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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007Q5Z

有価証券報告書抜粋 株式会社アジュバンホールディングス 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、アジュバン化粧品の商品企画、研究開発、販売及びこれに附帯するサービス業務を営む単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1)研究開発体制
当社グループにおける研究開発体制は、連結子会社株式会社アジュバンコスメティックの商品開発部及び研究所において、当社営業本部その他関係部門、製造委託会社、開発に関するコンサルタント会社と連携を図りながらスピードと効率性を持った研究開発活動を行っております。

(2)研究開発方針
当社グループにおける研究開発活動は、消費者のニーズに対応した「肌、髪本来の美しさを手に入れることができる、より高品質で安心・安全なアジュバンブランド化粧品の開発」を基本方針としております。市場動向や顧客密着型の情報収集を行ったうえで研究開発に取り組み、技術連動型店販を目指した商品づくりを行っております。
近年、美容業界における傾向は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により「再来店率の減少」「顧客の大人化」等が目立ちます。日本人女性の平均年齢は40代後半へと移行し、2015年には日本人女性の2人に1人は50歳以上といわれるほど「女性の大人化」が進んでいます。理美容サービスを利用する年間支出金額は年代が上がるにつれて増加傾向にあり、30代で29,186円に対して50代は39,263円、70代以上は39,102円(「2015年家計調査結果」(総務省統計局))と再来店率の減少はあるものの、女性の美に対する意識の高さが伺えます。そのことから、業界内においてもエイジングケアに特化した商品開発が進み、今後ますます拡大されることが想定されます。当社においても女性の永遠のテーマである「いつまでも若々しく、健やかに」を念頭に、加齢による肌や毛髪のトラブル、紫外線や過乾燥等私たちを取り巻く環境に対応するデイリーユース商品とプロフェッショナルユースとしての業務専用の商品化、商品の特性を活かす技術やノウハウが主な研究活動となります。
さらに、2015年10月東京都品川区に研究所を新設いたしました。現在、当社商品は自社企画を基に製造を委託しているファブレス形態の商品開発を行っておりますが、研究所開設により、より自社の強みとコンセプトに特化した高機能で高品質な商品開発を迅速に行うことを目的としています。さらに、自社開発した処方を基に製造のみ委託することで、原価の低減にも期待できます。現在は、自社処方によるヘアケア商品の開発を進めており、2017年以降を目処に商品化する予定となっております。
また、株式会社アジュバンコスメティックは国立研究開発法人理化学研究所の多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チーム(辻孝チームリーダー)及び株式会社オーガンテクノロジーズと共同研究契約を締結いたしました。
理化学研究所と辻チームリーダーと株式会社オーガンテクノロジーズを中心とした研究グループは、再生毛包原基移植による毛髪の再生技術および加齢による毛質の変化の評価系を確立しており、それらのノウハウをベースに、毛髪の加齢に伴う毛質的変化のメカニズムの科学的な解析、加齢による毛質変化の改善を期待される物質及び毛質の健やかな育成を図る物質の探索を目的として研究に取り組んでおります。本共同研究の成果を毛髪及び頭皮に対するエイジングケア、さらに高齢化社会を豊かに生きるためのライフヘルスケアとしての新規機能性化粧品の開発等に活かしてまいります。現在の主な活動といたしましては、理化学研究所の持つノウハウの習得および目的とする成分のスクリーニング検討を行っております。
当社において永年愛され続けてきたロングセラー商品AE ミスティⅡがAE ミスティⅢへとリニューアルいたしました。過乾燥や加齢に伴う大人女性の悩みに対し、機能性保湿とエイジングケアを兼ね備え、容器形態も利便性や密閉性を考慮し、より機能性に特化したジェル状美容液へと生まれ変わりました。また、ボディケア商品の第二弾としてスプレータイプのボディ用日焼け止めが誕生。以前より全身用保湿ジェルとしてご愛用頂いているマッサージジェルも装い新たにリニューアルいたしました。さらには、ボディケアシリーズの充実を図るため、アロマが香るボディソープも誕生し、保湿や紫外線対策を目的とした年齢・性別を問わないボディケアシリーズの更なる確立へと至りました。次世代の開発活動としては、高齢化社会に対応する新シリーズの確立として、機能性保湿とエイジングケアを少数の商品アイテムで提案できるシンプルでハイクオリティーな開発活動へと取り組みました。
ヘアケアにおいてはサロン施術の充実を図るため、イオントリートメント機器との併用を中心としたPPT※注を開発し、Re:>>>ナチュラルカラーと併せた独自の技術提供をしております。また、カラーメニューの充実を図るべく、新たな研究開発やデイリーユースな商品の処方開発へも意欲的に取り組んでまいりました。

