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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YIX

有価証券報告書抜粋 杏林製薬株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

中核子会社である杏林製薬㈱では、世界の人々の健康に貢献する新薬を創製することが新薬メーカーとしての存在意義を高め持続成長に結びつくとの認識に基づき、自社創薬、導入品の開発、既存品のライフサイクルマネジメント(新効能・効果取得、剤型追加)を推進し、特定領域(呼吸器科・耳鼻科・泌尿器科)における研究開発パイプラインの構築と拡充に取り組んでおります。
当連結会計年度の研究開発費の総額は130億19百万円(前年同期比3.7%減)となっております。
(1)医薬品事業
遺伝子治療薬「Ad-SGE-REIC製剤」の悪性胸膜中皮腫を対象疾患とするPhⅠ/Ⅱ臨床試験を2015年
7月より、耳鳴治療剤「KRP-209」のPhⅡ再試験を同8月より、キノロン系合成抗菌剤「KRP-AM
1977Y」のPhⅢ臨床試験を2016年3月より開始しました。また、ライフサイクルマネジメント(新剤型の開発)として、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「キプレスOD錠(口腔内崩壊錠)」及び潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ペンタサ顆粒94%」の製造販売承認を2015年8月に取得し、同12月に新発売しました。アレルギー性疾患治療薬「一般名:デスロラタジン」につきましては、共同販売契約先であるMSD㈱が2015年10月に製造販売承認申請を厚生労働省に提出いたしました。
なお、「デスロラタジン」におきまして、MSD㈱との共同販売に関する契約を2016年5月に変更し、杏林製薬㈱が独占販売権を取得いたしました。
自社創薬におきましては、これまで創薬研究所及び開発研究所の2箇所に分散していた国内の研究所を集約し、新研究開発拠点「わたらせ創薬センター」として2015年7月に本格稼動いたしました。研究機器・設備の充実に加えて、研究者にとって集中力の発揮、独創的な発想力の向上、コミュニケーションの活性化ができる研究環境を整備するとともに、製品と技術、それぞれを軸とするマトリックス組織に再編し創薬研究体制を変革いたしました。一方で同11月にはペプチドリーム㈱との共同研究開発契約を締結いたしました。自社創薬にオープンイノベーションを重ねることで、これまでにも増して、特定の疾患領域にフォーカスした新薬の創製、成長戦略に資する創薬イノベーションの推進に取り組みます。
導出品及び導出展開では、「KRP-203」について、導出先であるノバルティス(スイス)が、GvHD(移植片対宿主病)での開発に集中することを決定し、開発を本格化いたしました。また、自社創製品である「FPR2作動薬プログラム」について、2015年12月に米国BMS社との間でライセンス契約を締結しました。主に好中球の遊走を抑制し抗炎症作用を示す新薬候補化合物であり、今後米国BMS社が本プログラムの対象となる適応症(非開示)において、全世界での開発を進めます。さらに杏林製薬㈱が国内でPhⅢ臨床試験を実施中の過活動膀胱治療薬「KRP-114V」について、キッセイ薬品工業㈱と共同開発および共同販売に関する契約を締結しました。両社で効果的かつ効率的な開発を推進し、製造販売承認取得後、両社で共同販売を行い、製品普及の最大化を目指します。
当セグメントの当連結会計年度の研究開発費は130億19百万円(前年同期比3.7%減)であります。
(2)ヘルスケア事業
当セグメントの当連結会計年度の研究開発費はございません(前年同期は1百万円)。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00985] S1007YIX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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