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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007A14

有価証券報告書抜粋 日本和装ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当社グループが仲介を行う着物業界におきましては、作り手の高齢化など依然として課題は多く残るものの、経済産業省の和装振興研究会が「きものの日」の設定を提言するなど、和装文化の再興に向けた明るい兆しも伝えられております。
このような業界環境のなか、当連結会計年度における当社グループの事業は次のとおり経過しました。

当連結会計年度における当社グループは、経営資源を大都市圏に集中させる目的で、営業拠点を29拠点から15拠点へと統廃合して運営して参りました。
毎年、春と秋に開講している「無料きもの着付教室」の新規受講者については、4年ぶりに有名タレントを起用した広告を展開することで、企業認知度の向上と受講者数の増加を図りました。また、1クラス当たりの定員を少人数にした個別指導の体制をとることで、よりきめ細かな教室運営に注力しました。この結果、春、秋ともに計画の受講者数を達成し、カリキュラムに組み込んだ販売機会による取扱高も、ほぼ計画通りに推移しました。
「無料きもの着付教室」の卒業生(会員様)を対象としたイベントでは、前連結会計年度までの実績で人気の高かったイベントに絞り込んで開催し、コストバランスを意識した運営に注力しました。また、統廃合により拠点を閉鎖した地域では、会員様へのアフターフォローを兼ねたイベントを実施し、小規模ながらも取扱高の増加に寄与しました。
連結子会社については、株式会社はかた匠工芸(博多織の製造販売業)にて、前連結会計年度に出店した「男きもの専門店SAMURAI」を中心に、男きもの市場の拡大に努めました。現時点では連結業績を押下げる要因になっておりますが、市場開拓のための先行投資の段階と捉えております。日本和装クレジット株式会社(当社グループのお客様向けショッピングローン事業)では、業容の拡大よりも、安定した代金回収に注力し、業績は堅調に推移しました。海外子会社においては、ベトナムでの縫製事業が軌道に乗り、連結業績の向上に寄与しました。
以上の営業活動により、売上高については、統廃合による営業拠点数の減少が主な理由で4,978百万円(前期比13.8%減)となりました。
利益面では、株式会社はかた匠工芸の損失(営業損失20百万円)が影響したものの、営業拠点数の減少に伴う固定費の減少や、会員様向けのイベントで効率的な運営に注力したこと等が奏功し、販売費及び一般管理費が減少したことから、営業利益は241百万円(前期は営業損失294百万円)となりました。
営業外損益では、日本和装クレジット株式会社の運転資金の借入金利息を40百万円計上、資金調達手数料として支払手数料を36百万円計上した一方で、海外子会社に対する貸付金の回収に伴う為替差益5百万円を計上したこと等から、経常利益は160百万円(前期は経常損失401百万円)となりました。
特別利益では、固定資産売却益41百万円を計上しました。これは、会員様向けゲストハウスの建築予定地として、2010年12月に取得した神奈川県鎌倉市の土地を売却したことによります。一方で、特別損失では、店舗閉鎖損失21百万円を計上しました。これは、2011年11月にタイ王国に設立したNihonwasou(Thailand)Co.,Ltd.を縮小し、海外における縫製事業の拠点をベトナムに集約したこと等によるものです。
法人税等は、法人税、住民税及び事業税を22百万円、法人税等調整額56百万円を計上するとともに、過年度法人税等30百万円を計上したことにより、109百万円(前期はマイナス91百万円)を計上しました。
これらの結果、当期純利益は71百万円(前期は当期純損失503百万円)となりました。

なお、当社グループは、和服及び和装品の販売仲介を中心としたきもの関連事業の単一セグメントであるため、セグメント情報ごとの記載を省略しております。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、1,299百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は1,203百万円(前年同期は673百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が180百万円、日本和装クレジット株式会社において回収に注力したことによる割賦売掛金の減少989百万円等によるものです。
(投資活動におけるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果獲得した資金は355百万円(前年同期は249百万円の使用)となりました。これは、定期預金の解約による収入129百万円、土地の売却による収入237百万円等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は1,276百万円(前年同期は148百万円の獲得)となりました。これは、短期借入金が513百万円増加した一方で、長期借入金の返済による支出1,662百万円、社債の償還による支出100百万円、配当金の支払45百万円を行ったこと等によるものです。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05631] S1007A14)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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