シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008R58

有価証券報告書抜粋 株式会社ボルテージ 業績等の概要 (2016年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続くなかで、企業収益は改善傾向がみられました。また、個人消費は、実質総雇用者所得は緩やかに増加しておりますが、消費者マインドに足踏みがみられ、概ね横ばいとなっております。
モバイルビジネスを取り巻く環境は、スマートフォン端末所有率は、2016年に前年比1.5%増の70.7%となっております(注1)。また、モバイルコンテンツ市場については、2015年に前年比7.3%増の1兆5,632億円(注2)となっております。
このような環境の下、当社グループは、「恋愛と戦いのドラマ」をテーマとしたコンテンツ作りを追求し続けるとともに、中期戦略として、日本語版恋愛ドラマアプリのノウハウを英語版恋愛ドラマアプリ及びサスペンスアプリへ展開することで、ターゲット市場の拡大を図っております。当連結会計年度は、日本語版恋愛ドラマアプリの新規ユーザー獲得及び既存ユーザーのARPPU(注3)向上、英語版恋愛ドラマアプリの注力路線の絞り込み、サスペンスアプリの新規タイトル投入とKPI向上により、さらなる収益の拡大に努めてまいりました。なお、当連結会計年度第4四半期以降は、事業を基幹事業と新規事業の区分で運営しております。

当連結会計年度における売上は、日本語版恋愛ドラマアプリのF2P(注4)は、前期比でソーシャル専業PF(注5)向けが大幅に減少しましたが、主に「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」が好調に推移したことにより、OS系PF(注6)向けが大幅に増加しました。P2P(注7)は、前期比でOS系PF向け及びキャリア公式PF(注8)向けが大幅に減少しました。全体としては、前期比及び計画比で増加し、9,467,729千円(前期比6.4%増)となりました。
英語版恋愛ドラマアプリは、L10N(注9)は前期比で増加しましたが、一部新規タイトルが低調に推移したこと等により計画を下回りました。DRAGON(注10)は、AmeMixシリーズ化によるユーザー数の増加等により前期比で大幅に増加しましたが、広告抑制等により計画を下回りました。US REAL(注11)は、初のF2Pタイトルを投入し前期比で増加しましたが、ローンチ後ろ倒し等により計画を下回りました。全体では、計画比で減少しましたが前期比で増加し、1,680,159千円(前期比12.5%増)となりました。
サスペンスアプリは、収集・育成要素を含む新規タイトルを投入しましたが、前期比及び計画比で大幅に減少し、43,932千円(前期比78.7%減)となりました。
その他新規アプリは、キャラ推し新シリーズ「LOVE☆スクランブル」を投入しましたが、配信開始及びそれに伴うプロモーション展開の後ろ倒し等により計画比で大幅に減少し、27,525千円となりました。
以上により、売上全体では、前期比では増加しましたが、計画を下回りました。
費用は、OS系PF向け売上の増加による販売手数料の増加、コンテンツ数の増加及び名作IP(注12)タイトルのロイヤリティ増加等に伴う外注費の増加、及び新規コンテンツの開発稼働減少に伴う他勘定振替の減少等がありました。また、広告宣伝費は、モバイル広告の追加出稿等があり計画比で増加しましたが、全体としては効率的に使用し前期比で大幅に減少しました。
以上により、費用全体では、前期比で若干増加し、概ね計画通りとなりました。
営業利益は、売上の増加が費用の増加を上回ったことにより、前期比で大幅に増加しましたが、売上が計画を下回った影響により計画比で大幅に減少しました。また、経常利益は、前年比で若干増加しましたが、主に円高ドル安による為替差損が60,393千円発生したことにより、計画比で大幅に減少しました。さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は、ソフトウエアの減損損失56,245千円を計上したこと等により、前年比で減少し、計画を大幅に下回りました。

以上の結果、当連結会計年度における売上高は11,219,347千円(前期比5.8%増)、営業利益は530,872千円(前期比13.6%増)、経常利益は488,395千円(前期比0.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は210,430千円(前期比9.5%減)となりました。

