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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZRZ

有価証券報告書抜粋 ジャパンマテリアル株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善が進む中で、設備投資や雇用状況に持ち直しの動きが見られるなど、景気は緩やかな回復基調が続きましたが、中国経済の減速や原油価格の下落などの景気下振れ懸念により、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループが属する業界では、スマートフォンの成長鈍化による影響が見られましたが、半導体市場はメモリーデバイスや車載向けの需要が継続して推移しました。中小型ディスプレイ市場については、販売価格の下落や供給過剰による生産調整が一部見られましたが、有機ELディスプレイをスマートフォンに採用する計画など注目が集まりました。
このような状況の中、当社グループのエレクトロニクス関連事業は、顧客の設備投資に伴い発生するイニシャル部門(特殊ガス供給装置製造、供給配管設計施工)は、半導体工場および中小型ディスプレイ工場における設備投資が実施されたことから好調に推移しました。また、生産活動に伴い発生するオペレーション部門(特殊ガス販売管理業務、技術サービス等)につきましても、半導体工場での生産活動が順調に推移したことに加えて、半導体製造装置メンテナンスが本格稼働したことで好調に推移し、中小型ディスプレイ工場においては事業範囲が拡大したことでオンサイト事業が好調に推移しました。また、国内および海外での特殊ガス販売が好調に推移したことに加えて、当連結会計年度より新たに開始した半導体製造装置メンテナンス用部品の製造販売が寄与したことにより、売上高および利益は好調に推移しました。
グラフィックスソリューション事業においては、デジタルサイネージ向け販売が好調に推移し、放送業界向け3Dキャラクタージェネレーターの販売拡大など積極的な営業展開を継続したことにより売上高は順調に推移しました。
太陽光発電事業では、従前の太陽光発電所に加え、3か所目となる1.5メガワット相当の太陽光発電所が2016年2月に稼働し出力合計3.9メガワット相当となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は18,742百万円(前連結会計年度比58.0%増)、営業利益は4,057百万円(前連結会計年度比52.3%増)、経常利益は4,108百万円(前連結会計年度比49.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,692百万円(前連結会計年度比55.3%増)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、従来「その他」に含まれていた「太陽光発電事業」について量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。

①エレクトロニクス関連事業
当事業におきましては、半導体及び中小型ディスプレイ工場向けに当社グループの強みであります「トータルファシリティマネジメント(TFM)」を強化したうえ、半導体製造装置メンテナンス事業が本格稼働したことで事業範囲が拡大するとともに、主要顧客工場においても生産活動の拡大が見られたことから、安定収益基盤である特殊ガス販売管理業務、その他周辺事業への技術サービス等を提供するオペレーション部門は好調に推移しました。
また、特殊ガス供給装置の開発製造、供給配管設計施工等のイニシャル部門では、国内主要顧客の半導体工場において設備投資が継続的に実施され、受注が増加したことに加え、翌連結会計年度に予定していた案件の一部が当連結会計年度に計上されたため、売上高及び利益は順調に推移しました。
この結果、売上高は17,692百万円(前連結会計年度比60.2%増)、セグメント利益は4,533百万円(前連結会計年度比52.6%増)となりました。

※トータルファシリティマネジメント(TFM)
当社グループは半導体、液晶関連工場等の生産工程で不可欠な特殊ガスを主軸に、超純水、薬液等に関連するインフラ事業を行う「トータルソリューションカンパニー」です。特殊ガス供給装置の開発製造、その供給装置から顧客製造装置までの供給配管設計施工といったイニシャル部門から、特殊ガス販売管理業務、その他周辺事業への技術サービスといったオペレーション部門まで一貫した事業を行っております。

②グラフィックスソリューション事業
当事業におきましては、デジタルサイネージ向け販売が好調に推移し、放送業界向け3Dキャラクタージェネレーターの販売も売上高の増加に寄与しましたが、事業拡大のための体制強化や将来的な販売拡大を図るための設備投資を実施したことにより費用は増加しました。
この結果、売上高は970百万円(前連結会計年度比19.3%増)、セグメント利益は116百万円(前連結会計年度比23.6%減)となりました。


③太陽光発電事業
当事業におきましては、従前の太陽光発電所に加え、2015年10月に2.0メガワット相当および2016年2月に1.5メガワット相当の太陽光発電所が稼働したことにより、売上高及び利益は好調に推移しました。
この結果、売上高は79百万円(前連結会計年度比1,131.2%増)、セグメント利益は12百万円(前期は損失1百万円)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて161百万円減少し、1,718百万円(前連結会計年度比8.6%減)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は528百万円(前連結会計年度は1,464百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益4,111百万円、仕入債務の増加1,039百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加2,030百万円、差入保証金の増加1,289百万円、たな卸資産の増加1,155百万円、法人税等の支払額1,046百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は728百万円(前連結会計年度は1,339百万円の支出)となりました。収入の主なものは、定期預金の払戻による収入1,900百万円であり、支出の主なものは有形固定資産の取得による支出1,139百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は352百万円(前連結会計年度は697百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、短期借入金の増加953百万円であり、支出の主な内訳は、自己株式の取得による支出852百万円、配当金の支払額437百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26124] S1007ZRZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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