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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10096Z1

有価証券報告書抜粋 株式会社鉄人化ホールディングス 業績等の概要 (2016年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度(2015年9月1日から2016年8月31日)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気の下振れや英国のEU離脱問題など、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響、さらに国内では2016年熊本地震の経済に与える影響も懸念され、引き続き景気下押しへのリスクを抱えております。
また、一般社団法人日本フードサービス協会の2015年外食産業市場動向調査によりますと、一次会産業に位置する「居酒屋」分野が、売上高、店舗数、客数、客単価ともに前年を下回る大変厳しい環境下にあり、二次会産業を主力とするカラオケの利用頻度にも影響が出るという市況が続いております。
このような経済環境の下、当社グループは、前連結会計年度よりカラオケルーム運営事業への経営資源の集中を進めるとともに有利子負債の削減を徹底して財務体質改善を進め、さらに当連結会計年度におきましては、店舗の収益性の改善を促進、次期以降の成長ステージへの準備を行ってまいりました。また、主力事業であるカラオケルーム運営事業につきましては、全店舗の顧客層を商圏特性ごとに徹底的に分析し、その特性に応じた個別のサービスの提供や販売戦略を徹底し、既存店舗の収益力アップを重視した運営を進めております。さらに、カラオケ事業の再構築に特化するために抑制しておりました新規出店につきまして、次期以降を成長ステージと捉え、当社のカラオケ事業の強み、特色を十分に活かせるカラオケ店舗の新規出店について検討を開始いたしました。
業績面につきましては、前連結会計年度における子会社の売却等を含む事業再編の影響や、一次会産業から流れてくる二次会利用としてのカラオケの利用頻度が減少傾向にある点、さらには運営事業者間の競争環境激化等の影響により、売上高及び各段階利益は減少となりました。また、店舗で保有する固定資産につきましては、現在の事業環境及び今後の見通しを勘案し将来の回収可能性を検討した結果、減損損失として特別損失を548百万円計上いたしました。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高8,025百万円(前年同期比18.5%減)、経常利益183百万円(前年同期比58.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失349百万円(前年同期親会社株主に帰属する当期純利益290百万円)となりました。
事業の種類別セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、前連結会計年度まで「カラオケルーム運営事業」に含めておりました不動産賃貸事業につきましては、カラオケ本来の事業ではなく重要性が乏しいため、種類別セグメントに含めず「その他」に記載する方法に変更しております。前年同期比の金額及び比率につきましては、前連結会計年度を当連結会計年度において用いた種類別セグメントの区分に組み替えて算出しております。
以下の売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。
(カラオケルーム運営事業)
当事業におきましては、カラオケルーム運営事業者間の競争はますます激化しており、当社の強みを活かした事業展開による利益を重視した戦略が必須の状況となっております。既存店舗につきましては収益力を重視し、顧客層の分析、店舗原価削減やメニュー改良等の取り組みを進めたほか、適正な人員配置を行い、より効率的な店舗運営に努めてまいりました。また、当社の強みである集客効果の高いアニメやゲーム等とのコンテンツのコラボ企画を積極的に実施することにより、売上の伸張を目指しましたが、競争激化や天候不順、大型コンテンツホルダーとの供給のタイミングがうまく合わなかったこともあり、売上高は減少いたしました。さらに、新規出店の再開による売上の増加を検討してまいりましたが、首都圏該当候補地の家賃高騰もあり、あらためて出店コストの大幅な見直しに着手し、出店を次期へ繰り越したことも売上の減少要因の一つとなりました。次期においては、上記改善の継続、採算性の高い店舗の新規出店再開、人気コンテンツとのコラボ企画拡大による売上伸張を進め、営業利益の改善を進めてまいります。
業績面におきましては、比較可能な既存店※の売上高が前年同期比92.7%となりました。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は、7,528百万円(前年同期比7.8%減)、営業利益は796百万円(前年同期比17.1%減)となりました。
※ 比較可能な既存店とは、営業開始後12ヶ月を経過して営業を営んでいる店舗で前年対比が可能なものをいいます。
(フルサービス型珈琲ショップ運営事業)
京都を中心にからふね屋珈琲の屋号でフルサービス型珈琲ショップ運営を行っておりました、からふね屋珈琲株式会社につきましては、2015年7月31日に発表いたしましたとおり、保有株式のすべてを株式会社ジェイアール西日本フードサービスネットに譲渡しております。
また、フルサービス型珈琲ショップ1店舗を運営しておりました鐵人化計畫(股)有限公司につきましては、2015年1月26日に発表いたしましたとおり、清算すべく手続きを進めております。
その結果、当連結会計年度におきましては、売上高及び営業利益は発生しておりません。
なお、前年同期の売上高は795百万円、営業利益は39百万円でありました。
(CP事業)
当事業におきましては、「カラオケの鉄人モバイル」サイトを中心に運営を行っております。スマートフォンへの乗り換えも進み、売上高及び利益は減少傾向となっております。
その結果、当連結会計年度における売上高は247百万円(前年同期比22.7%減)、営業利益は145百万円(前年同期比28.0%減)となりました。
(その他)
その他の業績概要は、以下のとおりであります。
まんが喫茶(複合カフェ)運営事業におきましては、前連結会計年度に一部不採算店舗の撤退も行い、売上高は減少となりました。
収益改善の見通しが厳しい状況であったビリヤード・ダーツ遊技場運営事業におきましては、前連結会計年度に事業撤退を行っております。
音響設備販売事業におきましては、カラオケ機器及び周辺機器の販売並びに同機器のメンテナンス業務を行っておりますが、カラオケルーム運営事業への注力を進める中で、売上高は減少となりました。
また、当社100%連結子会社でアメリカ合衆国の準州であるグアムに本店を置く、TETSUJIN USA Inc.はグアム・タモン地区「Guam Reef & Olive Spa Resort」内でエンターテインメントレストラン1店舗を運営しております。メニュー改善の一貫として導入いたしましたバーベキュープランが好評を得ており、今後旅行代理店各社や現地ツアーデスクとの連携強化を進めることで、収益確保に努めてまいります。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は250百万円(前年同期比65.2%減)、営業損失は37百万円(前年同期営業利益21百万円)となりました。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比較して1,126百万円減少(前年同期は536百万円の増加)し、1,550百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果減少した資金は、59百万円(前年同期は1,175百万円の増加)となりました。主な増加要因は減損損失548百万円及び減価償却費344百万円等によるものであり、主な減少要因は税金等調整前当期純損失396百万円及び法人税等の支払額428百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、134百万円(前年同期は850百万円の増加)となりました。収入の主な内訳は子会社への貸付金の回収18百万円等によるものであり、支出の主な内訳は有形固定資産の取得89百万円及び無形固定資産の取得による支出36百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、929百万円(前年同期は1,493百万円の減少)となりました。これは主に長期借入による2,900百万円の資金調達を行った一方で、長期借入金の返済3,670百万円及びリース債務の支払72百万円等を行ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05409] S10096Z1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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