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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100760S

有価証券報告書抜粋 協和キリン株式会社 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
① 全般の状況
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高3,643億円3,334億円308億円
営業利益437億円361億円75億円
経常利益392億円295億円96億円
当期純利益297億円158億円138億円

◎ 当連結会計年度の売上高及び営業利益は、新製品の伸長や前年8月に買収したArchimedes社の影響等により増収増益となりました。
◎ 経常利益及び当期純利益は、営業利益の増加によりそれぞれ増益となりました。経常利益では、持分法による投資損失の減少があり、当期純利益では、投資有価証券売却益等の特別利益の増加がありました。
◎ 医薬事業では、医療費抑制策の推進による後発品の急激な伸長を受けて、長期収載品を中心に厳しい国内事業環境が続いておりますが、当社では4月より立ち上げたエリア戦略の下、地域ごとの医療ニーズを捉え、持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」、2型糖尿病治療剤「オングリザ」、パーキンソン病治療剤「ノウリアスト」、尋常性乾癬治療剤「ドボベット」などの主力新製品の販売拡大に注力しました。7月には、組換えDNA技術及び糖鎖制御技術を用いたアンチトロンビン製剤「アコアラン」の製造販売承認を取得しています。(販売委託先である一般社団法人日本血液製剤機構より9月に発売しています。)
また、海外においては、前年8月のArchimedes社買収をはじめとして欧州事業基盤の強化が進み、KRN23、KW-0761(日本製品名「ポテリジオ」)、KW-6002(日本製品名「ノウリアスト」)のグローバル開発が着実に進捗するなど、2016年度以降のグローバル・スペシャリティファーマへの飛躍に向けた準備が進んでいます。
さらに、KW-0761に関して、米国における進行期固形がんを対象とするがん免疫療法に関する開発提携契約をブリストル・マイヤーズスクイブ社と締結(7月)、喘息及び慢性閉塞性肺疾患で開発中のベンラリズマブ(KHK4563)について日本販売権に関する独占的オプション契約をアストラゼネカ社と締結(7月)、リツキシマブ・バイオシミラーの日本における独占的販売に関する契約をサンド社と締結(12月)するなど、自社パイプラインの更なる価値向上・充実に向けた戦略的パートナリングを推進しました。
◎ バイオケミカル事業では、健康志向の高まりで健康維持や体力増強、美容を目的とした素材に注目が集まる中、製品の付加価値を高める活動を展開しました。Setria(グルタチオン)、Cognizin(シチコリン)、Sustamine(アラニルグルタミン)等成分にブランド名をつけて商標登録を行い販売してきましたが、当期は、これらの成分のマーケティング戦略を、健康食品大国である米国を中心に、世界に展開する体制を整えました。
業績面では、医薬用アミノ酸やその他医薬品原薬等の国内販売は前連結会計年度を下回りましたが、「オルニチン」をはじめとする通販等のヘルスケア領域の売上は前連結会計年度を上回りました。海外では、為替影響に加え、欧米を中心にアミノ酸の販売が伸長し、全体として営業利益は前連結会計年度より増加しました。

② セグメント別の概況
セグメントの業績は、次のとおりであります。
医薬事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高2,792億円2,530億円262億円
営業利益362億円290億円71億円

◎ 国内の売上高は、新製品の伸長等により前連結会計年度を上回りました。
・前年12月に骨髄異形成症候群に伴う貧血を対象とした適応追加承認を取得した主力製品の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」は堅調に推移し、売上高が前連結会計年度を上回りました。
・持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」、尋常性乾癬治療剤「ドボベット」、2型糖尿病治療剤「オングリザ」及びパーキンソン病治療剤「ノウリアスト」等の新製品が順調に伸長しました。
・好中球減少症治療剤「グラン」、高血圧症・狭心症治療剤「コニール」、抗アレルギー剤「アレロック」等の長期収載品は、後発医薬品の浸透や前年4月の薬価基準引下げの影響を受けて売上高が減少しました。
◎ 海外の売上高は、前年8月から連結したArchimedes社の影響等により前連結会計年度を上回りました。
・欧州及び米国では、化学療法に伴う悪心・嘔吐治療剤「Sancuso」、癌疼痛治療剤「PecFent」及び「Abstral」等が伸長しました。なお、ProStrakan社の売上高は419億円(前連結会計年度比33.7%増)、営業利益は11億円(前連結会計年度は22百万円の営業損失)となりました。また、技術収入では、アストラゼネカ社とのベンラリズマブ(KHK4563)に関するオプション契約締結に伴う契約一時金(45百万米ドル)の売上高計上がありました。
・アジアでは、韓国や中国を中心に堅調に推移し、為替の円安進行もあり売上高は前連結会計年度を上回りました。

バイオケミカル事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高888億円839億円49億円
営業利益81億円72億円8億円

◎ 国内の売上高は、前連結会計年度を上回りました。
・医薬・医療領域の売上高は、前期に後発医薬品原薬の集中出荷があったこともあり、前連結会計年度を下回りました。
・ヘルスケア領域の売上高は、「オルニチン」をはじめとする通信販売が順調に伸長し、前連結会計年度を上回りました。
◎ 海外の売上高は、為替の円安進行もあり、前連結会計年度を上回りました。
・米国では、サプリメント向けのアミノ酸が伸長したこともあり、売上高は前連結会計年度を上回りました。
・欧州では、輸液用アミノ酸の伸長がありましたが、香粧品原料事業譲渡の影響もあり売上高は前連結会計年度並みにとどまりました。
・アジアでは、前連結会計年度にあった医薬品原薬の集中出荷はなくなりましたが、為替の円安の影響で売上高は前連結会計年度を上回りました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度前連結会計年度増減
営業活動によるキャッシュ・フロー665億円193億円471億円
投資活動によるキャッシュ・フロー△577億円168億円△745億円
財務活動によるキャッシュ・フロー△140億円△371億円231億円
現金及び現金同等物の期末残高127億円170億円△42億円

◎ 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末の170億円に比べ42億円減少し、当連結会計年度末には127億円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
◎ 営業活動によるキャッシュ・フローは、665億円の収入(前連結会計年度比243.3%増)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益414億円、減価償却費231億円、のれん償却額134億円等であります。一方、主な支出要因は、法人税等の支払額143億円であります。
◎ 投資活動によるキャッシュ・フローは、577億円の支出(前連結会計年度は168億円の収入)となりました。主な支出要因は、短期貸付金の純増加額544億円、有形・無形固定資産の取得による支出200億円等であります。一方、主な収入要因は、投資有価証券の売却による収入179億円等であります。
◎ 財務活動によるキャッシュ・フローは、140億円の支出(前連結会計年度比62.2%減)となりました。主な支出要因は、配当金の支払額136億円等であります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00816] S100760S)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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