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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008305

有価証券報告書抜粋 夢展望株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当社は、2015年3月30日に開催された臨時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されたことを受けて、決算期末日を9月30日から3月31日に変更致しました。このため、対前期増減率は記載しておりません。

(1)業績

当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)におけるわが国経済は、円安と株高を背景に輸出企業を中心に業績回復基調が見られたものの、中国経済の失速等による世界的な景気低迷を受け、一部回復に陰りが見られました。そのような状況の中、個人消費は依然として節約志向等により消費マインドの足踏み状態が続いているものと思われます。
当社グループが属するアパレル小売業界におきましては、個人消費の低迷に加え、記録的暖冬の影響もあり、引き続き厳しい経営環境となりました。
このような市場環境のもと当社グループは、基幹事業である衣料品販売事業におきまして、前連結会計年度の後半よりターゲット顧客の絞り込みを目的としたブランド戦略の見直しを行い、“夢展望でしか買えない”ニッチな商品・ブランドをメインに据え、また、競合の少ないカテゴリー商品の取扱量を増やす戦略を進めてまいりました。さらに、有名タレントの起用等によりブランドイメージの刷新にも努めてまいりました。しかしながら、これらの戦略の成果が必ずしも見出せない状況が続き、特に秋冬商戦においては、ブランド戦略の転換により廃止したブランドの前年同期比並みの売上を、注力したニッチな商品・ブランドでカバーすることができず、全国的な高気温の影響も相まって、売上高が計画を大きく下回ることとなりました。このような状況を鑑みて、再度ブランド戦略の見直しを行うことといたしました。さらに、健康コーポレーション株式会社グループとの人材交流等により構築された新体制のもと、業績不振からの脱却を早期に果たすべく様々な面において抜本的な改革を進めてまいりました。その改革の成果として、販売費及び一般管理費におきましては、運賃梱包費、販売手数料等の売上高の減少に連動して削減された変動経費に加え、支払手数料、賃借料といった固定費に関しては、当初予算に比べ大幅な削減が実現いたしました。前連結会計年度(2014年10月1日~2015年3月31日の変則6ヶ月決算)に比べ、親会社株主に帰属する当期純損失においては、特別損失等の計上を行ったにもかかわらず、前連結会計年度の704百万円から、548百万円にまで縮小されました。
再度のブランド戦略の見直しにつきましては、かつてのボリュームゾーンであったトレンドミックス系ブランドを廃止した影響が売上高において予想以上に大きく現れたことを鑑み、トレンドミックス系ブランドの再編を行うことといたしました。そのトレンドミックス系ブランドの再編が2016年3月に始動し、さらに、自社販売サイトの全面リニューアルや展示会の開催、SNS広告の強化、大型の雑誌広告掲載等の各種施策も3月よりスタートしております。これらの効果につきましては、一般顧客の多いモール系店舗(楽天市場やShop List等)で先行して現れてきておりますが、モール系店舗と比較して新規流入顧客数の少ない自社販売サイトでは、当連結会計年度については、その効果の発現は限定的なものとなっております。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は3,669百万円、営業損失は324百万円、経常損失は348百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は548百万円となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。
また、当連結会計年度より、従来「その他事業」に含まれていた「実店舗事業」について、重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。

(衣料品販売事業)
衣料品販売事業におきましては、前連結会計年度の後半より進めてきたブランド戦略が奏功せず、特に秋冬商戦において、計画を大きく下回る結果となりました。このような状況を鑑み、再度ブランド戦略の見直しを行うこととし、2016年3月よりトレンドミックス系ブランドの再編を始動しております。また、販売サイトの全面リニューアルやSNS等を活用した販売促進施策の強化など、業績回復のための各種施策も進めております。
以上の結果、売上高は1,994百万円となり、営業損失は213百万円となりました。


(玩具・雑貨販売事業)
玩具・雑貨販売事業におきましては、少子化や消費者ニーズの多様化、円安による原材料高騰という、依然として厳しい条件下にはあるものの、主要取引先からの受注をはじめ、他の取引先からの受注も概ね順調に推移しました。
以上の結果、売上高は1,216百万円となり、営業利益は39百万円となりました。

(実店舗事業)
実店舗事業におきましては、お客様が当社衣料品を試着して購入できる機会が増え、衣料品販売事業での売上拡大及び夢展望の知名度向上にも繋がるため、当期においては期間限定店舗等を新たに出店致しましたが、業績自体は苦戦している状況であります。なお、現在大阪市「HEP FIVE店」及び渋谷区「渋谷パルコ店」を展開しております。
以上の結果、売上高は299百万円となり、営業損失は123百万円となりました。

(その他事業)
その他事業では、他社インターネット店舗へ当社商品の卸売を行っている卸売事業、メーカーや小売事業者向けの広告販売事業、コンタクトレンズ販売事業、健康食品販売事業を行っております。
以上の結果、売上高は158百万円となり、営業損失は26百万円となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ467百万円減少し、525百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は469百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失539百万円を計上した一方で、減損損失134百万円の計上、減価償却費83百万円の計上、棚卸資産の減少63百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は51百万円となりました。これは主に、定期預金の減少額10百万円があったものの、無形固定資産の取得による支出27百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は53百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,145百万円があったものの、短期借入金の増加800百万円及び長期借入金の収入400百万円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27615] S1008305)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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