シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007Z9Y

有価証券報告書抜粋 三菱瓦斯化学株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
また、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 注記事項(会計方針の変更)(追加情報)」に記載のとおり、当連結会計年度より、一部の在外関連会社において国際財務報告基準(IFRS)を適用しており、当該取扱いを反映した遡及適用後の数値で前年同期及び前連結会計年度末との比較を行っております。

(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、米国が回復基調にあるものの、中国をはじめとする新興国の景気減速や資源価格の下落等もあり、全体としては不透明な状況が続きました。国内経済は、企業収益や雇用環境の改善等により、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループの売上高は、高純度テレフタル酸事業からの撤退に伴う汎用芳香族化学品の販売数量減少やメタノールの市況下落等がありましたが、㈱JSP等の連結子会社化等により、増収となりました。
営業利益は、電子材料やポリカーボネートシート・フィルムの販売数量が減少しましたが、円安及び原燃料価格の下落による芳香族化学品やエンジニアリングプラスチックス等の採算改善に加え、㈱JSP等の連結子会社化もあり、増益となりました。
経常利益は、メタノール市況の下落等に伴う持分法利益の減少や為替差損益の悪化により営業外損益が悪化したものの、営業利益の増加により、増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益の減少や、税金費用及び非支配株主に帰属する当期純利益の増加により、減益となりました。
以上の結果、売上高5,935億円(前期比639億円増(12.1%増))、営業利益340億円(前期比190億円増(126.8%増))、持分法利益166億円(前期比112億円減(40.2%減))、経常利益454億円(前期比34億円増(8.2%増))、親会社株主に帰属する当期純利益341億円(前期比92億円減(21.3%減))となりました。

事業セグメント別の業績
〔天然ガス系化学品事業〕
メタノールは、市況下落により減収となりましたが、単価の高い期首在庫を有していた前期に比べ、損益は改善しました。
メタノール・アンモニア系化学品は、円安及び原料価格の下落によりMMA系製品等の採算が改善したことから、増益となりました。
原油その他のエネルギー販売は、原油価格の下落等により、減収減益となりました。
以上の結果、売上高1,654億円(前期比193億円減(10.5%減))、営業利益41億円(前期比13億円増(49.5%増))となりました。一方、海外メタノール生産会社を中心とする持分法利益が、メタノール市況の下落やブルネイ国生産拠点での定期修繕の実施等により、113億円と前期を大幅に下回ったことから、経常利益は139億円(前期比133億円減(48.9%減))となりました。

〔芳香族化学品事業〕
特殊芳香族化学品は、円安及び原燃料価格の下落に加え、メタキシレンジアミンやMXナイロンの販売数量増加もあり、増収増益となりました。
汎用芳香族化学品は、高純度テレフタル酸事業からの撤退により売上高は減少したものの、メタキシレンや高純度イソフタル酸の輸出採算改善等により、増益となりました。
なお、㈱JSP等の連結子会社化に伴い、当連結会計年度より発泡プラスチック事業の業績を計上しております。
以上の結果、売上高2,033億円(前期比822億円増(67.9%増))、営業利益152億円(前期比122億円増(405.6%増))、経常利益137億円(前期比126億円増)となりました。

〔機能化学品事業〕
無機化学品は、半導体及び液晶向けハイブリッドケミカルの販売数量が減少しましたが、米国や韓国拠点における超純過酸化水素の販売数量増加に加え、過酸化水素の売価是正や原燃料価格の下落もあり、損益は前期並みとなりました。

エンジニアリングプラスチックスは、原料価格の下落によるポリカーボネート及びポリアセタールの採算改善や、モバイル機器のカメラレンズ向け特殊ポリカーボネートの販売数量増加等により、損益が改善しました。
ポリカーボネートシート・フィルムは、フラットパネルディスプレイ向けフィルムの販売数量が前期を下回り、減収減益となりました。
以上の結果、売上高1,687億円(前期比40億円増(2.5%増))、営業利益130億円(前期比47億円増(57.7%増))となりました。また、エンジニアリングプラスチックス関連会社を中心とする持分法利益を52億円計上した結果、経常利益は155億円(前期比64億円増(70.1%増))となりました。

〔特殊機能材事業〕
電子材料は、プリント配線板製造子会社の採算改善があったものの、主力の半導体パッケージ向けBT材料の販売数量が、低調な半導体需要に伴う在庫調整の影響により減少したことから、減収減益となりました。
「エージレス®」等の脱酸素剤は、国内食品用途の販売数量が増加したことに加え、輸出も伸長したことから、増収増益となりました。
以上の結果、売上高552億円(前期比29億円減(5.1%減))、営業利益40億円(前期比2億円増(6.8%増))、経常利益38億円(前期比2億円減(5.2%減))となりました。

〔その他の事業〕
その他の事業の売上高は6億円(前期比0億円増(6.4%増))、営業利益は2億円(前期比0億円増(18.0%増))、経常利益は2億円(前期比11億円減(79.9%減))となりました。

(注)「第2 事業の状況 1.業績等の概要 (1)業績」に記載している金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前期末より31億円増加し758億円となりました。
1)営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度は、前期比で76億円収入が増加し846億円の収入となりました。これは主に、持分法による投資利益が増加したことなどによります。
2)投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度は、前期比で83億円支出が増加し319億円の支出となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が増加したことなどによります。
3)財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度は、前期比で223億円支出が増加し473億円の支出となりました。これは主に、借入金の返済による支出や自己株式の取得による支出が増加したことなどによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00815] S1007Z9Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。