シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YIZ

有価証券報告書抜粋 ユシロ化学工業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


中期3ヵ年計画の2年目にあたる2015年度は、新たに子会社になった日本シー・ビー・ケミカル株式会社との技術面での協業を開始しました。具体的には、同社の得意分野である金属部品の表面処理薬剤や洗浄剤の分野でお互いの「強み」を生かした研究開発を行っています。海外に展開する主要顧客のグローバル戦略対応については、顧客の国内本社の動向を捉え、新製品開発に顧客ニーズを反映させることを意識した研究を行っています。また、海外におけるカスタマーインティマシー戦略では、アジアにおけるアセアンテクニカルセンターを始めとして、海外子会社での顧客ニーズを的確に把握した製品開発を迅速に行うことを目指し製品開発に取り組んでおります。主要顧客のグローバル戦略に合致した製品開発や競合他社が真似できないユシロ独自の製品を開発するため、神奈川テクニカルセンターを主体として、基礎的研究や中長期的視点での製品開発に集中して取り組むことができる体制を構築しました。ここで生み出された新規技術は国内だけでなく、アセアンテクニカルセンターや海外各生産拠点と共有化し、最新技術の海外での現地化を迅速に行うことの出来る体制になっています。さらに「新分野への挑戦」のために取り組んでいる大学や各種公的機関との共同研究が、成果を挙げつつあります。当連結会計年度において、国内で研究開発に携わるスタッフは82名であり、当社従業員の26%に当たります。アメリカ、メキシコ、ブラジル、中国、タイ、インドネシアを始めとした海外グループ各社との連携を密にするため、上記スタッフ以外に研究開発部門から10名を出向者として各社へ派遣しております。現在保有する特許は、国内56件、海外22件になります。当期の特許登録数は、国内2件、海外8件を数え、知的財産権の確保及び活用に注力いたしました。当連結会計年度における研究開発費(海外を含む)の総額は、1,649百万円であります。

(1) 日本

金属加工用油剤関連の主力製品である水溶性切削油剤は、自動車産業分野を主眼に置いたグローバル展開を指向した高性能環境対応型油剤の開発を主体に進めております。また、航空機産業分野でもその使用用途が拡大している、加工が困難なチタン合金用水溶性切削油剤を開発しました。鋳造・鍛造油剤では、性能と環境の両立を図ったアルミ離型剤や白色タイプの熱間鍛造用油剤の積極的展開を行っており、その実績が広がりつつあります。ビルメンテナンス関連では、高い光沢性を長期間維持することができるフロアワックスが、量販店やコンビニエンスストア等の商業用施設にて、良好な評価をいただいております。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1,077百万円であります。

(2) 南北アメリカ、中国、東南アジア/インド
北米市場は比較的好調であった一方で、中国市場を始めとしたアジアやブラジル等が景気減速の影響もあり、海外全般としてはやや不調であったと考えております。そんな中でも顧客からは、新製品の開発要求は高く、日本で開発した製品の現地生産とは別に、海外での現地生産拠点のニーズを考慮した新たな製品の研究開発業務に取り組んでおります。日本からも積極的に支援を行うことで、現地生産拠点のニーズを的確に把握した戦略製品群を新たに構築し、ユーザー展開を積極的に進めていくことを目指してまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は、571百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01080] S1007YIZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。