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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009BF0

有価証券報告書抜粋 株式会社三菱総合研究所 研究開発活動 (2016年9月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、「人と組織の持続的成長」を図りつつ中長期的な事業発展に資するため、以下について研究開発を実施しております。
(1)構想力・提言力の強化を目的とした未来社会を予想する研究
(2)新技術・イノベーションを活かした新事業の開拓、既存事業の高度化につながる研究
(3)人財育成と知的基盤強化を目的とした萌芽的研究と新事業創出プログラム
これらについて全社横断的に組成した研究開発委員会が有用な研究テーマを選定・指導する体制を取っております。また、ITサービスについては、当社グループの中核企業である三菱総研DCS株式会社が研究開発を実施しております。

当連結会計年度における研究開発費は565百万円であり、セグメントごとの主な研究開発活動は、以下のとおりであります。
① シンクタンク・コンサルティングサービス
未来社会の提言を行う研究として、2050年の社会像を描いた上で長期の温暖化対策目標がどのように達成されるかを当社が開発したエネルギーモデルにより検証しました。また、長期未来を予測する研究では、AI(Artificial Intelligence:人工知能)・ロボット、ライフサイエンスの技術進歩による2030年の未来シナリオを作成し、その実現による経済効果の試算を行いました。
官公庁向け事業分野では、ヘルスケアデータを管理するPHR(Personal Health Record)*1プラットフォームの構築、地方創生事業を支援するツール群の開発、AI・ロボット技術を活用した自治体の住民サービス向け実証実験などを行いました。また、プラチナ社会の実現に向けた日本版CCRC*2 の多角展開のための事業アイデアとビジネスモデルの検討を行いました。
民間企業向け事業分野では、AIを活用したマーケティング支援サービス、知財コンサルティングサービス提供のための研究開発を行いました。
さらに、世界的に重要な社会課題をビジネスで解決する活動として、「未来共創イノベーションネットワーク」の設立準備を行い、ウェルネス分野における社会課題をイノベーションによって解決するビジネスアイデアコンテストを開始いたしました。
シンクタンク・コンサルティングサービスに係る研究開発費は、475百万円であります。

② ITサービス
クラウドを活用したビジネスの加速、多様化した利用デバイスへの対応、ビックデータの高度活用を実現するために、クラウド・コンピューティング、スマートデバイス、データ分析・分散処理技術についての研究・検証を進めております。
上記に加え、新たな技術領域として、ロボティクスやAI・機械学習についての研究・開発、アジャイル開発についての調査・研究も開始いたしました。
また、既存SI事業を支える技術分野として、オープンソース・ソフトウェア技術、これらを安全に利用するためのセキュリティ技術について研究開発を行いました。
具体的な成果として、エンタープライズマネージドクラウドサービス「FINEQloud」を開発し、2016年10月より提供開始し、AIを活用したロボティクスサービスを博物館向け接客業務に提供いたしました。また、近年増加している標的型サイバー攻撃の対策として有効なアプリケーションの可視化と制御を行うことができる、次世代ファイアウォールソリューションを大手製造業などに提供しております。
オープンソースミドルウェアJBoss*3 について、開発元のレッドハット株式会社と2013年5月に戦略提携を結び、高いコスト効率と高品質・高スピードな開発ソリューションを、人事給与サービス「PROSRV」のWebマイナンバー管理サービスや、電力事業向け料金計算システムなどに提供しております。
今後もさらなる技術研究を進め、高品質かつ多様なサービスを提供してまいります。
ITサービスに係る研究開発費は、90百万円であります。

*1 PHR(Personal Health Record):個人が自らの生涯にわたる医療・健康情報を、自身で集約・累積した記録。

*2 CCRC(Continuing Care Retirement Community):健康な時から介護時まで移転することなく安心して暮らし続けることができる米国のシニアコミュニティ。日本版CCRCは、このコミュニティを日本にふさわしい形で実現しようとするもの。

*3 JBoss:JavaEE準拠のアプリケーションサーバを中心としたオープンソースのミドルウエア

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E23492] S1009BF0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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