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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZBN

有価証券報告書抜粋 日本カーバイド工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国は緩やかに景気回復を続けているものの、中国、アジア新興国や資源国では景気減速が顕著になるなど、不透明な状況で推移しました。一方、わが国では、企業収益や所得・雇用環境が改善し、個人消費も底堅さが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループにおいては、機能製品分野では、原材料価格の低下などによる収益の改善がある一方、東南アジア地域での市況低迷などによる影響を受けたほか、電子・光学製品分野や建設・建材関連分野では、需要縮小などによる影響もあり、各分野ともに減販となりました。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高は50,494百万円と前連結会計年度比6,565百万円(11.5%減)の減収、営業利益は2,235百万円と前連結会計年度比28百万円(1.2%減)の減益、経常利益は2,423百万円と前連結会計年度比26百万円(1.1%減)の減益となったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失や法人税等調整額の減少などにより、1,191百万円(前連結会計年度は1,017百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
なお、当連結会計年度より、NIPPON CARBIDE INDIA PVT.LTD.を連結の範囲に含めております。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

(機能製品)
当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品、メラミン樹脂、接着製品、マーキングフィルム、ステッカー、包装用フィルムなどであります。
このうち、ファインケミカル製品は農薬関連向けや電子材料向けが順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。メラミン樹脂製品は海外向けは堅調でしたが、国内向けが振るわず、前連結会計年度比減収となりました。接着製品は化粧品分野への拡販はあったものの、光学関連分野向けが振るわず、前連結会計年度比減収となりました。マーキングフィルムは海外向けは堅調でしたが、国内向けが低調に推移し、前連結会計年度比減収となりました。ステッカーは東南アジア地域での減販により、前連結会計年度比減収となりました。包装用フィルムは国内向けが低迷し、前連結会計年度比減収となりました。
以上により、機能製品の売上高は23,381百万円と前連結会計年度比1,756百万円(7.0%減)の減収となったものの、原材料価格の低下や生産性の向上、経費等の削減などにより、セグメント利益は2,660百万円と前連結会計年度比380百万円(16.6%増)の増益となりました。

(電子・光学製品)
当該事業の主な取扱製品は、再帰反射シート、セラミック基板、厚膜印刷製品、プリント配線板などであります。
このうち、再帰反射シートは欧州向けが低調に推移し、前連結会計年度比減収となりました。セラミック基板はスマートフォン向けやデジタル家電向けが低迷し、前連結会計年度比減収となりました。プリント配線板はアミューズメント関連をはじめ総じて振るわず、前連結会計年度比減収となりました。
以上により、電子・光学製品の売上高は12,355百万円と前連結会計年度比2,762百万円(18.3%減)の減収、セグメント損失は622百万円(前連結会計年度は73百万円のセグメント損失)となりました。

(建材関連)
当該事業の主な取扱製品は、住宅用アルミ建材などであります。
住宅用アルミ建材は主力の手摺、笠木等の販売が消費税増税前の需要増があった前連結会計年度に比べ減収となりました。
以上により、建材関連の売上高は10,475百万円と前連結会計年度比261百万円(2.4%減)の減収、セグメント利益は366百万円と前連結会計年度比57百万円(13.5%減)の減益となりました。

(エンジニアリング)
当該事業の主な事業内容は、産業プラントの設計・施工などであります。
産業プラントの設計・施工は国内外向けの大型工事案件の完工が減少しました。
以上により、エンジニアリングの売上高は7,103百万円と前連結会計年度比396百万円(5.3%減)の減収となったものの、セグメント利益は251百万円と前連結会計年度比15百万円(6.8%増)の増益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローは4,912百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは3,144百万円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動と投資活動による各キャッシュ・フローの合計)は1,768百万円の収入(前連結会計年度は397百万円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは811百万円の支出となりました。また、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末比831百万円増加して3,619百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、運転収支の改善や法人税等の支払額の減少などにより、前連結会計年度比2,473百万円収入が増加しました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出の増加などにより、前連結会計年度比307百万円支出が増加しました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済はあったものの、環境経営支援ローンなど長期借入金の調達などもあり、前連結会計年度比574百万円支出が減少しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00777] S1007ZBN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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