有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TQL
コタ株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社の研究開発活動は時代とともに変化する市場ニーズに適合し、環境、人体、頭髪に優しい高品質の製品開発に重点を置いております。社内に設置している製品開発委員会において市場動向、価格、原料、品質、コンセプト等を検討し、その結果を受けながら研究部の各製品部門の開発チームにおいて開発を進める体制をとっております。
現在、研究開発は、製品開発、基礎研究、薬事の構成で運営しております。
(製品開発)
2015年8月に発売した新製品「コタカラー モカレド」は、毛髪の抱えるダメージと髪色の発色の関係性を元に考えたコタオリジナルのヘアカラーシステムにより、輝きを解き放つ鮮やかな発色を実現します。コタカラー モカレド ファッション 1剤 全60色
ブライトコントロールとカラーコントロールで、ツヤとやわらかさを表現し、鮮やかな発色を可能にした高彩度のアルカリカラー剤です。
コタカラー モカレド ピグメント 1剤 全49色
モカレド ヘアカラーシステムにより、鮮やかな発色を可能にした低アルカリカラー剤です。コタカラー モカレド グレイ 1剤 全33色
ブライトコントロールとカラーコントロールで大人の美しさを引き立たせます。上品でツヤのある色味を楽しめるグレイヘアのアルカリカラー剤です。
コタカラー モカレド OX 3% / OX 6% 2剤
コタカラー モカレド専用の2剤です。OX 3%、OX 6%を使い分けることで、ブリーチ力を調整します。
ヘアカラー施術を繰り返したダメージ等により毛髪内部には空洞部が生じ、それらにより染色をしても染まりムラになってしまい鮮やかな発色ができませんでした。そこで空洞部を埋める染料を配合し、ベースの色味を整えることで光の乱反射を抑え、鮮やかでツヤのある美しい発色を実現するベースセットアップ処方を開発いたしました。
このベースセットアップ処方の開発により、「コタカラー モカレド」に使用している染料も酸化染料だけで鮮やかな発色を実現することが可能となっているので、変色や褪色が少なくなっております。
また、「コタカラー モカレド」と同時に、サロンカラーの付加価値を更に高める為のアイテムとして、「コタカラー」3アイテムを発売いたしました。
ヘアカラーの表現の幅を広げる「コタカラー パウダーブリーチ」、細やかな気配りでお客様に心地よいカラータイムを提供する「コタカラー プロテクトクリーム」、「コタカラー リムーバー」、これら3つのアイテムが、サロンカラーに彩りを与えます。
(基礎研究)
現在の基礎研究の重点課題は以下の3点であり、外部研究機関、大学の協力を得ながら研究を行っております。① 有効成分のナノ粒子化による育毛効果及び毛髪内部への影響
② mRNA活性の解析による育毛効果の評価法
③ 3D皮膚モデルを用いた安全性評価方法の運用
基礎研究の重点課題①・②は、有効成分のナノ粒子化という新たなアプローチにより、どの程度の育毛効果が得られるかを研究しており、将来的な育毛剤開発に有効につながる基礎研究として捉えております。③につきましては、昨今、企業が製品の安全性を確認するために行う動物実験等が問題視されておりますが、当社は創業当初から動物実験は行っておりません。一方、昨今の加水分解コムギ末に端を発した皮膚アレルギー問題や美白化粧品による白斑問題等、お客様に安全性の高い製品を提供することが求められております。
そこで、当社では、動物実験を行うことなく、より安全性の高い製品開発を行うために、人工的に人間の表皮を再現した皮膚細胞モデルによる安全性確認試験法を運用しております。
これらを中長期的テーマとして基礎研究を継続し、更なる高品質な製品開発に努めて参ります。
なお、当事業年度に支出した研究開発費の総額は262百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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