制作事業の受注が増加したことによりセグメントでは増収となりました。
営業損益は47,802千円の営業利益(前連結会計年度は253,331千円の営業損失)となりました。制作事業での原価率の改善に加え、映画配給事業での広告宣伝費等の削減、及び全社的な固定費削減効果等により黒字化いたしました。
④技術
「技術」セグメントは、デジタルシネマサービス及び「ブロードメディア®CDN」等のCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービス及びホテルの客室、会議室へのインターネットサービスの提供を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ172,303千円(12.3%)増加し、1,574,929千円(前連結会計年度は1,402,626千円)、営業利益は72,637千円(前連結会計年度は45,544千円)となりました。子会社のCDNサービスが堅調に推移していることやデジタルシネマサービスにおける映画館への配信が徐々に伸びてきていることに加え、ホテル向けインターネットサービスの提供が増加したこと等が主な要因となり、増収増益となりました。

⑤ネットワーク営業
「ネットワーク営業」セグメントは、ISPサービスや携帯電話サービス、ブロードバンド回線等の販売代理店として、通信回線販売業者等の事業者を通じて販売活動を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ600,779千円(52.7%)減少し、540,060千円(前連結会計年度は1,140,840千円)、営業損益は201,443千円の営業損失(前連結会計年度は197,408千円の営業損失)となりました。ISPサービスの販売は減少が続いていることや、新商材「光コラボ(Softbank光)」の取り扱い開始時期が想定より遅れたことから減収となりましたが、解約引当率の低下等により、営業損失は前期と同水準となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ965,446千円減少し、1,432,125千円となりました。

(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、プラス71,721千円(前連結会計年度はマイナス418,948千円)となりました。税金等調整前当期純損失として779,119千円を計上いたしましたが、これには支出を伴わない減価償却費497,462千円や減損損失435,345千円、貸倒引当金の増加額150,771千円が含まれております。また、仕入債務が増加したこと等により、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなりました。

(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、マイナス376,215千円(前連結会計年度はマイナス263,007千円)となりました。投資有価証券の売却による収入があった一方で、貸付や固定資産の取得に支出しました。

(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済や借入金の返済があったこと等により、マイナス660,920千円(前連結会計年度はプラス331,571千円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05269] S1008089)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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