有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007WJD
小林製薬株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)
(1)業績
当連結会計年度のわが国の経済は、政府による景気対策の継続などにより回復基調が見られるものの、2014年4月の消費税増税や物価上昇などの影響により個人消費は低調な状況が続いています。
そうした状況のなか、当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様のニーズを満たす新製品の発売や、既存製品の育成、今後の成長事業への投資に努めてまいりました。
その結果、売上高は137,211百万円(前連結会計年度比6.9%増)、営業利益は18,260百万円(同1.9%増)、経常利益は17,949百万円(同4.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,466百万円(同8.2%増)となりました。
セグメントの業績の概要は次のとおりです。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」を参照ください。
国内家庭用品製造販売事業
当事業では、当連結会計年度において春に14品目、秋に14品目の合計28品目の新製品を発売いたしました。なかでも5,000mgの有効成分配合の肥満症対策薬「ナイシトールZ(ゼット)」や乾燥肌治療薬「Saiki(さいき)」、歯槽膿漏予防ハミガキ「生葉EX(イーエックス)」、栄養補助食品「ナットウキナーゼEX(イーエックス)」、若い女性向けの車用芳香消臭剤「Sawaday PINKPINK for CAR(サワデー ピンクピンク フォー カー)」、厳選香りオイルを使った上質な香りのホームフレグランス「Sawaday(サワデー) 香るStick(スティック) パルファム」、華やかな香りとデザインのトイレ用芳香消臭剤「Sawaday PINKPINK for TOILET(サワデー ピンクピンク フォー トイレット)」などが売上に貢献しました。
既存品の薬粧品では洗眼薬「アイボン」や女性保健薬「命の母」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」、液体絆創膏「サカムケア」、歯間清掃具「糸ようじ」「やわらか歯間ブラシ」が、日用品では額用冷却シート「熱さまシート」や水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」が、スキンケアではしみ対策のスキンケアシリーズ「ケシミン」や薬用ローション「オードムーゲ」などが好調に推移しました。
一方、暖冬の影響からカイロの売上は前年を下回りました。
その結果、売上高は112,032百万円(前連結会計年度比5.2%増)、セグメント利益(経常利益)は16,599百万円(同3.0%増)となりました。営業利益は17,019百万円(同4.3%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前連結会計年度では計5,176百万円、当連結会計年度では計5,068百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
海外家庭用品製造販売事業
当事業では、米国・中国・東南アジアを中心に、カイロや額用冷却シート「熱さまシート」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などを販売しており、広告や販売促進など積極的に投資することで、売上拡大に努めました。
その結果、売上高は20,872百万円(前年同期比20.3%増)、セグメント利益(経常利益)は675百万円(同24.6%増)となりました。営業利益は756百万円(同40.9%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前連結会計年度では1,876百万円、当連結会計年度では1,875百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
通信販売事業
当事業では、栄養補助食品、スキンケア製品等の通信販売を行っており、広告やダイレクトメールを中心とした販売促進による、新規顧客の開拓と既存顧客への購入促進に努めました。
その結果、売上高は8,538百万円(前連結会計年度比4.9%減)、セグメント利益(経常利益)は39百万円(同91.9%減)となりました。営業利益は35百万円(同92.7%減)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高または振替高を含んでおりません。
その他事業
当事業には、医療関連事業、運送業、合成樹脂容器の製造販売、保険代理業、不動産管理、広告企画制作等を含んでおり、各社は独立採算で経営し、資材やサービス提供についてその納入価格の見直しを適宜行いました。
その結果、売上高7,335百万円(前連結会計年度比6.6%増)、セグメント利益(経常利益)は908百万円(同49.5%減)となりました。営業利益は497百万円(同18.3%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前連結会計年度では計4,262百万円、当連結会計年度では計4,624百万円となっております。
(2)キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果獲得した資金は14,329百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が18,755百万円、減価償却費が2,587百万円、退職給付に係る負債の減少額が1,808百万円、売上債権の増加額が282百万円、たな卸資産の増加額が1,534百万円、仕入債務の増加額が164百万円、未払金の増加額が1,882百万円、利息及び配当金の受取額が705百万円、法人税等の支払額が6,416百万円あったためです。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は10,932百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が83,000百万円、定期預金の払戻による収入が73,000百万円、有形固定資産の取得による支出が3,381百万円、関係会社株式の売却による収入が2,961百万円あったためです。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は10,199百万円となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が8,109百万円、自己株式の処分による収入が1,624百万円、配当金の支払額が3,837百万円あったためです。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度より6,971百万円減少し25,428百万円となりました。
(注)フリー・キャッシュ・フローは、以下の計算式を使っております。
フリー・キャッシュ・フロー = 営業活動によるキャッシュ・フロー + 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度のわが国の経済は、政府による景気対策の継続などにより回復基調が見られるものの、2014年4月の消費税増税や物価上昇などの影響により個人消費は低調な状況が続いています。
そうした状況のなか、当社グループは「“あったらいいな”をカタチにする」をブランドスローガンに、お客様のニーズを満たす新製品の発売や、既存製品の育成、今後の成長事業への投資に努めてまいりました。
その結果、売上高は137,211百万円(前連結会計年度比6.9%増)、営業利益は18,260百万円(同1.9%増)、経常利益は17,949百万円(同4.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,466百万円(同8.2%増)となりました。
セグメントの業績の概要は次のとおりです。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」を参照ください。
国内家庭用品製造販売事業
