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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10077SF

有価証券報告書抜粋 株式会社ソリトンシステムズ 研究開発活動 (2015年12月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動には、基礎的な要素技術の開発と、現在の製品の改善のための開発があります。
なお、当連結会計年度の研究開発費は280百万円であり、この他売上原価に算入されているソフトウェア開発費用601百万円と合わせ、開発活動に関する費用の総額は881百万円であります。当連結会計年度における研究開発活動の主なものの概要は、セグメント別に以下のとおりです。

(1) ITセキュリティ&クラウド
① InfoTrace Mark II V1.0の開発
昨今の標的型攻撃を特徴とするサイバー攻撃は益々深刻化しており、当該攻撃に迅速に対処し、被害を最小限に抑えるためには、セキュリティインシデント予兆の検知、疑わしい端末の調査分析、漏洩したデータの把握、他端末への被害の確認などを迅速に実施する必要があります。そのためには、会社内の端末自体の継続的なログ情報(操作、ファイル、プロセスなど)の分析が極めて効果的です。会社内の端末等エンドポイントのログ収集監視製品の定番として多くの法人顧客に対し導入実績のある当社製品「InfoTrace」をベースに、端末への負荷が少なく、サイバーセキュリティの観点から調査分析のための機能を新たに追加した「InfoTrace Mark II V1.0」を開発いたしました。
② NetAttest D3 V4.2の開発
近年、スマートフォン等のモバイル端末、音声・シンクライアントシステムの導入に伴い、ネットワークの安定性を見直す企業が増えています。「NetAttest D3」はそのような企業向けに、止まらないネットワークを提供するDHCP/DNSアプライアンスです。今回のバージョンアップでは、DHCP機能の大幅な処理速度の向上を行いました。スマートフォンなどの無線LAN端末の大規模導入により、DHCP/DNSの安定性と高いパフォーマンスを求める企業のニーズに応えます。さらに、管理画面のデザインを刷新し、より直感的な操作を可能としました。また、「NetAttest D3」の仮想アプライアンス版を同時にリリースし,様々な環境へのスピーディーかつ柔軟な導入が可能としています。
③ Soliton SecureGate/SecureBrawser V1.4.0 の開発
「Soliton SecureGate/SecureBrawser」は、モバイルワークや在宅勤務等のテレワーク、BYOD向けに、デジタル証明書認証やマルチデバイスに対応したソリューションとして、様々な企業・組織で採用されています。今回のバージョンアップでは、新たに冗長化に対応したほか、「SecureBrowser」によるログイン時や新しいタブを表示した際にブックマークやWebサイトへのショートカットを表示可能なクイックアクセス機能、個人ブックマーク機能、更に多くのユーザーの要望に応える機能をサポートし、セキュアなWebアクセス基盤へと進化しました。
④ Soliton SecureFile V1.0の開発
今日、モバイルワーク、テレワークなど、企業が競争優位性を築くための「ワークスタイル変革」が叫ばれています。それに合わせ、社外のPCやモバイル端末からでも、社内ファイルサーバーを閲覧可能にするニーズが高まっています。これを既存の環境のままで実現することは難しく、従来は必要なファイルをクラウドストレージにコピーし外部公開するケースが一般的でした。しかし、この方法ではデータやアクセス権限などの管理が煩雑化する上、新たなセキュリティリスクが生じ、対策に高いコストが掛かります。今回、この課題を解決するため、「Soliton SecureGate/SecureBrowser」のオプション製品として「Soliton SecureFile」を開発しました。既存環境に設置するだけで、いつものWindowsユーザーアカウントでファイルサーバーにアクセスし、Webベースでファイル・フォルダ一覧を表示することができます。

(2) 映像コミュニケーション
① 軽量型同録機能を開発
ライブ中継と同時にローカルディスクに録画できる同録機能を過去開発いたしましたが、本機能を動作させるには消費電力の大きく高処理性能をもったCPUが必須でした。本開発は、「Smart-telecaster Zao」の処理性能向上のために開発したREDA(Rascow Event Driven Architecture)を同録機能搭載製品に適用し、低消費電力で処理性能がより低いCPUでも動作するように開発いたしました。
② Smart-telecaster Zaoの改良
本改良は、コーデックの画質向上と北米の放送信号の解像度への対応です。本改良により「Smart-telecaster Zao」の主に北米でのビジネス展開が可能になりました。
③ Smart-telecaster HD TypeIIの改良
「Smart-telecaster Zao」で採用した音質向上のための48KHzのサンプリング・レートの対応に関して、「HD TypeII」にも適用いたしました。

(3) エコ・デバイス
① FPGAによる高性能データ処理
FPGAで実現したH.265エンコーダをアプライアンス化しました。据え置き型で 小型の映像伝送装置の開発に成功しました。H.265エンコーダは、画質改善や低遅延化を進めたことでインタラクティブ性の強い映像機器の開発が可能になりました。
② アナログミックスシグナル信号処理
低消費電力、微小信号のセンサー用信号処理ICの基礎開発を継続して行っています。特にIoT向け、センサー信号処理向け新回路方式の開発を行いました。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05592] S10077SF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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