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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007S7X

有価証券報告書抜粋 株式会社ウィルグループ 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、中国など新興国経済の減速による影響が懸念されるものの、政府が打ち出す経済政策や日銀による金融政策等により、企業収益に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続きました。また、人材サービス市場においては、景気の回復基調を背景として雇用情勢が改善傾向で推移し、企業の採用意欲が依然として旺盛であることから引き続き順調に推移しました。
このような状況の下、当社グループは「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションとして掲げ、各事業において専門性の追求による顧客満足の向上と差別化を図ることで、インストアシェア(特定の顧客における派遣・請負スタッフ数のうち、自社の派遣・請負スタッフが占める割合)の拡大及び事業展開地域の拡大に努めました。また、医療・介護分野における人材派遣・紹介やインターネット・IoT分野における人材紹介等の拡大に注力した他、2015年9月には広告代理店業を営む株式会社クリエイティブバンクを、2015年11月には情報システムコンサルティング業を営むハイブリィド株式会社を、2016年2月にはシンガポールにおいて航空機メンテナンス企業向け人材派遣業を営むOriental Aviation International Pte. Ltd.他2社をそれぞれ連結子会社化するなど、新規分野拡大の他、既存事業との相乗効果を見越して、関連分野の多角化に取り組みました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高45,028,584千円(前連結会計年度比38.2%増)、営業利益1,429,920千円(同52.2%増)、経常利益1,468,727千円(同54.6%増)となりました。また、特別損失として投資有価証券評価損110,599千円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益692,286千円(同26.4%増)となりました。なお、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は1,688,845千円(同54.8%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当社グループの事業拡大により当社及びWILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.の管理部門はグループ一体経営を目的とした統括機能の比重が高まったため、当連結会計年度より、当社グループの共通費配賦方法を変更し、当該管理部門に係る費用については、全社費用としセグメント利益の「調整額」として計上する方法に変更しております。以下の前連結会計年度比較につきましては、変更後の方法で組み替えた数値との比較で記載しております。

①セールスアウトソーシング事業
株式会社セントメディアが提供する店頭販売員等の人材サービスは、通信キャリアや家電メーカーによる販促キャンペーンの実施等により、携帯ショップや家電量販店における店頭販売員の需要がみられるなか、既存顧客のインストアシェアの拡大及び業務請負の受注に注力した他、営業拠点の体制強化に努めました。また、株式会社クリエイティブバンクが提供する販促プロモーションサービスは、家電量販店等の販促イベントやキャンペーンの受注が好調に推移しました。
利益面においては、店頭販売員等の人材サービスにおいて、売上高の増加によって業容の拡大による人件費や採用費等の増加を吸収したことや、株式会社クリエイティブバンクの業績寄与により、増収増益となりました。
以上の結果、セールスアウトソーシング事業の売上高は、17,359,060千円(同33.0%増)、セグメント利益は1,219,276千円(同17.2%増)となりました。

②コールセンターアウトソーシング事業
株式会社セントメディアが提供するコールセンターへの人材サービスは、近年のスマートフォン市場の急速な拡大により、端末の動作説明やサービス内容の説明を行うオペレータの増員需要がみられるなか、引き続き通信業界を中心とした長期案件獲得の他、金融業界等新たな分野からの案件獲得に注力しました。
利益面においては、業容の拡大に伴い人件費や採用費等が増加しましたが、売上高の増加によって吸収し、増収増益となりました。
以上の結果、コールセンターアウトソーシング事業の売上高は9,938,570千円(同21.8%増)、セグメント利益641,260千円(同22.5%増)となりました。

③ファクトリーアウトソーシング事業
株式会社エフエージェイが提供する製造業等への人材サービスは、惣菜、コンビニエンスストア向けスイーツ、弁当の中食等の需要が堅調に推移するなか、食品製造業を中心とする顧客との取引拡大や営業展開地域の拡大に努めた他、物流業界など新たな分野の拡大に注力し、好調に推移しました。
利益面においては、営業展開地域の拡大により人件費や採用費等が増加しましたが、売上高の増加によって吸収し、増収増益となりました。
以上の結果、ファクトリーアウトソーシング事業の売上高は10,346,961千円(同37.3%増)、セグメント利益568,591千円(同32.9%増)となりました。

④その他
医療・介護分野における人材派遣・紹介は、全国への拠点展開を積極的に行い、前連結会計年度に比して大幅に拡大しました。オフィス等への人材派遣は、新規顧客の獲得に注力し、着実な成果に結びつきました。シンガポールを中心としてASEAN地域で展開する海外事業は、2014年8月に連結子会社化したScientec Consulting Pte. Ltd.が当連結会計年度より通期で業績寄与した他、日系企業向けに人材紹介を行うGood Job Creations(Singapore) Pte. Ltd.が好調に推移しました。ALT(外国語指導助手)派遣は、引き続き多くの自治体で英語教育充実への関心が高く、新学期の新規受注獲得に至りました。「NET jinzai bank」のブランドで展開するインターネット・IoT分野における人材紹介は、近年のIPOブームを背景としたインターネット・IoTベンチャー企業における幹部人材の需要の高まりを背景として順調に拡大しました。
以上の結果、その他の売上高は7,383,992千円(同92.5%増)、セグメント利益106,817千円(前連結会計年度は117,538千円の損失)となりました。


(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、2,749,632千円(前連結会計年度末に比べて305,552千円増加)となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、453,417千円の収入(前連結会計年度は1,235,883千円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加2,079,519千円、税金等調整前当期純利益の計上1,345,438千円、未払金の増加928,038千円、未払費用の増加231,423千円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,201,895千円の支出(前連結会計年度は685,141千円の支出)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出756,772千円、有形固定資産の取得による支出130,813千円、無形固定資産の取得による支出176,740千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,080,614千円の収入(前連結会計年度は257,700千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出101,050千円、配当金の支払いによる支出113,636千円があったものの長期借入金による収入1,290,000千円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30140] S1007S7X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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