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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YGX

有価証券報告書抜粋 ソースネクスト株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、足踏みが長期化しており、消費者マインドの下振れ、在庫調整による生産抑制などから、力強さを欠く状況が続いております。
当社グループを取り巻く環境におきましては、2015年7月にリリースされたMicrosoft社の新OS「Windows 10」が2016年3月時点で全世界2億7千万台を突破しました。普及速度は「Windows 7」の倍以上、「Windows 8」の4倍近くでWindows史上最速と言われており、今後も「Windows 10」端末は増える見込みです(2016年3月、米Microsoft社発表による)。また、2015年12月末の携帯電話契約数は1億5,422万件(前年同期比4.8%増)、MVNOサービスの契約数(移動系通信の契約数の内数)は、1,155万件(前年同期比29.0%増)となり、いずれも堅調に推移しております(2016年3月、総務省:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表より)。
こうした状況の中、当社グループは、新規ユーザーの獲得とマーケットの拡大を背景とした、スマートフォン向けアプリ及びパソコンソフトの積極的な拡充に取り組んで参りました。

当連結会計年度では、当社の主力製品である「ウイルスセキュリティZERO」「スーパーセキュリティZERO」を始めとする「Windows 10」への有効OS拡張・機能追加版が売上に大きく寄与いたしました。また、インターネットショッピングの世帯利用率が全年代で上昇したことを背景に、自社オンラインショップも好調に推移しました(2016年3月、総務省:家計消費状況調査より)。さらには、国内主要キャリアや格安スマホ・SIM関連事業者へのアプリ提供や、人気のスマホアプリ「超便利ツールズ」の自社著作化といった、知的財産権の取得にも力を入れて取り組みました。
この結果、当連結会計年度の売上高は70億25百万円(前期比15.4%増)となり、営業利益は14億45百万円(前期比11.0%増)、経常利益は14億63百万円(前期比11.5%増)となり、当連結会計年度における営業利益、経常利益は、3年連続で過去最高益となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は、当連結会計年度において、前連結会計年度までの税務上の繰越欠損金が全額充当されたことにより、法人税等が増加したため、9億90百万円(前期比18.4%減)となりました。

その他のトピックとしては、Great Place to Work® Institute Japanが実施する、2016年「日本における働きがいのある会社」ランキング(「従業員100人~999人」部門)において第17位に選出されました。当社は、2015年版よりエントリーしており、前回(「従業員25人~99人」部門、27位)に続く2年連続のランクインとなります。
当社は、「超・少数精鋭」という基本方針のもと、個人の影響力や仲間と力を合わせる一体感、世界を変えられる実感を得ることで、1人1人の存在感や、やりがいを大切にしています。

なお、当社グループは単一セグメントでありますが、各販売チャネルの営業概況は以下の通りです。また、販売チャネルの区分を一部変更したため、前連結会計年度を変更後の区分に組み替えて比較しております。


ア)スマートフォン通信事業者(キャリア)
当チャネルでは、国内主要3キャリアが提供する定額アプリ使い放題サービスへのコンテンツ提供に注力して参りました。
「auスマートパス」は、新たに「Relax Melodies プレミアム:睡眠&ヨガ」「Staccal」「画像縮小Image Shrink」を提供し、合計26アプリ(前年同期:19アプリ)となりました。
「App Pass」へは、新たに「おしゃべり翻訳機~10カ国対応~」「プロ野球速報Widget 2015」「Staccal」を提供し、合計24アプリ(前年同期:18アプリ)となりました。
「スゴ得コンテンツ」へは、新たに「おしゃべりタイマー」「Paper Camera」「超スキャン」などを提供し、合計5サイト22アプリ(前年同期:5サイト14アプリ)となりました。
当連結会計年度は、3キャリア全てにおいて20タイトル以上のラインナップを取りそろえることができた結果、売上高は12億50百万円(前期比33.3%増)となりました。

イ)自社オンラインショップ
当チャネルでは、当社のウェブサイトに併設された「ソースネクストeSHOP」で、ソフトウェア及びパソコン関連機器を中心としたハードウェア等の販売を行なっております。
パソコンソフトは新OS「Windows 10」がリリースされたことにより、主力製品の「ウイルスセキュリティZERO」「スーパーセキュリティZERO」を始めとする「Windows 10」OS拡張キーが売上に大きく寄与しました。OSリリース直後は特に好調に推移しましたが、今後もOSアップグレード無償期間中は引き続き高水準が続く見込みです。
また、当社サイトの限定商品にも注力しました。Sony Creative Software社の「Vegas Pro 13」を含む高機能映像編集ソフトの全製品拡販企画を毎月実施した結果、好評を博しました。その他、新作では「ピタリ四角」や「フォト消しゴム」などの画像処理系ソフトも好評で、順調にユーザー数を拡大しました。
その他、セキュリティ製品ページを中心とした、ウェブサイトのリニューアルを行ない、ブランドイメージの統一化を図りました。また、Facebookページでは、新製品の発売やキャンペーンの開催情報などを適宜配信し、よりユーザーに支持されるサイト作りを行ないました。
上記の結果、売上高は、36億1百万円(前期比28.8%増)となりました。

ウ)家電量販店及び他社ECサイト
当チャネルでは、主に家電量販店及び他社ECサイトにおいて、個人ユーザー向けのパソコンソフト等の販売を行なっております。
当連結会計年度は、主力製品であるセキュリティソフトの「Windows 10対応版」を中心に拡販を進め、販売本数を増やしました。
2016年3月には新イメージキャラクターにタレントの剛力彩芽さんを起用し、販促物を一新し、全国の家電量販店に向けて展開を強化しました。
「筆王 Ver.20」は例年に比べ店頭市場が若干伸び悩み、厳しい状況となりましたが、高機能映像編集ソフト「Vegas」シリーズや「Dropbox」、「MFクラウド会計」を始めとする新作を次々に販売開始しました。
上記の結果、売上高は、19億79百万円(前期比9.9%減)となりました。

エ)その他
主に格安スマホやSIM関連事業者などの企業や教育機関、官公庁向けに、パソコンソフトやアプリの使い放題サービスやライセンスの販売を行ないました。その他の売上高は1億94百万円(前期比23.2%増)となりました。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億98百万円増加し、31億76百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ収入が25百万円減少し、16億23百万円の収入となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益が1億37百万円増加したことに対し、未払金の増加による収入が59百万円減少したこと、仕入債務の増加による収入が38百万円減少したこと、前渡金の増加による支出が25百万円増加したこと、たな卸資産の増加による支出が21百万円増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ支出が44百万円減少し、6億円の支出となりました。
主な要因は、敷金の差入による支出が2億11百万円あったこと、ソフトウェアの取得による支出が1億56百万円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ支出が4億18百万円減少し、1億21百万円の支出となりました。
主な要因は、前連結会計年度に長期借入金(シンジケートローン)の全額期限前返済による支出が5億19百万円あったこと、及び当連結会計年度に配当金の支払による支出が1億21百万円あったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05647] S1007YGX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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