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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009779

有価証券報告書抜粋 株式会社創通 業績等の概要 (2016年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢に回復の兆しはみられるものの、中国経済及び資源国経済の減速並びに年初からの円高・株安傾向とその対策としてのマイナス金利政策、さらに英国のEU離脱等欧州の不安定な要因も重なり先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境におきましては、タブレット端末・スマートフォンを含む全てのデバイスに向けた配信事業・配信サービスのインフラが世界規模で拡大すること等によるアニメファンの視聴習慣の変化に伴い、DVD・BDの市場が縮小するだけでなく、アニメーション事業の事業構造は大きく変化しております。アニメーション市場全体の海外市場への拡大が期待できるものの、製作の場面においては、短期の1クール作品が主流の傾向が加速し、1作品当たりの製作話数が減少することが、製作効率の悪化やアニメーションキャラクターのライフサイクルの短縮化の懸念材料となっております。また、二次利用の場面において、ヒットする作品は、映像ビジネスやキャラクターグッズのみならず音楽・興行・舞台等への利用の多様化・複合化することで拡大がすすみ、そうでない作品はDVD・BDの販売の減少からリクープが難しくなる等投資回収率の両極化がすすんでおります。時間をかけて新しいキャラクターを育成していくビジネスモデルが成立しづらい事業環境となっており、その転換期における資金集め及び回収方法の創意工夫がより一層必要となるとともに、企業としても新しいパートナー企業との関係づくり等、事業環境の変化への対応が急務となっております。
このような状況のもと当社グループでは、中核であるテレビアニメーション番組のプロデュースにおいて、より良い作品の企画・ビジネススキームの提案により、新たなスポンサーの獲得に注力するとともに、新たな二次利用の市場を開拓し、アニメーションキャラクターの版権ビジネスを拡大するという方針のもと、事業展開を図ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は23,185百万円(前期比3.0%減)、営業利益3,500百万円(前期比2.6%増)、経常利益3,500百万円(前期比3.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,283百万円(前期比9.1%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。

(メディア事業)
メディア事業におきましては、継続番組である「それいけ!アンパンマン」「カードファイト!!ヴァンガードG ギアースクライシス編」等の他、ガンダムシリーズ待望の新作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」及び自社原作のオリジナル作品「アクティヴレイド-機動強襲室第八係-」、その他「クロムクロ」「あんハピ♪」等の新作テレビアニメーション番組等についての製作出資・製作委員会の組成・共同運営並びにプロデュース事業を計画通り実施いたしました。さらに、ゲーム会社との協業によりスマホゲーム「夢色キャスト」をプロデュースいたしました。
また、就職情報事業を行う子会社ジェイ・ブロードについても概ね順調に推移いたしました。
これらの既存事業は堅調に推移し、懸案であったテレビアニメーション番組の収益率が改善したことから営業利益は前期に比べ増加した一方、大型のプロモーション案件を受注出来ず、また前期とほぼ同数となる27作品についてプロデュースを実施したものの、作品の総本数が減少したことから制作受託収入が減少し、前期に比べ売上高は微減となっております。
この結果、メディア事業の売上高は17,356百万円(前期比2.4%減)、営業利益1,183百万円(前期比32.6%増)となりました。

(ライツ事業)
ライツ事業におきましては、「ガンダム」シリーズの版権事業に関し、巡回型イベントを企画・主催する等キャラクターの育成に努め、「ガンダム」ファンの増加とともに玩具・アーケードゲーム・遊技機・海外の版権収入は増加したものの、国内の課金型ゲームの版権収入の減少傾向が続き、また「ガンダム」シリーズ以外の新しいキャラクターに大きなヒット作品がなく、当該版権の配分金収入が減少したことから、版権事業全体では前期に比べ売上高が減少しております。
この結果、ライツ事業の売上高は5,218百万円(前期比5.9%減)、営業利益2,335百万円(前期比8.7%減)となりました。

(スポーツ事業)
スポーツ事業におきましては、新規の球場看板広告を受注したこと等により、前期に比べ売上高が増加しております。
この結果、スポーツ事業の売上高は611百万円(前期比3.7%増)、営業利益45百万円(前期比9.8%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ417百万円増加し、15,652百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,091百万円(前連結会計年度は1,958百万円の獲得)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益3,499百万円、売上債権の増加額271百万円、仕入債務の減少額437百万円及び法人税等の支払額1,180百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は154百万円(前連結会計年度は83百万円の使用)となりました。主な要因は、有価証券の償還による収入200百万円及び投資有価証券の取得による支出343百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は518百万円(前連結会計年度は2,475百万円の使用)となりました。主な要因は、配当金の支払513百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05338] S1009779)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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