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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009C7B

有価証券報告書抜粋 アクセルマーク株式会社 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)経営成績に関する分析
(当連結会計年度の経営成績)
当連結会計年度(以下「当期」という。)における我が国の経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和策の継続を背景に企業収益や雇用環境の改善がみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、アジア新興国の景気下振れ、英国のEU離脱問題等の世界の経済は、不確実性の高まりなど先行きに不透明な要素もみられます。
当社グループの中心事業であるモバイルインターネットを取り巻く環境においては格安SIMなどの独自サービス型SIMや大手通信キャリアでの大容量通信サービスの開始などによりスマートフォン利用者の多様化が進んでおり、鈍化しつつもスマートフォン利用者の増加が見込まれます。一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラムによりますと、モバイルコンテンツ市場は、2014年から2015年にかけて前年比107%となる1兆5,632億円の規模に拡大しており、特にスマートフォン等の市場においては前年比112%である1兆4,623億円の規模へ拡大しております。
スマートフォン利用者の増加だけでなく、アプリ配信数においても2016年にはiOS、Android OSそれぞれ200万本を超え、多種多様なアプリが世の中に配信されております。ダウンロードランキングやセールスランキングでは一部を除いて毎日大きな変動を見せ、競争の激化が窺われます。スマートフォンゲーム市場においては、高い技術力及び資金力をもったデベロッパーが増えており、今後は家庭用ゲーム機向け開発と同等の技術力や開発期間の長期化・複数の開発ラインに耐えうる資金力などが必要不可欠となっていくと考えております。
また、スマートフォン広告市場は、2014年から2015年にかけて前年比123.6%となる3,717億円の規模にまで拡大し、2020年には市場規模7,527億円と急速な市場の成長が見込まれており(株式会社CyberZ/シードプランニング共同調べ)、スマートフォン広告の技術の発展による広告効果の向上や広告表現の多様化により、将来的にはテレビコマーシャルに次ぐ規模が見込まれております。
このような市場環境の下、当社グループは親会社の異動を受けて、新たな経営体制にて「次代を担う新たなコアサービスの創出」を当期の事業戦略に掲げ、機動的な経営を行ってまいりました。
以上の結果、当期の業績は、売上高3,200,472千円(前年同期比4.2%増)、営業損失377,240千円(前年同期は4,226千円の営業利益)、経常損失385,160千円(前年同期は1,897千円の経常損失)となりました。特別損益にコンテンツ事業の譲渡による事業譲渡益58,514千円を特別利益として計上、Game Creator Incubation有限責任事業組合において当初想定していた収益の回収が見込めなくなったソフトウェアの減損損失176,661千円を特別損失として計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は458,980千円(前年同期は130,374千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

各セグメントの業績は次の通りであります。

(モバイルゲーム事業)
モバイルゲーム事業につきましては、株式会社ディー・エヌ・エーとの協業でサービスを開始した「キングダム –英雄の系譜–」は2016年3月に1周年を迎え、引き続き好調に推移しております。また、初の自社IP自社配信の「ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」を完全オリジナルタイトルとして2016年4月にサービス開始、他社IPを活用した協業タイトルを含む新規タイトルの開発に着手するなど、ROI(投資対効果)を最重要指標として、積極的な投資を行ってまいりました。中でも「ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」においては、テレビコマーシャルを含む大規模なプロモーションを行い、累計400万ダウンロードを2016年9月に達成いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は1,533,745千円(前年同期比2.6%増)、セグメント損失は199,659千円(前年同期は170,427千円のセグメント利益)となりました。

(広告事業)
広告事業につきましては、主力であるスマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」及びブランド体験を高めるスマートデバイス向け広告サービス「BRAND SCREEN」の商品力の向上、販売の強化に努めてまいりました。その結果、前期比で売上は大きく伸長いたしましたが、一方で開発・運用人員の強化を行ったため人件費等が増加し、第4四半期連結会計期間において同業他社による買付強化の影響に加え、販路拡大に向けた施策を行ったことから一時的に利益率が低下したため、セグメント利益が減少いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は1,377,214千円(前年同期比16.3%増)、セグメント利益は11,021千円(前年同期比77.8%減)となりました。

(コンテンツ事業)
コンテンツ事業につきましては、新たな売上獲得を目指しスマートフォン向けサービスの拡充に努めたものの、キャリアプラットフォームを対象としたサービスでは売上の漸減傾向が続きました。売上の減少に伴い運営体制の最適化や経費の抑制により、セグメント利益の確保に努めました。
今後の成長を見込む事業への選択と集中を進めた結果、第4四半期連結会計期間において当該事業の譲渡を行いました。
以上の結果、当セグメントの売上高は290,715千円(前年同期比26.0%減)、セグメント利益は22,755千円(前年同期比0.9%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前期末に比べ206,398千円増加し、1,141,955千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と主な内容は、以下の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は335,086千円(前年同期は115,223千円の獲得)となりました。これは主に、のれん償却及び減価償却費等75,728千円、減損損失176,661千円の計上などがあったものの、たな卸資産の増加額105,264千円、税金等調整前当期純損失の計上503,307千円などによる支出要因があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は101,851千円(前年同期は269,990千円の獲得)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入624,000千円、敷金の回収による収入31,712千円などによる収入要因があったものの、定期預金の預入による支出524,000千円、無形固定資産の取得による支出138,454千円、投資有価証券の取得による支出100,300千円などによる支出要因があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は643,336千円(前年同期は91,750千円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純減額40,000千円などがあったものの、長期借入れによる収入700,000千円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05707] S1009C7B)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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