シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009DUZ

有価証券報告書抜粋 株式会社アルファクス・フード・システム 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年9月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2016年12月27日)現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積もり
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表作成にあたり当社経営陣は、資産・負債及び収益・費用の報告数値及び開示に影響を与える見積もりを行なっております。当社経営陣は、これらの見積もりについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積もりによる不確実性により、これらの見積もりと実際の結果との間に差異が生じる場合があります。
① 収益の認識
当社の売上高は、月額報酬は役務提供基準、その他は検収基準にて計上されており、売上値引・売上戻し高を控除した純額となっております。
② たな卸資産
たな卸資産の評価は、商品については移動平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)、貯蔵品については最終仕入原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)となっております。
③ 貸倒引当金
当社は売上債権等の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。将来、顧客の財務状況が悪化して支払に支障があった場合、追加の引当金及び貸倒損失が発生する可能性があります。
④ 賞与引当金
当社は従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき事業年度に見合う負担額を計上しております。
⑤ 退職給付引当金
当社は従業員の退職給付に備えるため、事業年度末における退職給付債務見込額(自己都合退職による要支給額より年金資産額を控除した額)を計上しております。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における流動資産は、前事業年度末と比較して14,493千円増加し、1,035,769千円となりました。これは主に現金及び預金63,784千円の減少の一方で、売掛金51,473千円、商品14,274千円の増加によるものです。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産は、前事業年度末と比較して162,941千円増加し、687,572千円となりました。これは主にソフトウェア仮勘定89,152千円、建設仮勘定76,496千円の増加によるものです。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債は、前事業年度末比で26,669千円増加し、1,022,702千円となりました。これは主に短期借入金28,000千円の減少の一方で、1年内返済予定の長期借入金28,800千円、未払法人税等28,653千円の増加によるものです
(固定負債)
当事業年度末における固定負債は、前事業年度末比で23,291千円増加し、132,194千円となりました。これは主に社債14,000千円の減少の一方、長期借入金13,800千円、リース債務13,204千円の増加によるものです。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末比で127,212千円増加し、568,678千円となりました。これは利益剰余金127,283千円の増加によるものです。

(3)キャッシュ・フローの分析
当事業年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが176,357千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが234,855千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが11,286千円の支出となり、この結果、当事業年度末における現金及び現金同等物の期末残高は229,749千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、176,357千円の収入であり、売上債権40,550千円の増加の一方、税引前当期純利益161,198千円と減価償却費80,955千円の計上により、前事業年度に比べ82,150千円(前事業年度94,206千円の収入)の収入増となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは234,855千円の支出であり、無形固定資産の取得による支出148,313千円などにより、前事業年度に比べ96,155千円(前事業年度138,699千円の支出)の支出増となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、11,286千円の支出であり、長期借入れによる収入42,600千円(純額)があった一方で、短期借入の返済による支出28,000千円(純額)、社債の償還による支出24,000千円があったことにより、前事業年度に比べ97,555千円(前事業年度108,841千円の支出)の支出減となりました。

(4)経営成績の分析
当事業年度における売上高は2,255,622千円、売上原価は1,494,992千円、販売費及び一般管理費は568,867千円、営業利益は191,761千円、経常利益は163,361千円、当期純利益は127,283千円となりました。
売上高に関しましては、大手外食チェーンを中心に、従来からのASPサービスを核とした、トータルソリューションシステムを提供してまいりました。また、期の後半からは、パッケージ型の基幹業務システムである「飲食店経営管理システム(R)」をリリースし、規模に関係なく、外食のあらゆる業態店舗、または中食である仕出し、弁当業及び給食事業者にご利用いただけるサービスを提供いたしました。
その結果、ASPサービス事業は、月額サービス料が増加傾向にあることや、「飲食店経営管理システム(R)」のの販売などにより、前事業年度比10.3%増となりました。システム機器事業は従来からのPOSシステム、オーダーエントリーシステム及びテーブルオーダーシステムの販売が順調に推移し、前事業年度比3.9%減となり、全体の売上高は前事業年度比2.3%増となりました。

売上構成比は、ASPサービス事業1,099,431千円(構成比48.7%)、システム機器事業1,028,132千円(構成比45.6%)、周辺サービス事業128,058千円(構成比5.7%)、となりました。
売上原価に関しましては、ASP基幹業務サービス月額料の改善や、粗利率の高い機器販売に注力した結果、1,494,992千円(前事業年度比1.1%減)となりました。その結果、売上総利益は760,629千円(前事業年度比9.8%増)となりました。
販売費及び一般管理費に関しましては、販促、人材育成、研修を積極的に実施する一方で、それ以外の経費の絞込みを実施した結果、前事業年度比9.6%減となりました。
営業利益に関しましては、「飲食店経営管理システム(R)」の販売と、売上原価の圧縮が貢献し、191,761千円(前事業年度比204.0%増)となりました。
経常利益と当期純利益に関しましては、経常利益163,361千円(前事業年度比208.5%増)、当期純利益127,283千円(前事業年度比163.7%増)となりました。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
内部的な要因としては、人材の大量流出による、自社企画商品及びサービスの陳腐化等があげられます。外部的な要因としては、原油価格の高騰、BSE及び鳥インフルエンザ等の発生により、外食産業が情報システム投資を極端に抑制した場合は、POSシステム及びオーダーショットの販売に影響を与える可能性はあります。
(6)現状をふまえた今後の戦略と見通し等
外食産業は、高付加価値や健康志向等の消費者意識の変化や高齢化社会に対応した業態やメニュー開発及び食の安全・安心への取り組み等の対応を行いながら、競合企業や異業種との競争に負けない企業体制を構築する必要があり、これまでの売上拡大路線から「ロスを排除」した低コスト・高収益化への取り組みが必要であると考えられます。外食産業は、小売・流通業またはサービス業に位置づけられておりますが、「形を変え付加価値をつけて商品を提供する」製造業の一面も併せ持っており、人件費(labor cost)管理に加え食材費(food cost)のロス管理(業界内ではF/L管理と呼ばれる)の2点を同時に行う必要があります。精度の高い管理は手作業では困難であり、システム化を行うためには莫大な投資が必要になるため、一部の大手チェーンを除き根本的な対策を講じることが困難でありました。競争が激化する中、このような外食産業独自の管理手法に対応するとともに、初期投資を抑えた導入ができる業界専門のシステムが求められる時代になってきたと考えられます。
①ASPサービス事業
上記の状況を踏まえ、前事業年度に引き続き、直接販売を中心としながら、コンサルタント会社や商社系物流会社等外食業界関連企業とのアライアンスを強化し、普及のスピードを速める予定です。また、あらゆる業種でコスト低減に威力のある、パッケージ型の「飲食店経営管理システム(R)」と、現在提供しているASPサービスの融合を進めPOS、オーダリング端末を絡めたトータルでのシステム提案をさらに強化し、事業を拡大する方針であります。
②システム機器事業
前事業年度に引き続き、当社の成長性確保と規模の追及のため、直販営業に加え代理店による販売推進を行い、積極的にシェアを獲得する方針です。全社的な入れ換えが必要なASPサービス事業と比べ、1店舗単位での導入が可能な商品であるため、商談の増加が可能であり、「オーダーショット」でターゲットとする企業との取引間口開設を行い、その後当社収益の基盤であるASPサービス事業の受注に繋げて行く戦略を展開してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05633] S1009DUZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。