シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZII

有価証券報告書抜粋 株式会社ノザワ 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益及び雇用情勢の改善などが進み、景気は緩やかな回復基調が見られたものの、中国及び新興国の経済成長に対する減速懸念や原油価格下落の影響により弱含みの動きが見られました。建築材料業界におきましては、建設費高騰に伴う建設計画の延期・中止、投資マインドの低下等、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のなか、当社グループは、「やすらぎと安心の創造」の経営理念のもと、環境負荷低減と施工現場省力化を実現し、顧客ニーズに対応する商品の拡充を図ってまいりました。
押出成形セメント板「アスロック」の新デザインとして、2014年度グッドデザイン賞を受賞したグリッドデザインシリーズの新柄「ミクティルB」を2015年4月に発売いたしました。グリッドデザインにつきましてはタイル調仕上げとなっており、タイルでは表現できない規則性のある不規則グリッドによるシャープなデザインに高い評価を頂いております。また、6月にはデザインパネル「プライムライン」に900幅タイプを追加発売いたしました。デザインパネルにつきましては、プライムラインの他多数のラインナップを取り揃えており、中国上海におきましても図書館などの文化施設や金融機関に採用されるなど、好評を頂いております。更に、10月には「アスロックタイルデコ」を開発、発売いたしました。乾式タイルと「アスロック」の素地リブが調和した独創的なテクスチャーが外壁意匠の幅を広げ、コストダウンにも貢献します。工法面においては、「アスロック」に多様な仕上げ材を取り付けることのできる当社オリジナルの専用工法である「アスロックレールファスナー工法」に、大型アルミパネル仕上げに対応する「レールファスナー ストロング」を9月に発売いたしました。
販売部門では、技能工不足・工期短縮・現場環境改善に貢献する「アスロックLS工法(Labor Saving工法)」・「ニューセフティ工法」の商談量を増やし、デザイン・性能に好評を頂いております「グリッドデザインシリーズ」・「工場塗装品」の販売数量を伸ばすとともに、北陸新幹線の駅舎への採用に続き、2016年3月26日に開業した北海道新幹線の駅舎及び施設にも採用頂きました。生産部門では、NNPS(ノザワ・ニュー・プロダクション・システム)改善活動により、各工程の生産性を高め、品質の向上、コスト削減に努めました。管理部門では、システム構築及び改善を進め、業務の効率化につなげるとともに、有利子負債を圧縮、財務体質の改善に取り組みました。マインケミカル事業につきましては、販路の拡大に取り組みました結果、肥料の販売数量を伸ばしました。
これらの結果、当社グループの単一の報告セグメントである建築材料関連事業の品種別売上高については、主力の押出成形セメント板「アスロック」は141億45百万円(前期比1.9%増加)、住宅用軽量外壁材は24億58百万円(前期比11.9%増加)となり、押出成形セメント製品関連合計では166億4百万円(前期比3.3%増加)に、耐火被覆等は16億43百万円(前期比30.2%増加)、スレート関連は9億36百万円(前期比2.4%減少)となったこと等から、当連結会計年度の売上高は218億21百万円(前期比4.1%増加)となりました。
利益面については、主力である押出成形セメント製品が伸長したことに加え、生産性の向上、製造原価低減並びに経費削減に努めました結果、営業利益は31億89百万円(前期比23.2%増加)、経常利益は31億33百万円(前期比19.7%増加)と、連結業績における営業利益、経常利益とも過去最高となりました。しかしながら、中国経済の減速の影響で建設並びに住宅売買が低迷したことにより、「野澤積水好施新型建材(瀋陽)有限公司」の保有する機械装置及び運搬具等有形固定資産の全額を減損損失に計上、当社グループへの影響額が6億60百万円となったこと等から、親会社株主に帰属する当期純利益は15億15百万円(前期比10.9%減少)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は38億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億98百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動による資金の増加は26億93百万円(前連結会計年度は18億59百万円の増加)となりました。これは法人税等の支払額10億4百万円や、売上債権の増加額1億22百万円等の資金の減少要因があった一方、税金等調整前当期純利益18億9百万円や、減損損失12億94百万円、減価償却費5億57百万円等の資金の増加要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動による資金の減少は4億2百万円(前連結会計年度は2億55百万円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出3億48百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動による資金の減少は15億86百万円(前連結会計年度は20億50百万円の減少)となりました。これは長期借入金の返済による支出11億85百万円や親会社による配当金の支払額2億27百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01166] S1007ZII)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。