有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XL8
ネクセラファーマ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年3月期)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況、1.連結財務諸表等、(1)連結財務諸表、連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」に記載のとおりです。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績及び分析は以下のとおりです。
連結経営成績
(単位:百万円)
(注)2015年2月において行った企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴い、2015年3月期の連結財務諸表を遡及修正しています。
(売上収益、売上総利益)
当連結会計年度の売上収益は、前連結会計年度と比べ4,480百万円(122.0%)増加し、8,151百万円となりました。これは主にシーブリⓇ(NVA237)及びウルティブロⓇ(QVA149)のマイルストンの発生とロイヤリティが増加したこと、Heptares社のパイプラインを導出したことに伴う一時金を受領したことによるものです。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比べ32百万円(3.1%)増加し、1,075百万円となりました。これは主に上記の売上収益、売上総利益の増加と、収益増加に応じた研究開発費、販売費及び一般管理費の増加よるものです。
(当期利益)
当連結会計年度の当期利益は、前連結会計年度と比べ2,057百万円減少し、1,547百万円の損失となりました。これは主に営業損益の増加と、マイナスの法人所得税費用が発生した一方で、企業結合による条件付対価の公正価値変動による評価損と、借入金に関する利息費用が発生したことによるものです。
なお、研究開発費、販売費及び一般管理費の状況は、次のとおりです。
研究開発費、販売費及び一般管理費の内訳
(単位:百万円)
(注)2015年2月において行った企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴い、2015年3月期の連結財務諸表を遡及修正しています。
(研究開発費、販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の研究開発費は、前連結会計年度に比べ3,359百万円増加し、3,916百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比べ1,281百万円増加し、3,293百万円となりました。これは主に当連結会計年度においては、Heptares社のパイプライン拡充のための費用が増加したことによるものです。
当社グループは、各子会社を構成単位とし、国内医薬事業と海外医薬事業にセグメントを区分しています。セグメント別の状況は次のとおりです。
(国内医薬事業)
当連結会計年度における国内医薬事業の売上収益は197百万円となりました。これは前連結会計年度に比べてノルレボ錠に関するロイヤリティが増加したことによるものです。また営業損益は192百万円悪化し、537百万円の営業損失となりました。
(海外医薬事業)
当連結会計年度における海外医薬事業の売上収益は、前連結会計年度に比べ4,464百万円増加し、7,954百万円となりました。前連結会計年度との差は、主にシーブリⓇ(NVA237)及びウルティブロⓇ(QVA149)のマイルストーンの発生とロイヤリティが増加したこと、Heptares社のパイプラインを導出したことに伴う一時金を受領したことによるものです。また、営業利益は前連結会計年度に比べ698百万円減少し、1,665百万円となりました。
(3)財政状態に関する分析
当連結会計年度末における財政状態及びキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
財政状態及びキャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
(注)2015年2月において行った企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴い、2015年3月期の連結財務諸表を遡及修正しています。
(資産)
当連結会計年度末の資産は47,354百万円と、前連結会計年度末と比べ479百万円の減少となりました。これは、主に、前連結会計年度末に比べて現金及び現金同等物が増加した一方で、営業債権及びその他の債権が減少したこと、為替レートの変動によりのれん及び無形資産の評価額が減少したことによるものです。
(企業結合による条件付対価に関する事項)
2015年2月に連結子会社化したHeptares社が将来受領するマイルストンやロイヤリティ収入の額に応じて、当社が追加で支払う株式取得の対価の見込額を企業結合による条件付対価として、9,994百万円を非流動負債に計上しています。これは2015年2月に公表した最大220百万米ドルのHeptares社の株式取得に係る条件付対価に時間的価値等を考慮して計算しています。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期損失を3,297百万円計上した一方で、条件付対価に係る公正価値が増加したこと、営業債権が減少したこと等により、前連結会計年度と比較して4,378百万円増加し、4,471百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得及び、研究開発に関連する支出により、337百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、みずほ銀行からの資金の借入を返済した一方で、株式の発行による収入があったことにより、863百万円の収入となりました。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況、1.連結財務諸表等、(1)連結財務諸表、連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」に記載のとおりです。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績及び分析は以下のとおりです。
