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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007X09

有価証券報告書抜粋 株式会社タケエイ 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度における当社グループは、株式会社タケエイにおいて、2015年6月の子会社(株式会社リサイクル・ピア)の合併にあわせ、工場運営の効率化・契約単価の改定等、さまざまな体質改善に取り組んできた成果が下期に入り顕在化したことや、新規分野への取り組み強化、都心部における再開発プロジェクトの始動等により、期初に計画した利益を確保しました。また、年明けになり、都心における夜間の建設工事が増加傾向にあるなど、ようやく明るい兆しが見えてまいりました。さらに、新しい収益の柱のひとつとして計画を進めている木質バイオマス発電事業において、第1号となる株式会社津軽バイオマスエナジーが2015年12月に稼働し、想定どおり順調に売電を続けております。
しかしながら、廃石膏ボード再資源化事業において、建築解体工事が盛り上がりに欠けたことによる計画受入量の未達や、スクラップ関連機器製造販売の富士車輌株式会社において、鉄スクラップ市況の大幅下落により顧客の更新需要が凍結状態にあること、その他のグループ企業での新規事業において、立ち上げの遅れ等により収益化が遅れていることもあり、グループ各社の状況は明暗が分かれました。
この結果、当連結会計年度の売上高は28,560百万円(前連結会計年度比8.3%増)、営業利益は2,185百万円(前連結会計年度比12.8%増)、経常利益は2,125百万円(前連結会計年度比16.3%増)となりました。一方、昨年度は富士車輌株会社取得に関わる「負ののれん発生益」2,400百万円を特別利益に計上していたことや、当年度は旧株式会社リサイクル・ピア等の不採算資産の見直しを行い、一部減損処理(減損損失163百万円)を実施したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は1,290百万円(前連結会計年度比61.9%減)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較は変更後の区分により作成した情報に基づいて記載しております。
①㈱タケエイ
2020年東京オリンピック・パラリンピック関連の再開発案件については当初の見込みから遅れており、前半は、見込んでいた廃棄物受け入れ量が確保できませんでした。しかしながら、外国人観光客の増加等により大型商業施設やホテル等の改装工事が始まり、また年明けには都心における夜間の建設工事が急増したことから、これらの工事に伴う廃棄物の受け入れが増加しているほか、契約単価もようやく上昇に転じました。また、一昨年度より営業体制を強化して取り組んできた提案型の一括請負業務も売上に大きく寄与しました。同時に、2015年6月の株式会社リサイクル・ピアとの合併にあわせ、工場運営の効率化を図り、従前と比べ収益の出やすい体制に変わってきました。あわせて、廃棄物収集運搬業務に関わる燃料費の大幅な市況価格下落も、処理原価引き下げ要因となりました。
この結果、売上高は15,441百万円(前連結会計年度比24.5%増)、セグメント利益は1,477百万円(前連結会計年度比82.5%増)となりました。
② ㈱北陸環境サービス
定期顧客に加え、スポット案件等が寄与しました。
この結果、売上高は1,072百万円(前連結会計年度比10.0%減)、セグメント利益は524百万円(前連結会計年度比2.9%減)となりました。

③ ㈱ギプロ
当初想定していたほど首都圏における建築物の解体需要は盛り上がりませんでした。
この結果、売上高は718百万円(前連結会計年度比8.3%減)、セグメント利益は306百万円(前連結会計年度比20.0%減)となりました。


④ 富士車輌㈱
2014年6月末に子会社化した同社については、スクラップ市況の大幅下落が同社顧客の設備更新意欲に大きく影響を及ぼし、想定を大きく下回る売上・利益となり、前年度に比べ、連結業績への寄与度が大きく低下しました。こうした事態を脱却するため、年度後半での新製品投入等、新年度に向けた対応を図っております。
この結果、売上高は4,345百万円となり、セグメント利益は128百万円となりました。
なお、富士車輌株式会社については前期第1四半期連結会計期間末より連結の範囲に含めているため、業績数値の累計期間比較については記載を省略しております。
⑤ その他
「その他」の区分の主要なものとして、当社のグループの新たな柱として事業化を進めている木質バイオマス発電事業については、グループ第1号となる株式会社津軽バイオマスエナジーが、当初計画より1ヵ月遅れの事業開始となったものの、2015年12月より売電を開始した後は順調に推移しております。また、同施設で発電した電気を販売する株式会社津軽あっぷるパワー(小売電気事業)については、2016年春から地元の小中学校等公共施設への供給がスタートしております。また、2014年に子会社化した株式会社タケエイグリーンリサイクルについては、都市型バイオマス発電事業として立ち上げた株式会社横須賀バイオマスエナジー(2016年4月設立)及び周辺バイオマス発電所への燃料供給の拠点としての整備を進めるため、設備改善等の施策を優先したことから、売上・利益ともに計画を下回りました。事業準備会社の株式会社花巻バイオマスエナジーについては、今年末の稼働に向けて、現在発電設備の設置工事中です。
この結果、売上高は6,982百万円(前連結会計年度比8.4%減)、セグメント損失は26百万円(前連結会計年度は9百万円の損失)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、9,769百万円(前連結会計年度比3.3%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,153百万円(前連結会計年度比3.9%減)となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益2,153百万円、減価償却費1,912百万円、のれん償却額177百万円であり、支出の主な内訳は、負ののれん発生益153百万円、仕入債務の減少額239百万円、法人税等の支払額735百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6,295百万円(前連結会計年度比55.1%増)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出6,077百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出127百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は2,804百万円(前連結会計年度比17.2%減)となりました。
収入の主な内訳は、長期借入れによる収入8,135百万円であり、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出3,951百万円、短期借入金の減少額600百万円、自己株式の取得による支出226百万円、配当金の支払額308百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05685] S1007X09)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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