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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009DFN

有価証券報告書抜粋 フィンテック グローバル株式会社 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移したものの、アジア新興国等の景気の下振れリスクや英国のEU離脱問題が世界経済に与える影響の懸念などから依然として先行き不透明な状況が続いており、個人消費の回復には弱さが見られました。
このような経済環境において当社グループは、企業を支援するブティック型投資銀行として投資銀行業務と企業投資を中心に事業を展開し、企業のニーズに応える様々なソリューションを提供して成長をサポートするとともに、地域産業の振興・支援にも積極的に取り組んでおります。
当連結会計年度の業績につきましては、アセット売却や不動産事業の住宅販売増加により売上高が前期比37.9%増の7,485百万円となりましたが、売上原価が前期比104.1%増の5,989百万円となったため、売上総利益は前期比40.0%減の1,496百万円となりました。販売費及び一般管理費は、事業拡大による人件費増加やメッツァ事業の先行投資により6.2%増の2,527百万円となり、営業損失は1,031百万円(前連結会計年度は115百万円の利益)となりました。経常損失は為替差損211百万円を計上したことにより1,369百万円(前連結会計年度は237百万円の利益)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は1,384百万円(前連結会計年度は224百万円の利益)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであります。なお当社は、「建設事業」を構成していた岡山建設㈱の全株式を前連結会計年度に売却いたしました。この結果、当連結会計年度より当社グループの報告セグメントは、「投資銀行事業」及び「不動産事業」となりました。また売上高については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。

①投資銀行事業
当連結会計年度は、アセット投資において期初9億円の売上総利益を見込んだものの、プロジェクト獲得競争の激化及び売却が進まず資金回転が低下したことで、アセット投資に係る売上総利益は2億円に留まりました。一方で、不動産証券化のアレンジメントは案件の資金調達額が前期比193.9%増の53億円、不動産アセットマネジメントの受託資産残高は52.2%増の10,948百万円となり、業務受託が拡大しました。
企業投資においては、いくつかの案件で投資回収を実行したものの、期初計画の通り大型投資回収はなく、売上計上は限定的でありました。なお、ベンチャー企業4社への新規投資を実行しております。営業投資有価証券の残高は、前連結会計年度末に比べ274百万円減少し、1,291百万円となっておりました。
北欧の雰囲気とムーミンの世界を体験できる施設「メッツァ」は、綿密な各種マーケティングのもと事業構想、基本計画策定とその検証を経て基本設計が終了しました。
以上の結果、投資銀行事業の売上高は2,485百万円(前連結会計年度比51.4%増)、営業利益は349百万円(前連結会計年度比73.9%減)となりました。
なおメッツァは、当初、開業を2017年として準備を進めてきましたが、メッツァのコンセプトを十分に体現する施設等にするためには、広大な敷地に対するインフラ設備の構築等を含め、これまでの想定より長い工期及びその他の準備期間を設定する必要があるという結論に達しました。このため、2016年12月6日の当社取締役会にて、メッツァビレッジ開業を2018年秋、ムーミンバレーパークのグランドオープンを2019年春に変更することを決議いたしました。

②不動産事業
不動産事業は、不動産eビジネスが確立途上であり低調であったものの、住宅販売が軌道に乗って増加し、営業所の統廃合等によりコスト削減した結果、収益性が改善しました。
以上の結果、不動産事業の売上高は4,972百万円(前連結会計年度比47.5%増)、営業利益は103百万円(前連結会計年度は80百万円の損失)となりました。

③その他
㈱ムーミン物語は、当社と連携し、メッツァ事業計画の策定、検討を進めました。
㈱アダコテックは、インダストリアルIoT分野への適用が進むなど、大手企業を中心に多数の引合いをいただいております。
その他の売上高は41百万円(前連結会計年度比2.2%増)となりましたが、㈱ムーミン物語が一部負担するメッツァ開設準備費用により、営業損失は226百万円(前連結会計年度は105百万円の損失)となりました。
当連結会計年度におけるわが国の経済は、個人消費が底堅く推移し、企業収益や雇用・所得環境の着実な改善を背景に、景気は緩やかな回復を続けておりますが、新興国経済の減速の影響等により、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、2,240百万円(前連結会計年度末比2,371百万円減少)となりました。

①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金の減少は1,305百万円(前連結会計年度は1,791百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失により1,397百万円、不動産事業におけるたな卸資産の増加により497百万円減少したものの、回収による売上債権の減少により168百万円、営業投資有価証券の減少により95百万円増加したことによるものです。

②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の減少は302百万円(前連結会計年度は644百万円の減少)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が100百万円、固定資産の取得による支出が177百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式(ベターライフプロパティ㈱株式)の取得による支出が314百万円となったことで減少したものの、関係会社出資金の償還による収入により183百万円、定期預金の払戻による収入により157百万円増加したことによるものであります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金の減少は751百万円(前連結会計年度は4,761百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が390百万円の減少となり、長期借入金の返済による支出が524百万円となったことで減少したものの、長期借入れによる収入により313百万円増加したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05492] S1009DFN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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