連結経営成績
(単位:百万円)
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
売上収益 | 3,671 | 8,151 | 4,480 |
売上総利益 | 3,602 | 8,147 | 4,544 |
営業利益 | 1,043 | 1,075 | 32 |
当期利益 | 510 | △1,547 | △2,057 |
(売上収益、売上総利益)
当連結会計年度の売上収益は、前連結会計年度と比べ4,480百万円(122.0%)増加し、8,151百万円となりました。これは主にシーブリⓇ(NVA237)及びウルティブロⓇ(QVA149)のマイルストンの発生とロイヤリティが増加したこと、Heptares社のパイプラインを導出したことに伴う一時金を受領したことによるものです。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比べ32百万円(3.1%)増加し、1,075百万円となりました。これは主に上記の売上収益、売上総利益の増加と、収益増加に応じた研究開発費、販売費及び一般管理費の増加よるものです。
(当期利益)
当連結会計年度の当期利益は、前連結会計年度と比べ2,057百万円減少し、1,547百万円の損失となりました。これは主に営業損益の増加と、マイナスの法人所得税費用が発生した一方で、企業結合による条件付対価の公正価値変動による評価損と、借入金に関する利息費用が発生したことによるものです。
なお、研究開発費、販売費及び一般管理費の状況は、次のとおりです。
研究開発費、販売費及び一般管理費の内訳
(単位:百万円)
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
研究開発費 | 557 | 3,916 | 3,359 |
販売費及び一般管理費 | 2,011 | 3,293 | 1,281 |
(内訳)人件費 | 425 | 1,222 | 796 |
委託費 | 1,051 | 653 | △397 |
その他 | 534 | 1,417 | 882 |
(研究開発費、販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の研究開発費は、前連結会計年度に比べ3,359百万円増加し、3,916百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比べ1,281百万円増加し、3,293百万円となりました。これは主に当連結会計年度においては、Heptares社のパイプライン拡充のための費用が増加したことによるものです。
当社グループは、各子会社を構成単位とし、国内医薬事業と海外医薬事業にセグメントを区分しています。セグメント別の状況は次のとおりです。
(国内医薬事業)
当連結会計年度における国内医薬事業の売上収益は197百万円となりました。これは前連結会計年度に比べてノルレボ錠に関するロイヤリティが増加したことによるものです。また営業損益は192百万円悪化し、537百万円の営業損失となりました。
(海外医薬事業)
当連結会計年度における海外医薬事業の売上収益は、前連結会計年度に比べ4,464百万円増加し、7,954百万円となりました。前連結会計年度との差は、主にシーブリⓇ(NVA237)及びウルティブロⓇ(QVA149)のマイルストーンの発生とロイヤリティが増加したこと、Heptares社のパイプラインを導出したことに伴う一時金を受領したことによるものです。また、営業利益は前連結会計年度に比べ698百万円減少し、1,665百万円となりました。
(3)財政状態に関する分析
当連結会計年度末における財政状態及びキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
財政状態及びキャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
資産 | 47,833 | 47,354 | △479 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 92 | 4,471 | 4,378 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △22,018 | △337 | 21,680 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 19,864 | 863 | △19,000 |
(資産)
当連結会計年度末の資産は47,354百万円と、前連結会計年度末と比べ479百万円の減少となりました。これは、主に、前連結会計年度末に比べて現金及び現金同等物が増加した一方で、営業債権及びその他の債権が減少したこと、為替レートの変動によりのれん及び無形資産の評価額が減少したことによるものです。
(企業結合による条件付対価に関する事項)
2015年2月に連結子会社化したHeptares社が将来受領するマイルストンやロイヤリティ収入の額に応じて、当社が追加で支払う株式取得の対価の見込額を企業結合による条件付対価として、9,994百万円を非流動負債に計上しています。これは2015年2月に公表した最大220百万米ドルのHeptares社の株式取得に係る条件付対価に時間的価値等を考慮して計算しています。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期損失を3,297百万円計上した一方で、条件付対価に係る公正価値が増加したこと、営業債権が減少したこと等により、前連結会計年度と比較して4,378百万円増加し、4,471百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得及び、研究開発に関連する支出により、337百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、みずほ銀行からの資金の借入を返済した一方で、株式の発行による収入があったことにより、863百万円の収入となりました。
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