シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TD3

有価証券報告書抜粋 株式会社デサント 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度の売上高は135,778百万円(前年同期比10.3%増)、営業利益は10,376百万円(前年同期比13.6%増)、経常利益は11,053百万円(前年同期比15.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,870百万円(前年同期比19.9%増)となりました。
当社グループは、当期を最終年度とする中期3ヶ年計画「Compass 2015」の達成に向けて、「海外事業の更なる拡大」と「国内事業の再建」を事業方針として取り組んで来ました。数値面では前期において最終年度の目標である売上高1,200億円、営業利益80億円、親会社株主に帰属する当期純利益50億円を達成していますが、定性面では海外、国内ともに構造改革は道半ばの状態であり、海外事業における「デサント」ブランドのリテール事業への取り組みをはじめとしたグローバル化の推進や国内事業における自主管理売場の拡大についても、引き続き積極的に取り組んでいきます。

報告セグメントの業績は次のとおりであります。

(日本)
日本での売上高は57,017百万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益は1,807百万円(前年同期比74.3%増)となりました。売上高は品目によるばらつきはあるものの、概ね堅調に推移したことで、全体では前年実績をやや上回り、また構造改革が少し進んだことにより利益が改善しました。
(アジア)
アジアでの売上高は76,007百万円(前年同期比15.6%増)、セグメント利益は8,785百万円(前年同期比7.5%増)となりました。韓国ではアスレチックウェアが売上高、利益ともに数字を伸ばし、ゴルフウェア及びアウトドアウェアも堅調に推移しました。また、中国及び香港においては売上高は前年並みでしたが、利益は改善しました。
(欧米)
欧米での売上高は2,753百万円(前年同期比150.6%増)、セグメント損失は234百万円(前年同期は154百万円のセグメント損失)となりました。前年まではスキーウェアを中心とした事業を行っておりましたが、概ね堅調に推移しました。第2四半期連結会計期間末において、Pedes Investments Limited社及びその子会社(イノヴェイトグループ)を連結の範囲に含めたことに伴い、第3四半期連結会計期間よりイノヴェイトグループの業績を含んでおり、売上高が前年比を大きく上回りました。

