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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100812Y

有価証券報告書抜粋 株式会社アサヒペン 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをユーザーに提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。
この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、使用されるユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。
また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は225,031千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。

(1)塗料事業
家庭用塗料では、煩わしい下地処理のサビ落としをせずにサビの上から直接塗装できる塗料「油性高耐久アクリルトタン用」を2013年に販売、2015年には、同様のコンセプトを引継ぎ、鉄部専用の「油性高耐久鉄部用」を開発しました。このコンセプトがユーザーから大きな支持をいただいたことから、油性トタン用のプレミアムグレード品「油性超耐久シリコンアクリルトタン用スーパー」を開発いたしました。サビの上から直接塗れるのは勿論のこと、優れた防錆力を持ち、ガルバニウム鋼板にも下塗りなしで直接塗れるため、用途範囲が大きく広がりました。シリコンアクリル樹脂を用いて耐久性が向上しただけでなく、紫外線劣化防止剤(HALS)を配合し、紫外線・汚れ・塩害に強い製品を開発いたしました。「さびの上から直接塗れる」塗料類が一層充実し、ユーザーのニーズに適した塗料選択の幅を拡げることができました。
また、使い切れずに不用となった塗料を簡単に固化し、燃えるごみとして廃棄できるよう「水性塗料用固化剤」、「油性塗料用固化剤」を開発し、販売しておりましたが、ユーザーにとっては、水性塗料用と油性塗料用とを使い分ける煩雑さがあり、また使用できる塗料にも制限がありました。
そこで、水性塗料、油性塗料どちらにも使用でき、さらに、うすめ液までにも適用範囲を広げた「水性・油性兼用塗料固化剤」を開発いたしました。これにより、ユーザーは水性塗料と油性塗料とで使い分ける煩雑さから解放され、不用となった幅広い塗料類を環境に負荷を掛けずに安全かつ簡単に廃棄できるようになりました。
工業用塗料では、1コートで金属調のつやあり着色仕上げができる特殊メタリック塗料「オレフィックスPNo.6950」を開発いたしました。
従来は、金属調に仕上がるメタリック塗料を下塗り後、光沢と塗膜性能アップのためにクリヤ塗料またはカラークリヤ塗料を上塗りする2コート系が主流でした。「オレフィックスPNo.6950」は、1コートにもかかわらず、金属調の光沢ある良好な仕上がりが得られるばかりか、2コート系と同等の塗膜性能を保持できております。1コートのため、工程が半減できるとの理由から、自動車用部品、スポーツ用品をはじめとする各方面での需要が見込まれます。
当事業に係る研究開発費は180,448千円であります。

(2)DIY用品事業
インテリア用品では、壁面装飾に対するユーザーニーズの拡大傾向にあわせ、貼り易く、剥がし易い壁面装飾用製品の開発に注力した結果、「透けてデコるシート」と「カベデコパネル」を開発いたしました。
「透けてデコるシート」は、透明性のある寸法安定性の良い強靭な不織布に印刷を施した装飾シートで、塩化ビニル壁紙をその凹凸や柄を生かしながら意匠性のある壁面に変えることができます。添付の粉のりを水に溶かして壁面に塗り、必要寸法にカットしたシートを貼りつけるだけで作業が終了します。強靭で寸法安定性が良いので貼り直しをしてもシート寸法が変わらず、しかも壁紙に比べ随分と軽いシートのため作業による疲れも少なく、老若男女どなたでも簡単・きれいに部屋の模様替えを楽しめます。また不用になれば容易に剥がせ、元の状態に戻すことができるので、原状回復が必要な賃貸住宅などの模様替えも気楽にできます。
「カベデコパネル」はプラスチックシートを立体的な30㎝四方の真空成型加工した壁面装飾パネルです。平らな面であれば専用の両面粘着テープを使って壁全面でも、ワンポイントでも、好みの範囲に簡単に貼ることができ、塗装により着色すれば、より意匠性が高まります。「透けてデコるシート」との組み合わせで、種々な室内装飾を楽しむことができます。
ハウスケア用品では、金属みがき「ピカピカン」のパウチ包装タイプ「ピカピカンミニ」を開発いたしました。金属缶入りと同等の保存性を有しながら、しかも開封し易く少容量なので、使い勝手が大変良くなりました。
当事業に係る研究開発費は44,583千円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00909] S100812Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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