有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10082EA
飛島建設株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、個人消費に足踏みが見られるものの、好調な企業収益を背景に、雇用・所得環境の改善が進むとともに、設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調が続いた。国内建設市場においては、民間建設投資は、住宅投資・設備投資とも堅調に推移しており、政府建設投資も、復興関連・インフラ整備を中心として、引き続き一定規模の公共事業が見込まれる情勢において、一方では、技術者・技能労働者の需給状況及び資材費の価格動向等は今後も注視が必要であり、依然、先行き不透明な状況となっている。
このような状況のもと、当連結会計年度の連結業績については、売上高は1,207億円(前連結会計年度比1.7%増)、営業利益は66億円(前連結会計年度比102.6%増)、経常利益は60億円(前連結会計年度比125.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は61億円(前連結会計年度比149.7%増)となった。
報告セグメント別の業績は、次のとおりである。
(土木事業)
土木事業については、完成工事高は675億円(前連結会計年度比4.7%増)、セグメント利益は44億円(前連結会計年度比58.3%増)となった。
(建築事業)
建築事業については、完成工事高は521億円(前連結会計年度比2.0%減)、セグメント利益は35億円(前連結会計年度比113.0%増)となった。
(開発事業等)
開発事業等については、開発事業等売上高は10億円(前連結会計年度比12.5%増)、セグメント利益は84百万円(前連結会計年度比53.8%減)となった。
(注)「第2 事業の状況」における各事項の記載については、消費税等抜きの金額で表示している。
なお、セグメント別の記載において、売上高については「外部顧客への売上高」の金額を記載しており、セグメント利益については連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上等により42億円の資金増加(前連結会計年度は26億円の資金増加)、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により7億円の資金減少(前連結会計年度は12億円の資金増加)、財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純減等により36億円の資金減少(前連結会計年度は13億円の資金増加)となった。これらにより、現金及び現金同等物の期末残高は2億円減少し、145億円(前連結会計年度比1.6%減)となった。
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