※注 「PPT」
アミノ酸が数個つながった構造のものをペプチドといい、その集合体をポリペプチド(PPT)といいます。毛髪への補修成分として多く使用されております。
当社は、より良い商品開発・提供により社会貢献を図り、顧客満足を向上することを目的とし、2015年4月度以降に以下の商品を発売いたしました。

Re:>>>プロ PPT ハリ・コシタイプ
成分の浸透・吸収を高め、毛髪に潤いを与える独自処方の水をベースにしたPPTです。
傷んだ髪を補修しながら美しい髪に整えるサロン専用のトリートメント剤です。複数の補修成分を配合し、毛髪にツヤやかで潤いのあるしっとりなめらかな質感を与えます。

AE ミスティⅢ
永年ご愛用頂きましたAE ミスティⅡがAE ミスティⅢへとリニューアル発売いたしました。みずみずしい使用感はそのままに、なめらかな感触と潤い満ちたツヤのある素肌を目指すジェル状美容液です。53個のアミノ酸から成るタンパク質EGFに似た作用をもつEDP3(EGF様成分)をはじめ、ビタミンやアミノ酸等が豊富に含まれた酵母、ナノサイズの白金粒子とペプチドが結合したプラチナムマトリキシム、従来品からのフラーレン等を贅沢に配合し、容器形態もジャータイプからエアレスタイプへと機能性と密閉性を兼ね備えた逸品へと進化しました。365日お肌が受ける環境の変化に惑わされない、「毎日を重ねる」お肌にご使用頂きたい美容液です。

アジュバン ボディプロテクト
日々乾燥していく時代に。ほんとうの「きれい」であり続けるために。わたしたちは肌本来の潤いを取り戻し、守ることが大切です。そのため、年齢・性別にかかわらず毎日使い続けられるラインアップの充実を図るため、また、お客様からの熱烈なご要望により誕生した全身にたっぷりと使えるボディ用日焼け止めです。スプレータイプのため、足元や髪、手の届きにくい背中等にも手軽にご使用頂けます。紫外線吸収剤フリーで、ゲンチアナ根エキスやとらふぐコラーゲン、ヒアルロン酸よりも保水力機能が高いアセチルヒアルロン酸等を贅沢に配合。美容液ベースが乾燥しがちな肌や髪に潤いを与え、強い日差しからもやさしく守ります。紫外線が強くなる春夏の期間限定販売商品です。

アジュバン ボディソープ
自分のからだに一番向き合える毎日のバスタイムにこそスキンケア成分を。すっきりと洗い上げつつ、潤い感と柑橘系の香りにこだわったボディソープです。石鹸系洗浄成分をベースに保水性、保湿性にすぐれたヒアルロン酸Naをはじめ、イタリア産シャルドネ果汁を乳酸菌で発酵させた乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液を配合し、肌の潤いを保ちます。アロマの香りを楽しまれたい方へ、ハンドソープとして、ご家族みんなで幅広くご使用頂けます。

アジュバン ボディコート
肌を乾燥から守り、からだをやさしく潤す全身用の美容ジェルとしてご愛用頂いたエンジェルコートがアジュバンボディコートへ商品名とデザインを変えてリニューアル発売いたしました。伸びが良くなめらかな使い心地はそのままに、肌なじみの良いマカデミア種子油やビタミンAの一種となるパルミチン酸レチノール、肌あれを防ぐビタミンB6、ビタミンB12を配合し、はずむようなみずみずしい素肌へと導きます。全身の乾燥が気になるところに、お子様のお風呂上りに、シェービングのアフターケア等様々な用途にご使用頂けます。

この結果、当連結会計年度における研究開発費は110百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27016] S1007Q5Z)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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