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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100JSZ2 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社ジェイテックコーポレーション 研究開発活動 (2020年6月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社は、放射光施設用X線ナノ集光ミラー等の開発販売を推進する「オプティカル事業」及び主に創薬、再生医療及びiPS細胞等に関連した各種細胞培養装置を開発販売する「ライフサイエンス・機器開発事業」の2つの事業を柱としておりますが、現在研究開発活動はこれら事業の関連技術を中心に実施しており、主にX線ナノ集光ミラーを中心としたX線光学素子及び独自の培養技術を用いた各種細胞培養装置を中心に開発を継続しております。
なお、研究開発費については、細胞培養センターで行っている各セグメントに配分できない基礎研究費用26,639千円が含まれており、当事業年度の研究開発費の総額は207,955千円であります。

(1) オプティカル事業
当事業年度のオプティカル事業においては、以下の研究開発を推進してまいりました。

① 放射光施設用X線集光ミラーの生産性の向上や高精度化を目指したナノ加工技術及びナノ計測技術に関する研究開発
・ナノ加工技術EEMとナノ計測技術RADSI及びMSIの高精度化、効率化を目指した研究開発
なお、このナノ加工・計測技術の実用化に成功した本事業について、2020年6月経済産業省により、世界市場のニッチ分野で勝ち抜いている企業や、国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する企業を選定する「2020 年版グローバルニッチトップ企業100 選」に素材・化学部門で選定されました。これは、当社主力製品である「大型放射光施設及びX線自由電子レーザー施設などで用いられる放射光用X線ミラー」が評価されたことによるものであります。
・大気圧プラズマを利用したドライエッチング技術である「プラズマCVM」の実用化開発
・触媒表面基準エッチング技術である「CARE」の実用化開発

② 放射光施設向けの次世代商品の開発
・形状可変ミラーのアプリケーションのソフト開発
・回転楕円ミラー
・ウォルターミラー

③ 第3の事業を目指したX線ミラー及び加工技術の適用化開発
・半導体、宇宙分野でのX線ミラー及び回折格子等の適用化開発
・次世代フォトマスク基板での当社独自のEEMナノ加工技術の適用化開発

その結果、オプティカル事業に係る当事業年度の研究開発費は97,352千円となりました。

(2) ライフサイエンス・機器開発事業
当事業年度のライフサイエンス・機器開発事業においては、以下の通りの機器開発や競争的資金・開発助成金を積極的に活用し、以下の研究開発を推進してまいりました。

① 各種自動細胞培養装置の開発
・MakCell(iPS細胞用の自動細胞培養装置CellPet®シリーズの後継機種)
・KB2000(100枚程度のプレートを同時培養可能な中規模の自動細胞培養装置)

② 再生医療関連の研究開発
・当該事業年度に採択されたステップアップ研究事業
「ヒト弾性軟骨デバイスを用いた頭頚部形態異常疾患に対する新規治療法の開発」(2020年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」日本医療研究開発機構(AMED):2020年~2021年度)横浜市立大学、東京大学、神奈川県立こども医療センター、株式会社ジェイテックコーポレーション
・その他の共同研究
心筋細胞の前臨床研究(大阪大学医学部との共同開発)


③ iPS細胞関連の研究開発及び商品開発
・当事業年度中に終了した研究助成事業
3次元培養技術CELLFLOAT®を用いたiPS細胞等の3次元大量培養技術の開発(当事業年度継続の研究助成事業)
「iPS細胞等幹細胞の高効率な継代作業を実現した3次元大量継代培養技術の実用化開発」(戦略的基盤技術高度化支援事業 中小企業経営支援等対策費補助金、経済産業省:2017年9月~2020年3月)大阪大学医学部、大阪大学工学部、株式会社ジェイテックコーポレーション
・当事業年度に採択された新たな研究助成事業
iPS細胞等の大量細胞凝集塊分散技術の開発
「iPS 細胞等による分化製造プロセスにおける高効率な大量細胞凝集塊分散技術ならびに自動化装置の研究開発」(2020年度「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)経済産業省:2020年度~2022年度:3ヶ年):株式会社ジェイテックコーポレーション、大阪大学医学部、大阪大学工学部
・商品開発
CellPet® CUBE(オルガノイド培養向けに特化した培養装置)、酸素透過型の培養容器

④ その他当事業年度に採択された新たな助成研究事業
・「再生医療・創薬の実用化研究に寄与するiPS細胞等の培養ベッセル開発」2019年度補正・2020年度補正ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金 全国中小企業団体中央会(経済産業省):2020年度:株式会社ジェイテックコーポレーション

⑤ 第3の事業を目指した取組み
・水晶振動子ウエハ加工システム(PCVM加工装置、膜厚検査装置及び搬送ユニット)の機器開発

⑥ 医療機器の開発
医療機器の製造販売を目指し、大学や研究機関との共同研究を進めております。
・薬剤徐放デバイス製造装置(東北大学医学部)
・骨髄単核球分離装置(先端医療振興財団)

その結果、ライフサイエンス・機器開発事業に係る当事業年度の研究開発費は83,963千円となりました。

また、当社の細胞培養センターでは、当事業年度は当社が開発した自動細胞培養装置KB2000、MakCell®や新しい培養容器の上市に向けた培養評価等の実施や、大阪大学医学部や横浜市立大学医学部との共同研究を実施しました。また、その他大学や企業と様々な培養技術に関する共同研究を積極的に実施してまいりました。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E33777] S100JSZ2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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