当連結会計年度における主な取り組みは、以下の通りであります。

[日本語版恋愛ドラマアプリ]
(F2P)
新規タイトル「LINE 悪魔と恋する10日間 Heaven's Kiss」が計画比で低調に推移しましたが、「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」はテレビCMの出稿による新規ユーザー獲得等により計画を大幅に上回りました。また既存タイトルでは、「天下統一恋の乱 Love Ballad」がイベントの好調やボイス機能実装等により計画を大幅に上回りました。
ユーザー獲得施策は、2015年9月に出稿した「花より男子~F4とファーストキス~」のテレビCMは計画を下回ったものの、2015年11月及び2016年2月に出稿した「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」のテレビCMでは、計画を大幅に上回る効果が得られました。

(P2P)
新規タイトル「教師たちの秘密の放課後」や既存タイトル「恋人は公安刑事」等が計画を上回った一方、既存タイトル「偽りの君とスキャンダル」等の一部タイトルが計画を下回りました。ユーザー獲得施策は、2015年9月に「上司と秘密の2LDK」のテレビCMを出稿し、概ね計画通りの効果が得られました。

[英語版恋愛ドラマアプリ]
(L10N)
新規タイトル「Samurai Love Ballad:PARTY(注13)」等が計画を上回り好調に立ち上がった一方、「Gossip Girl:PARTY Style Your Love(注14)」等の一部新規タイトルや「Sleepless Cinderella:PARTY(注15)」等の一部既存タイトルが計画を下回りました。ユーザー獲得施策は、2015年7月から8月及び12月にコンテンツ横断イベントを実施し、概ね計画通りの効果が得られました。

(DRAGON)
新シリーズAmeMixを確立し、初期2作は計画を下回ったものの、ユーザー数を着実に増加させ、ファン層を形成しました。

(US REAL)
初のF2Pタイトル「Kisses & Curses」をローンチし、売上、KPIは計画を下回ったものの、開発オフショア化によるコスト削減等による収益改善を行いました。

[サスペンスアプリ]
収集・育成要素を含む新規タイトル「六本木サディスティックナイト」のローンチ後ろ倒し及びそれに伴う広告出稿の後ろ倒し等があり計画を下回ったものの、継続的なベース改善を行い、継続率が向上するなど一定の成果を得ました。

[その他新規アプリ]
初のパズルアクションゲーム「LOVE☆スクランブル」のローンチ後ろ倒しにより計画を下回ったものの、順調に新規ユーザーを獲得しました。

(注)1.出所:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ「メディア定点調査2016」2016年6月20日発表
2.出所:一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム「2015年モバイルコンテンツ関連市場規模」2016年7月25日発表
3.ARPPU:Average Revenue Per Paid Userの略称。課金ユーザー1人あたりの平均売上金額
4.F2P:Free-to-Playの略称。基本プレイ無料・アイテム課金制のコンテンツ
5.ソーシャル専業PF:GREE、Mobage、mixi、Ameba等のSNS PF
6.OS系PF:App Store、Google Play等のアプリマーケット
7.P2P:Pay-to-Playの略称。ストーリー単位の個別課金制のコンテンツ
8.キャリア公式PF:NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが運営するサイト
9.L10N:北米市場向けアニメ絵であり、日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳したコンテンツ。Localizationを意味する省略表記
10.DRAGON:北米市場向けアニメ絵であり、北米市場向けに作ったコンテンツ。北米向けにアレンジされたドラゴンロール寿司に
由来。対ユーザー呼称AmeMix(アメミックス)
11.US REAL:北米市場向けリアル絵のコンテンツ(旧:USオリジナル)
12.名作IPタイトル:他社の知的財産を用いたタイトル
13.邦題:「天下統一恋の乱 Love Ballad」 14.邦題:「ゴシップガール~セレブな彼の誘惑~」
15.邦題:「眠らぬ街のシンデレラ」

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して417,243千円増加し、2,237,800千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払い246,261千円等による資金の支出があったものの、税金等調整前当期純利益424,666千円、減価償却費434,409千円、売上債権の減少427,452千円等があったことにより、920,017千円の資金を得る結果(前期は424,526千円の資金を得る結果)となりました。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、コンテンツシステム開発等に伴う無形固定資産の取得による支出250,532千円、敷金の差入による支出39,775千円、差入保証金の差入による支出42,960千円等により、372,070千円の資金を支出する結果(前期は763,514千円の資金を支出する結果)となりました。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入7,007千円があったものの、配当金の支払76,560千円があったことにより、69,552千円の資金を支出する結果(前期は90,132千円の資金を支出する結果)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24392] S1008R58)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。