当事業では、当連結会計年度において春に14品目、秋に14品目の合計28品目の新製品を発売いたしました。なかでも5,000mgの有効成分配合の肥満症対策薬「ナイシトールZ(ゼット)」や乾燥肌治療薬「Saiki(さいき)」、歯槽膿漏予防ハミガキ「生葉EX(イーエックス)」、栄養補助食品「ナットウキナーゼEX(イーエックス)」、若い女性向けの車用芳香消臭剤「Sawaday PINKPINK for CAR(サワデー ピンクピンク フォー カー)」、厳選香りオイルを使った上質な香りのホームフレグランス「Sawaday(サワデー) 香るStick(スティック) パルファム」、華やかな香りとデザインのトイレ用芳香消臭剤「Sawaday PINKPINK for TOILET(サワデー ピンクピンク フォー トイレット)」などが売上に貢献しました。
既存品の薬粧品では洗眼薬「アイボン」や女性保健薬「命の母」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」、液体絆創膏「サカムケア」、歯間清掃具「糸ようじ」「やわらか歯間ブラシ」が、日用品では額用冷却シート「熱さまシート」や水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」が、スキンケアではしみ対策のスキンケアシリーズ「ケシミン」や薬用ローション「オードムーゲ」などが好調に推移しました。
一方、暖冬の影響からカイロの売上は前年を下回りました。
その結果、売上高は112,032百万円(前連結会計年度比5.2%増)、セグメント利益(経常利益)は16,599百万円(同3.0%増)となりました。営業利益は17,019百万円(同4.3%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前連結会計年度では計5,176百万円、当連結会計年度では計5,068百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
前連結会計年度 (2015年3月期) | 当連結会計年度 (2016年3月期) | 増減 | ||||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
薬粧品 | 43,854 | 48,632 | 4,777 | 10.9 | ||
日用品 | 46,077 | 48,034 | 1,956 | 4.2 | ||
スキンケア | 4,320 | 4,673 | 353 | 8.2 | ||
カイロ | 7,026 | 5,623 | △1,402 | △20.0 | ||
合計 | 101,278 | 106,963 | 5,685 | 5.6 |
海外家庭用品製造販売事業
当事業では、米国・中国・東南アジアを中心に、カイロや額用冷却シート「熱さまシート」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などを販売しており、広告や販売促進など積極的に投資することで、売上拡大に努めました。
その結果、売上高は20,872百万円(前年同期比20.3%増)、セグメント利益(経常利益)は675百万円(同24.6%増)となりました。営業利益は756百万円(同40.9%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前連結会計年度では1,876百万円、当連結会計年度では1,875百万円となっております。
(外部顧客への売上高の内訳)
前連結会計年度 (2015年3月期) | 当連結会計年度 (2016年3月期) | 増減 | ||||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
米国 | 6,924 | 8,574 | 1,649 | 23.8 | ||
中国 | 3,610 | 5,072 | 1,461 | 40.5 | ||
東南アジア | 2,928 | 3,513 | 584 | 20.0 | ||
その他 | 2,004 | 1,837 | △166 | △8.3 | ||
合計 | 15,468 | 18,997 | 3,529 | 22.8 |
通信販売事業
当事業では、栄養補助食品、スキンケア製品等の通信販売を行っており、広告やダイレクトメールを中心とした販売促進による、新規顧客の開拓と既存顧客への購入促進に努めました。
その結果、売上高は8,538百万円(前連結会計年度比4.9%減)、セグメント利益(経常利益)は39百万円(同91.9%減)となりました。営業利益は35百万円(同92.7%減)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高または振替高を含んでおりません。
その他事業
当事業には、医療関連事業、運送業、合成樹脂容器の製造販売、保険代理業、不動産管理、広告企画制作等を含んでおり、各社は独立採算で経営し、資材やサービス提供についてその納入価格の見直しを適宜行いました。
その結果、売上高7,335百万円(前連結会計年度比6.6%増)、セグメント利益(経常利益)は908百万円(同49.5%減)となりました。営業利益は497百万円(同18.3%増)となりました。
売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおり、その金額は前連結会計年度では計4,262百万円、当連結会計年度では計4,624百万円となっております。
(2)キャッシュ・フロー
2015年3月期 (百万円) | 2016年3月期 (百万円) | 増減 | ||
金額 (百万円) | 増減率 (%) | |||
営業活動によるキャッシュ・フロー | 15,445 | 14,329 | △1,115 | △7.2 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △4,540 | △10,932 | △6,392 | △140.8 |
フリー・キャッシュ・フロー | 10,904 | 3,396 | △7,508 | △68.9 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △5,155 | △10,199 | △5,044 | △97.8 |
現金及び現金同等物期末残高 | 32,399 | 25,428 | △6,971 | △21.5 |
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果獲得した資金は14,329百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が18,755百万円、減価償却費が2,587百万円、退職給付に係る負債の減少額が1,808百万円、売上債権の増加額が282百万円、たな卸資産の増加額が1,534百万円、仕入債務の増加額が164百万円、未払金の増加額が1,882百万円、利息及び配当金の受取額が705百万円、法人税等の支払額が6,416百万円あったためです。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は10,932百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が83,000百万円、定期預金の払戻による収入が73,000百万円、有形固定資産の取得による支出が3,381百万円、関係会社株式の売却による収入が2,961百万円あったためです。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は10,199百万円となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が8,109百万円、自己株式の処分による収入が1,624百万円、配当金の支払額が3,837百万円あったためです。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度より6,971百万円減少し25,428百万円となりました。
(注)フリー・キャッシュ・フローは、以下の計算式を使っております。
フリー・キャッシュ・フロー = 営業活動によるキャッシュ・フロー + 投資活動によるキャッシュ・フロー
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