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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007T75

有価証券報告書抜粋 第一稀元素化学工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、個人消費や雇用情勢が底堅く推移した米国を中心に先進国で緩やかな景気回復傾向が継続しましたが、中国の景気減速や新興国経済の停滞に加え、原油安の影響もあり、全体として力強さを欠きました。
国内経済においては企業収益は堅調に推移しましたが、個人消費は弱含みで推移し、足元では日本銀行のマイナス金利政策が導入されたものの、円高や株安が進み、景気は足踏み状態となりました。
当社グループの主要顧客であります自動車業界は、国内では消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動による減少から、緩やかに回復しました。海外では、北米をはじめ中国、欧州が堅調に推移し、世界の自動車販売台数は前年比微増となり、当社製品の販売数量も前年とほぼ同水準で推移しました。
主原料の一つであるレアアースの流通価格は、主要な産出国である中国の輸出関税撤廃による下落傾向から下げ止まり、低価格で推移しております。
このような状況のもと当社グループは、積極的な販売活動、新製品開発や新規事業の開拓、コスト削減などに努め、売上及び利益の増大に注力しました。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高23,295百万円(前期比0.6%増)、営業利益4,324百万円(前期比8.2%増)となりましたが、経常利益は円高による為替差損等の影響により、3,982百万円(前期比10.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,782百万円(前期比12.5%減)となりました。
なお、用途別の事業の状況は、次のとおりであります。

(触媒)
主力製品である自動車排ガス浄化触媒用途につきましては、概ね堅調な世界の自動車販売に支えられ、販売数量は堅調に推移しました。一方で、製品単価は前期に比べ低下しました。
これらの結果、触媒用途の売上高は、14,418百万円(前期比1.1%減)となりました。

(ファインセラミックス)
歯科材料やキッチンセラミックス材料、構造体材料などの高機能材料は好調に推移しました。また、当社グループの次世代の主力製品と期待しております燃料電池材料も、着実に増加しました。
これらの結果、ファインセラミックス用途の売上高は、2,843百万円(前期比13.2%増)となりました。

(耐火物・ブレーキ材)
耐火物は、世界粗鋼生産量が減少したことにより、売上高は減少しました。ブレーキ材は、堅調な自動車生産により数量は増加しましたが、製品単価は下落し、売上高はほぼ横這いとなりました。
これらの結果、耐火物・ブレーキ材用途の売上高は、2,692百万円(前期比4.2%減)となりました。

(電子材料・酸素センサー)
電子材料は、スマートフォンなどの通信機器関連市場の成長鈍化の影響を受け、売上高は減少しました。酸素センサーは、顧客での歩留り率が向上したことなどにより、売上高は減少しました。
これらの結果、電子材料・酸素センサー用途の売上高は、1,596百万円(前期比12.4%減)となりました。

(その他)
アルミ配管溶接に使用されるセシウムフラックスは、自動車生産が堅調なことに加えて家電用途への展開が順調に進んでおり、売上高は増加しました。また、二次電池用途や合成樹脂用途などの開発品も好調に推移しました。
これらの結果、その他用途の売上高は、1,744百万円(前期比22.0%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、301百万円減少し、4,734百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果、得られた資金は4,290百万円(前期比931百万円増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益4,133百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果、使用した資金は1,508百万円(前期比364百万円減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,457百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果、使用した資金は2,949百万円(前期比1,789百万円減)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出2,255百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00806] S1007T75)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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