株式会社ＴＡＫＡＲＡ　＆　ＣＯＭＰＡＮＹ 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年5月期)

(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 概要
当連結会計年度は、株主総会招集通知の売上および関連文書の翻訳の受注増加や、決算・開示に係る支援等のコンサルティングの受注が増加したことなどにより、通期の売上高は前連結会計年度に対し8.9%増加し、14,669百万円となりました。
② 売上高及び営業利益
売上高につきましては、「1 業績等の概要(1)業績」と「2 生産、受注及び販売の状況」に記載のとおりであります。
売上原価は、前連結会計年度より219百万円増加し、8,560百万円となり、原価率は3.5ポイント改善し、58.4%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度より315百万円増加し、4,538百万円となりました。
この結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ73.4%増加し、1,570百万円となりました。
③ 営業外損益及び経常利益
営業外損益は、前連結会計年度の120百万円(純額)から156百万円(純額)となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ68.3%増加し、1,727百万円となりました。
④ 特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別損益は、前連結会計年度の△2百万円(純額)から△33百万円(純額)となりました。これは、前連結会計年度に投資有価証券売却益11百万円を計上していたことや、当連結会計年度に社葬費用19百万円を計上したことなどによるものであります。
この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ65.5%増加し、1,693百万円となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は1,084百万円となり、前連結会計年度に比べ87.3%増加しました。
1株当たり当期純利益は、前連結会計年度に比べ93.4%増加し、96円99銭となりました。


(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
・ 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,291百万円(14.8%)増加し、10,022百万円となりました。これは、現金及び預金が1,104百万円、受取手形及び売掛金が167百万円それぞれ増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて546百万円(6.3%)減少し、8,074百万円となりました。これは、繰延税金資産が308百万円増加し、投資有価証券が208百万円、退職給付に係る資産が439百万円それぞれ減少したことなどによります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて745百万円(4.3%)増加し、18,096百万円となりました。
・ 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて770百万円(25.8%)増加し、3,758百万円となりました。これは、未払法人税等が427百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて1,141百万円(226.5%)増加し、1,646百万円となりました。これは、退職給付に係る負債が1,500百万円増加し、繰延税金負債が362百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,912百万円(54.8%)増加し、5,404百万円となりました。
・ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,167百万円(8.4%)減少し、12,692百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益1,084百万円の計上、退職給付に係る調整累計額1,495百万円の減少などによります。

(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,104百万円(21.8%)増加し、6,178百万円となりました。
営業活動の結果得られた資金は1,977百万円(前連結会計年度比82.5%増)となりました。
投資活動の結果使用した資金は312百万円(前連結会計年度比50.3%減)となりました。
財務活動の結果使用した資金は560百万円(前連結会計年度比29.1%減)となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。