新報国マテリアル株式会社 研究開発活動 (2015年12月期)

当連結会計年度におきましては、オンリーワン商品の開発、製造技術の向上を重要課題として活動を進めております。
これら研究開発活動に要した当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の総額は125百万円であります。
各セグメントの研究開発の成果と主要課題は次のとおりです。
特殊合金事業
特殊合金事業に関する研究開発につきましては、昨年度開発した高剛性大型低熱膨張鋳鋼「IC-EX1」、究極の熱膨張係数ゼロの大型低熱膨張鋳鋼「IC-ZX」、並びに低温安定型ゼロインバー「IC-LTX」の量産に成功し、ユーザーから高く評価されています。なお、これらの開発材は特許出願を行っております。
低熱膨張合金の他、シームレスパイプ用工具鋳鋼、耐熱耐摩耗鋳鋼について、新商品の開発、製造技術の向上に取り組んでおります。
鋳鋼だけでなく鍛鋼・圧延材などの半導体・液晶用精密加工品、バイオマス発電向け特殊耐熱合金の実機適用拡大、精密研磨用スズ定盤の新商品開発に取り組んでおります。
今後の取り組みとしては、低熱膨張合金、シームレスパイプ用工具鋳鋼、耐熱耐摩耗鋳鋼の更なる材料開発、特殊耐摩耗ロールの用途拡大や非鉄金属の製造技術向上について、研究開発を強力に推進して参ります。
これらによる当事業に係る研究開発費は125百万円であります。