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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007QJ5

有価証券報告書抜粋 株式会社ユビキタスAI 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社は、コネクティビティ事業と組込みソフトウェア事業の2つのセグメントに区分しておりますので、研究開発活動につきましては、各セグメントについて記載しております。
(1) 概要
当社の社名ユビキタスが表現しているように、いたるところにネットワークに接続された機器(ネットワーク端末)が存在するユビキタス・ネットワーク社会にするためには、ネットワーク機能が「小さく、軽く、速い」ことが求められます。また、ユビキタス・ネットワーク社会の進展と共に、単純なネットワーク機能だけでなく、機器のセキュリティ強化のための技術や、データ管理の要素、機器自体の起動時間の短縮等、様々なソフトウェアでの性能要求が高まってきております。
また、個々の機器が相互に接続されて行く過程においては、それらを結びつけるサービス等、サーバ、インターネット側での技術要素も必要になってくることから、ユビキタス・ネットワーク社会において、総体として価値を生むソフトウェアについて幅広く、研究開発活動行っております。
(2) 当事業年度における研究開発活動の成果
① コネクティビティ事業
当事業年度は、車載機器分野における次世代技術、応用商品の開発、スマートホーム分野における応用商品の開発、及びセキュリティ関連商品など組込みソフトウェアの機能拡張に取り組みました。
a.IoTクラウドプラットフォーム
デバイスとデータを管理してIoTを実現するクラウドプラットフォーム「dalchymia」の機能の改善、効率的運用に向けた研究開発活動を継続しております。また、「dalchymia」と連携した遠隔監視サービスの開発等を行いました。
b.スマートホーム・ネットワーク
家庭内の電力使用量計測及びデマンドレスポンス技術等制御等エネルギー管理関連の実証実験と開発を行いました。
c.セキュリティ
セキュアなIoT機器の実現のため、秘匿データを厳格に管理するソリューション「Ubiquitous Securus」に関する技術開発、先端のセキュリティ技術に関する研究を、半導体メーカーとの共同での研究・試作開発と並行して行いました。なお、本ソリューションは、2015年11月に、新商品として外部発表をしております。
d.次世代車載技術
次世代の車載LAN、車車間無線技術、生体認証技術、テレメタリング等に関するいくつかの規格、技術につき、調査、分析を主とする研究を行いました。
以上の研究開発により、当事業年度におけるコネクティビティ事業の研究開発費は、94,179千円となりました。

② 組込みソフトウェア事業
当事業年度は、デバイス高速起動と組込みデータベースの各製品の基本機能の改善、適応範囲の拡大に取り組みました。
a.デバイス高速起動
「Ubiquitous QuickBoot(以下 QuickBoot)」については、今後数年でIT化、ネットワーク化が進み、クラウドとの連携が加速することが予想される車載情報機器(IVI, In-Vehicle Infotainment)分野での市場拡大を見込み、車載システムの高速起動に対する自動車メーカーや車載機器メーカーからの要求の高まりに応えるため、基本機能の改善を行い、Android対応を強化するとともに、車載情報機器に採用が見込まれる最新SoC(System on Chip)への対応強化をいたしました。
b.組込みデータベース
DeviceSQLについては、製品として完成に近い形となっており、安定性を高めるための開発作業にとどまりました。クラウドプラットフォームとの連携をはじめとしたIoT向けソリューションの可能性に関する研究開発活動を開始し、2017年3月期においても継続を予定しております。
以上の研究開発により、当事業年度における組込みソフトウェア事業の研究開発費は、6,090千円となりました。

③ その他の研究開発
当事業年度においては、9月に米国シリコンバレー地域に、Ubiquitous Corporation Silicon Valley Innovation Center(USIC)を開設し、IoT分野における先端技術のリサーチ等の活動を行っております。標準化団体や業界団体の活動にも現地で参加することにより、業界の動きにより迅速に反応することができる体制作りを進めております。
また、セキュアドローン協議会の活動に関連し、ドローンと当社製品、サービスとの連携可能性の研究等を行っております。
以上の研究開発により、当事業年度におけるその他の研究開発の研究開発費は、14,633千円となりました。

したがいまして、当事業年度における研究開発費の総額は、114,904千円となりました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05719] S1007QJ5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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