取扱商品の品目別売上高の状況は次のとおりであります。
(アスレチックウェア及びその関連商品)
アスレチックウェア及びその関連商品の売上高は87,488百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
国内市場においては、「デサント」は高い保温性と快適性を持つ「水沢ダウン」を中心に好調に推移、「アリーナ」も堅調に推移しましたが、「ルコックスポルティフ」、「アンブロ」は減収となりました。韓国では「デサント」がトレーニングシューズのヒットにより大きく売上を伸ばし、「ルコックスポルティフ」も堅調に推移しました。また、2015年春夏シーズンより「アンブロ」ブランドの展開を開始しました。その他、中国においては「アリーナ」を中心に、香港においては「ルコックスポルティフ」を中心に堅調に推移しました。
主なトピックスとしては、「デサント」では、国内において大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)をプロモーションに起用した、耐久性に優れた「タフ」シリーズが好評を博し、売上に貢献しました。また、新しくスポーツブランドが考えるライフスタイルを提案する直営新業態である「デサント ブラン」を9月に東京と福岡、11月に大阪にオープンしました。更に、世界各国への拡大を目的とし、初のグローバルフラッグショップである「デサントショップロンドンカーナビーストリート」を11月に英国ロンドンにオープンしました。また、韓国では、「デサント」ブランドで、9月に「2015 デュアスロンレース アウェイクン ソウル」を開催、また11月に開催された「2015世界野球WBSCプレミア12」においてウェア契約を締結している韓国ナショナルチームが優勝し、ブランドイメージ向上に繋がりました。「ルコックスポルティフ」においては、韓国での「ツール・ド・コリア2015」を皮切りに、中国、シンガポールにおいてもサイクリングイベントに協賛し、ブランド認知度の拡大に努めました。「アリーナ」においては、瀬戸大也選手(JSS毛呂山/早稲田大学所属)と水着等のスポーツウェアに関するアドバイザリー契約を結び、当社とアジア以外で同ブランドを展開するアリーナ社(本社:イタリア)が共同で協賛した「第16回世界水泳選手権大会(ロシア カザン)」において400M個人メドレーで金メダルを獲得し、ブランド価値向上に貢献しました。
また、海外事業の拡大に向けて、8月に欧米はじめ世界約60カ国で「イノヴェイト」ブランドのトレイルランニング用オフロードシューズなどを展開するイノヴェイトグループを子会社化し、同社の持つ高い開発力を活用した当社のシューズ事業全体の拡大を推し進めています。更に、子会社であるデサントグローバルリテール株式会社を通じ、中国におけるスポーツ用品のリーディングカンパニーである安踏体育用品有限公司の子会社の安迪体育用品有限公司及び、伊藤忠商事株式会社の子会社の伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司と、中国に合弁会社を設立し、2017 年より「デサント」ブランドの中国での展開を開始します。
(ゴルフウェア及びその関連商品)
ゴルフウェア及びその関連商品の売上高は35,518百万円(前年同期比5.4%増)となりました。
国内市場においては、「ルコックスポルティフ」は売上を伸ばし、「カッターアンドバック」も堅調に推移しましたが、「マンシングウェア」、「ランバン スポール」は苦戦しました。アジア市場においては、韓国、中国、香港ともに概ね堅調に推移しました。また、「デサント」のゴルフカテゴリー「デサントゴルフ」を2015年春夏から国内と韓国でスタートし、特に韓国では順調に推移しています。
主なトピックスとしては、「マンシングウェア」において、一般社団法人日本ファッション産業協議会(JFIC)が行う「J∞QUALITY商品認証事業」において6月に企画・販売工程の企業認証を取得し、9月にはスポーツウェア区分における取得第一号として「ワンシング バイ マンシングウェア」シリーズのポロシャツが、商品認証を受けました。今回の取得により、「マンシングウェア」が考える理想的なポロシャツとして、純正の国産商品の高い技術と品質を国内、海外を問わずアピールすることで、強いブランド力の発揮が期待されます。更に、2016年1月より、日本を除くアジアの各国におけるブランドキャラクターとして、海外での人気も高い木村拓哉さんを起用し、ブランドの認知度向上を図っています。また、「ルコックスポルティフ」でウェア着用契約をしているイ ボミ プロが2015年LPGAツアー賞金女王に輝き、更に、9月に開催をしました「第46回マンシングウェアレディース東海クラシック」において、同じく着用契約をしているキム ハヌル プロが日本での初優勝を飾り、ブランドイメージ向上に繋がりました。また、ダンロップスポーツ株式会社との業務提携に基づき、日本を代表するプロゴルファーである
松山英樹プロにもサプライしている「スリクソン」ブランドのゴルフウェアの商品企画・開発・生産・販売を2016年春夏シーズンより開始しています。
(アウトドアウェア及びその関連商品)
アウトドアウェア及びその関連商品の売上高は12,771百万円(前年同期比13.6%増)となりました。
国内市場においては、「マーモット」が順調に売上を伸ばしました。また、「デサント」ブランドは韓国では好調に推移、欧米でも堅調に推移しました。

その他のトピックスとして、帝人フロンティア株式会社が新しく開発した日本初の身に纏う化粧品である「ラフィナン®」を応用したスポーツアイテムを、2016年3月から「シセイスト」ブランドより、「Uroute by shiseist(ウルウト バイ シセイスト)」として発売を開始しました。今回採用した「ラフィナン®」は素肌に直接着用することで、肌を弱酸性に整え、肌荒れを防ぎ、皮膚に潤いを与える効果があります。
また、東京都が2015年度新たに創設した「東京都スポーツ推進企業認定制度」に基づき、「東京都スポーツ推進企業」として認定されました。これはスポーツ分野における社会貢献活動を実施している企業、従業員のスポーツ活動の促進に関して優れた取り組みをしている企業等が認定される制度で、当社が実行委員会の事務局として運営全般を担当し、特別協賛している「知的障害者施設や特別支援学校の生徒を招待した目白ロードレース」の取り組みが評価されました。当社はこうしたスポーツ文化事業を通して引き続き社会貢献活動を実施していきます。 (注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。


(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ3,058百万円増加し、25,129百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、9,883百万円の収入超過(前連結会計年度は10,310百万円の収入超過)となりました。これは主な減少要因として法人税等の支払額2,951百万円、たな卸資産の増加額2,902百万円がありましたが、税金等調整前当期純利益11,201百万円、減価償却費2,638百万円の計上、仕入債務の増加額1,753百万円などの増加要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、5,245百万円の支出超過(前連結会計年度は4,313百万円の支出超過)となりました。これは主にPedes Investments Limited他グループ子会社4社(イノヴェイトグループ)の取得による支出2,205百万円、有形固定資産の取得による支出2,069百万円、無形固定資産の取得による支出949百万円によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フロ-は、925百万円の支出超過(前連結会計年度は961百万円の支出超過)となりました。これは主に配当金の支払額1,130百万円によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00601] S1007TD3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。