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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZPK

有価証券報告書抜粋 小池酸素工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国経済や欧州経済が堅調に推移したことなどにより緩やかな回復が見られたものの、中国経済の減速や原油安などから先行きは不透明な状況で推移しました。
一方、わが国経済は、政府の経済政策などを背景とした企業収益や雇用情勢の改善が見られましたが、個人消費の低迷や為替相場・株式市場での不安定さが増したことなどにより、景気回復に陰りが見え始めました。
当社グループの主需要先である造船業界では年明けからの環境規制強化を受けて、年末まで駆け込み需要の増加が見られましたが、産業機械業界では受注の減少、建設・建築業界では住宅着工戸数に一服感が見られました。
このような状況のもと、当社グループは世界市場に向けた新技術・新製品の開発、また、収益確保を目指した原価低減、経営の効率化に取り組んでまいりましたが、海外子会社においてレアル安などによる為替差損の影響を受けました。
その結果、当連結会計年度の売上高は461億34百万円(前期比0.4%増)、営業利益は22億54百万円(同47.8%増)、経常利益は19億94百万円(同22.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億3百万円(同32.0%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
機械装置
機械装置部門においては、4月にKOIKEテクノセンターにて開催した「2015年KOIKEプライベートフェア」に、定尺サイズの厚板高速加工が可能なファイバーレーザー切断機「FIBERTEC-Zシリーズ」や新型プラズマ切断装置「SUPER-400 ProⅡ」、高速穴開け加工が可能な新型ドリル「センターミスト式ドリルユニット」を搭載したNC切断機などの新製品を展示し、好評を得たことに加え、補助金制度や減税効果により設備更新が好調で、特に省エネ効果の高いファイバーレーザー切断機「FIBERGRAPH」の受注が増加しました。また、「アタックキャンペーン2015」において器具標準品(手動ガス切断機・溶断用圧力調整器等)の拡販に取り組むとともに、各地の造船所に対し、新型溶接台車「ウェルハンディミニストロング」や「ウェルバート」の実演販売活動を精力的に実施し、成果を得ることができました。さらに、新規にロスナイシステムの納入が完了するなど顧客のシステム化への対応も進めました。
海外においては、中国で開催された「第20回北京エッセン溶接溶断フェア2015」ではナビゲーションシステム搭載のCNC切断機を出展し、造船業界向けのセミナーを開催するとともに、米国で開催された「FABTECH2015」ではファイバーレーザー切断機を紹介し、多くの来訪者を集めることができました。また、アジアの当社代理店の営業員への販売トレーニングを実施するとともに、タイやインドネシアの展示会に小型CNC切断機などを出展し、積極的な営業活動を行いました。さらに、国際協力機構(JICA)からの要請によるブラジルの職業訓練校講師への鋼材切断技術に関する研修をKOIKEテクノセンターにて2度実施し、国家プロジェクトへの貢献ができました。
生産面においては、価格競争力強化を目的として、部品の一括発注システムの構築や仕様の標準化を推進し、原価低減に取り組みました。また、CO2レーザー切断機およびファイバーレーザー切断機の好調な納入を背景にNC切断機は高い生産量を維持するとともに、新開発の溶接台車の生産を開始しました。
その結果、売上高は209億44百万円(前期比1.4%増)、セグメント利益は17億62百万円(同53.2%増)となりました。
高圧ガス
高圧ガス部門においては、「2015年KOIKEプライベートフェア」を機に、切断・溶接装置販売に伴う新規ガス獲得活動を実施するとともに「アタックキャンペーン2015」においてシリンダーガスの拡販に取り組みました。また、新分野への取り組みとして、「2015国際次世代農業EXPO」において農作物の成長促進に効果のある「グリーンガス」を出展し、好評を得ることができました。しかしながら、建設機械関連では酸素・窒素・アセチレン、研究機関関連ではヘリウムの需要が減少し、販売量は低調に推移しました。
生産面においては、保安の確保・安定供給を第一に取り組むとともに、CE大型化による配送効率向上や新電力会社への移行などにより原価低減に努めました。
医療分野においては、「HOSPEX Japan2015」(医療福祉展)に手術室用映像システムと合わせて「クロモフェアF」(LED無影灯)を出展し、好評を得ることができました。酸素濃縮器においては、新製品「KM5 5touch」(軽量静音型酸素濃縮器)のレンタル件数および販売の増加により、売上を伸ばすことができました。また、「ジャスミン」(睡眠時無呼吸症候群治療装置)は、製品改良により評価が高まり、順調に契約を伸ばしました。
その結果、売上高は155億36百万円(前期比2.7%減)、セグメント利益は9億14百万円(同0.8%減)となりました。
溶接機材
溶接機材部門においては、当社の主需要先である建築・鉄骨向けの各種工事に一服感があったものの、溶接機・溶接材料の需要が底堅く推移したため、昨年を上回る販売量となりました。
溶接機器においては、「2015年KOIKEプライベートフェア」にて、今後の需要増加が見込まれる水素ガスに主眼を置き、水素ガスに対応するホースを初めて出展し、販売を開始するとともに、水素ガス用逆火防止器の受注活動にも努めました。また、安全器・ホース・マグネットの拡販を目的とした「サマーセール」、「アタックキャンペーン2015」の実施や「こいけ市」をはじめとした各種展示会での溶接機・関連商材の実演PR、溶接機材の物流網を活用した拡販を行い、成果を得ることができました。さらに、大手ユーザーから大型溶接ロボットの新規受注を獲得するとともに、個人向け一般市場への小型の溶接機・プラズマ切断機の販売増加を図るため、「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2015」への出展や首都圏のホームセンターでの実演を行い、多くの来場者を集めることができました。
その結果、売上高は86億44百万円(前期比1.1%増)、セグメント利益は2億54百万円(同9.1%増)となりました。
その他
その他の部門においては、ガス機器の品質向上、原価低減への取組、積極的な営業活動を行い、大学研究機関にヘリウム液化機2台を納入するとともに、来年度納入機の受注も確保することができました。
排ガス処理装置については、中国経済の減速に伴う設備投資計画延期などにより、十分な成果を得ることはできませんでしたが、SEMI規格を取得するとともに、新製品2機種を販売し、好評を得ることができました。
その結果、売上高は10億9百万円(前期比31.6%増)、セグメント利益は71百万円(同52.0%増)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は、86億78百万円と前連結会計年度末比5億12百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは29億3百万円の収入(前連結会計年度は38億81百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上と減価償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは10億6百万円の支出(前連結会計年度は15億74百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは12億97百万円の支出(前連結会計年度は17億1百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出と配当金の支払があったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00794] S1007ZPK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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