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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10079PB

有価証券報告書抜粋 株式会社セルシード 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策の効果を背景に企業収益や雇用・所得環境の改善傾向が継続し、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外においては、アメリカの金融政策が正常化に向かう中、中国経済の減速などが懸念材料となり、依然として不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く先端医療・再生医療分野におきましては、再生医療の普及を目的に新たに施行された「医薬品医療機器法(2014年11月施行)」にもとづく第1号製品が2015年9月に承認されるなど、再生医療等製品の産業化が進みつつあります。
このような環境のもと、当社グループは欧州における食道再生上皮シートを中心とした細胞シート再生医療事業の開発を積極的に推進していくことを目的として、連結子会社をスウェーデンに設立いたしました。また、細胞シート製造を安定的かつ迅速に推進することを目的として、新たに自社で東京都江東区(テレコムセンタービル)に細胞培養施設を設置することを決議し、2016年12月期中の運営開始を目指し準備を進めました。また、細胞培養施設設置に合わせて本社機能を同ビルに移転いたしました。
このような活動を行った結果、当連結会計年度の売上高は193,118千円(前連結会計年度比106,792千円の増加)、営業損失は568,066千円(前連結会計年度比33,882千円の減少)、経常損失は531,523千円(前連結会計年度比45,513千円の減少)、当期純損失は535,253千円(前連結会計年度比47,445千円の減少)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
① 再生医療支援事業
再生医療支援事業では、温度応答性細胞培養器材に関する研究開発活動に取り組みました。また販売面では、中長期的な販売促進活動を見据え営業人員を増員し、積極的な顧客訪問や学会参加等の販売促進活動に取り組みつつ、新規導入商材の開発に向けた探索・選定活動を推進いたしました。
このような活動を行った結果、売上高は80,618千円(前連結会計年度比5,707千円の減少)、営業損失は44,511千円(前連結会計年度比12,936千円の増加)となりました。
② 細胞シート再生医療事業
細胞シート再生医療事業では、食道再生上皮シート及び軟骨再生シートの細胞シート再生医療製品パイプラインの自社開発を中心とした研究開発を推進しております。
当社グループは当期の具体的な施策の一つとして、食道再生上皮シートについて、当期下期中の日欧での治験開始を目標として開発を進めて参りました。日本では12月に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ治験届を提出いたしましたが、提出後の調査期間中PMDAからの照会への対応をすすめる中で、治験症例数については、当初予定していた症例数に比して、より少数例での治験実施が可能と判断できること、また実施中の非臨床試験については、試験成績の取得等を含めた一部見直しが必要であるとの判断にいたったことから、いったん治験届を取り下げ、2016年4月前後に改めて提出することといたしました。欧州ではスウェーデンにおいて治験開始に向けた現地規制当局であるスウェーデン医薬品庁との事前相談を進めて参りました。現在の食道再生上皮シートの開発内容・進捗を踏まえると、欧州全体の販売承認を見据えた治験計画として検討すべきという旨の提案をスウェーデン医薬品庁から受けました。この提案は、欧州での事業化スケジュールを早める可能性がある提案であると捉え、当期中のスウェーデンでの治験届提出を延期し、改めて欧州全土を管轄する規制当局である欧州医薬品庁に面談を申し入れることといたしました。
また12月に、Emmaus Medical Inc.との間で、2011年4月に締結した、「米国における角膜再生上皮シート共同開発・事業化契約」及び「共同研究開発基本契約」終結を決定し、2012年3月に受領しておりました一時金112,500千円を前受金勘定より売上高として計上いたしました。
このような活動を行った結果、売上高は112,500千円(前連結会計年度比112,500千円の増加)、営業損失は236,544千円(前連結会計年度比78,735千円の減少)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて853,856千円減少し、2,067,607千円となりました。当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は675,669千円(前連結会計年度比66,525千円の支出増)となりました。これは主に、前受金の減少による支出102,500千円、税金等調整前当期純損失を531,523千円計上したことなどによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は275,003千円(前連結会計年度比273,511千円の支出増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出245,132千円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は151,697千円(前連結会計年度比686,844千円の収入減)となりました。これは主に、新株予約権の行使による新株の発行による収入148,050千円などによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24158] S10079PB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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