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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009BYW

有価証券報告書抜粋 イー・ガーディアン株式会社 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、現政権による経済、金融政策などの効果もあり、企業収益や雇用情勢の改善により、緩やかながら景気は回復基調で推移したものの、イギリスのEU離脱決定、中国や新興国経済の減速による海外景気の下振れリスクの増大など、依然として先行きは不透明な状況となっております。
一方、モバイルを含む国内のインターネット関連市場におきましては、スマートフォンやタブレット端末の普及を背景にソーシャルゲーム市場をはじめ、引き続き市場成長が継続しており、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されます。
また、投稿掲示板やブログ・SNSなどのコミュニティサイトを含むソーシャルWEBサービス(※)の活性化が進む一方で、相次ぐ大企業の個人情報漏洩事件やWEBアプリケーションの脆弱性を狙ったパスワード攻撃、WEBサイト改ざんなど、インターネットに関するセキュリティ侵害は年々深刻化しており、全てのインターネットユーザーが安心してインターネットを利用できるよう、安全性を求める声は一層高まりを見せております。投稿監視やカスタマーサポート(以下、「CS」という)のニーズに加え、WEBアプリケーションの技術面におけるセキュリティに関する関心もますます増加しております。

用語説明
(※)SNSやブログ等のソーシャルメディアや、ソーシャルゲーム、ソーシャルコマースなどの、個人同士双方向のコミュニケーションが介在する全てのインターネットメディア

このような環境のもと、当社グループは総合ネットセキュリティ企業を目指し、各分野でNo.1サービスの量産を目標に、事業拡大及び収益性向上を追求してまいりました。実用化が加速するバーチャルリアリティ(※)(以下、「VR」という)コンテンツにおいて、課題解決に対応するVR対策専門部隊「チームVRガーディアン」を発足いたしました。ゲーム業界を中心にVR関連の開発が活発に行われている中で、VR酔い対策やVRデバッグサービスといったサービスを提供することで、VRコンテンツの品質向上に貢献してまいります。
加えて、2016年9月に大阪センター(大阪府大阪市)の増床移転をいたしました。同センターの規模を従来の約2倍に拡張し、多様化する顧客ニーズや市場拡大・変化に適合した各種サービスの提供に対応することで、事業拡大に努めてまいります。これにより、総合ネットセキュリティ企業として更なる飛躍を目指し、当社グループの事業拡大を図り、企業価値向上を目指してまいります。

用語説明
(※)「仮想現実」「人工現実感」とも呼ばれる、コンピュータなどで作り出されたサイバースペースをあたかも現実のように体験する技術のこと

この結果、当連結会計年度における売上高は3,813,968千円(前年同期比26.3%増)、営業利益は562,403千円(前年同期比71.2%増)、経常利益は554,717千円(前年同期比58.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は350,584千円(前年同期比82.4%増)となりました。

当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。業務の種類別の業績は以下の通りであります。

① ソーシャルサポート
近年急成長しているソーシャルメディアにおいて、監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や大型案件の獲得に注力いたしました。LINE公式アカウント運営者の負担軽減を目的に、24時間365日体制で運用に必要な運営オペレーションを提供する「LINE公式アカウント運用代行サービス」の提供を開始いたしました。配信コンテンツの制作進行管理・投稿代行・投稿監視・レポート作成を運営者に代わり行い、サービスの付加価値を高めることで、既存顧客への深耕営業や新規開拓、競合からのスイッチングを図り、シェア拡大を目指してまいりました。
その結果、売上高は1,442,830千円(前年同期比4.6%増)となりました。

② ゲームサポート
豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、コンシューマー向けゲームを制作している大手企業からの新規案件獲得に注力いたしました。市場の拡大が続いているソーシャルゲームにおけるサービス展開に注力するとともに、多様化する顧客ニーズやデバッグ需要に対応すべく、当社グループの様々なサービスを併せて提供することで付加価値を高め、競合からのスイッチングを図ってまいりました。また、熊本地震の影響により一時稼動を停止していた熊本センター(熊本県熊本市)の業務を再開し、事業拡大及び収益性向上を目指してまいりました。
その結果、売上高は1,659,995千円(前年同期比52.5%増)となりました。

③ アド・プロセス
既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型と地方センターを組み合わせた効率的な運用により競合他社との差別化を図り、既存顧客の深耕や新規開拓、大型案件の獲得を目指してまいりました。また、顧客へ常駐し業務を実施する常駐型案件の受注体制の整備と拡大や、ネット広告の伸長によるリスティング等の運用型広告の案件獲得に努め、売上拡大を目指してまいりました。
その結果、売上高は504,637千円(前年同期比22.1%増)となりました。

④ その他
人材派遣業務におきましては、リンクスタイル株式会社において、当社グループ全体の人材を採用・育成し、顧客先常駐(派遣型)ニーズに応えることで規模拡大を図ってまいりました。サイバーセキュリティ分野におきましては、HASHコンサルティング株式会社において、トライベック・ストラテジー株式会社と共同で開始したWEB担当者向け簡易版セキュリティ診断サービスや、オープンソースで無料提供され世界中で使用されているWEB脆弱性診断ツールのひとつであるOWASP ZAPを使用した、脆弱性診断の手法をハンズオン形式で説明する「脆弱性検査ハンズオンセミナー with OWASP ZAP」を新サービスとしてを提供開始するなど、着実に受注を増やしてまいりました。
加えて、2016年2月1日に、コンプライアンス調査業務を専門に行う当社100%出資の子会社「リアル・レピュテーション・リサーチ株式会社」を新設いたしました。近年、企業には利益や事業規模といった経済的性質だけでなく、CSRなど社会的性質についてもより高度なものが求められるようになってきており、その倫理性・公正性についてのレピュテーションが大きく取り上げられるようになっております。これらレピュテーション・リスクに対する今までになかった形の情報提供・マネジメント支援を行うことで、受注拡大を目指してまいりました。
その結果、売上高は206,505千円(前年同期比50.5%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は1,604,137千円となり、前連結会計年度末における資金1,170,932千円に対し、433,205千円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は494,382千円(前連結会計年度は393,089千円の収入)となりました。
これは主に、法人税等の支払による支出177,009千円があったものの、税金等調整前当期純利益の計上533,553千円、減価償却費の計上57,704千円、未払金の増加53,366千円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出された資金は76,486千円(前連結会計年度は90,984千円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出63,853千円、差入保証金の差入による支出12,326千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は15,309千円(前連結会計年度は27,556千円の収入)となりました。
これは主に、配当金の支払による支出23,073千円があったものの、株式の発行による収入37,499千円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24917] S1009BYW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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