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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007SSF

有価証券報告書抜粋 カルビー株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策や金融緩和政策の効果により、緩やかな回復基調にあるものの、円安の進行に伴う輸入原材料価格の上昇や消費税増税による影響の長期化懸念など、依然として先行き不透明な状況が続きました。
このような経営環境の下、当社グループは、イノベーション(成長戦略)とコスト・リダクションを経営の二本柱とし、事業活動を推進しました。
国内事業では、シリアル食品「フルグラ®」の生産能力を増強し、その売上と市場シェアを拡大することができました。また、ポテトチップスが好調に推移し、高い市場シェアをさらに拡大することができました。
海外事業では、海外売上比率30%以上を目指し、海外事業の強化を図りました。シンガポールでは売上の拡大を目的として、販売代理店を子会社化しました。また、北米では新工場の操業を開始しました。さらに英国では、豆を原料としたスナックの製造・販売を開始しました。一方、中国では業績不振が続いていた子会社、カルビー(杭州)食品有限公司(以下、杭州カルビー)の合弁契約を解消しました。
利益面では、生産効率の向上、及び広告宣伝費の効率的運用等のコスト・リダクションを推進したことにより、過去最高の営業利益率を達成することができました。

当連結会計年度の売上高は、食品製造販売事業が好調に推移し、246,129百万円(前連結会計年度比10.8%増)となりました。円安に伴う原材料価格の上昇及び償却負担増により売上原価率が上昇しましたが、増収効果とコスト・リダクションにより、営業利益は28,125百万円(前連結会計年度比16.3%増)となりました。たな卸資産廃棄損582百万円、海外事業展開に係る開業費515百万円、及び為替差損638百万円等により、経常利益は26,545百万円(前連結会計年度比3.6%増)となりました。杭州カルビーに係る関係会社株式売却益370百万円等により、親会社株主に帰属する当期純利益は16,799百万円(前連結会計年度比19.0%増)となり、売上・利益ともに過去最高を更新しました。

2015年3月期2016年3月期伸び率(%)現地通貨
ベースの
伸び率
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
国内売上高199,70989.9216,80788.1+ 8.6+ 8.6
海外売上高22,44110.129,32111.9+30.7+25.0
合計222,150100.0246,129100.0+10.8+10.2


・事業別の状況
(食品製造販売事業)
食品製造販売事業の売上高は、ポテト系スナックやシリアル食品、海外事業が貢献し、242,879百万円(前連結会計年度比11.0%増)となりました。
・スナック菓子
スナック菓子の売上高は、204,842百万円(前連結会計年度比7.8%増)となりました。

① ポテト系スナック
ポテト系スナックの売上高は、127,147百万円(前連結会計年度比6.4%増)となりました。「ポテトチップス」は、ベーシックシリーズ(うすしお味・コンソメパンチ・のりしお)や「しあわせバタ~」等が好調に推移しました。また「堅あげポテト」は前年を大きく上回り、お取引先各社のプライベートブランドの製造受託拡大も増収に貢献しました。「じゃがりこ」は、たらこバター味や、発売20周年キャンペーン製品が堅調に伸び、増収となりました。「Jagabee」も、期間限定品や地域限定品等の品揃え強化により、増収となりました。
② 小麦系スナック
小麦系スナックの売上高は、22,007百万円(前連結会計年度比0.2%増)となりました。主力の「サッポロポテトつぶつぶベジタブル」の売上高が前年を下回りましたが、「おさつスナック」や「チーズビット」が堅調に推移し、増収となりました。
③ コーン系スナック
コーン系スナックの売上高は、「ギャレット ポップコーン ショップス®」の新規出店が寄与したこと等により、18,550百万円(前連結会計年度比4.2%増)となりました。
④ 国内その他スナック
国内その他スナックの売上高は、「ベジップス」が減収となったこと等により、7,815百万円(前連結会計年度比7.0%減)となりました。
⑤ 海外事業
海外事業の売上高は、29,321百万円(前連結会計年度比30.7%増)となりました。北米では「Harvest Snaps」、韓国では「Honey Butter Chip」の売上高が伸長し、また新規参入国の売上高も増収に寄与しました。
・その他食品(シリアル食品、ベーカリー)
その他食品の売上高は、38,036百万円(前連結会計年度比31.9%増)となりました。シリアル食品の「フルグラ®」の売上高が大きく伸長しました。「フルグラ®」は、時短・食物繊維・減塩朝食をキーメッセージに、実用的かつ健康的な朝食として認知度が向上し、シリアル市場の成長を牽引する製品として急成長を続けています。

(その他)
その他の売上高は、販売促進ツールの売上高が増加したものの、物流事業の売上高が前年を下回り、3,249百万円(前連結会計年度比0.0%減)となりました。

なお、セグメントの業績につきましては、当社グループの報告セグメントが「食品製造販売事業」のみであることから、記載を省略しております。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ4,751百万円増加し、47,323百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加額や法人税等の支払額があったものの、税金等調整前当期純利益及び減価償却費等により、22,541百万円の純収入(前連結会計年度は22,266百万円の純収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、「フルグラ®」や北米の生産設備の取得等の有形固定資産の取得による支出等により、14,270百万円の純支出(前連結会計年度は9,422百万円の純支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額により、2,859百万円の純支出(前連結会計年度は2,878百万円の純支出)となりました。



従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25303] S1007SSF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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