有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007X5N
虹技株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社および連結子会社)は鋳物関連分野及び機械、環境関連分野において多彩な技術を追求する企業として、絶えず個性的技術や商品を創り出すことを企業目標にして研究開発に取り組んでおります。鋳物関連技術では、新しい鋳造プロセス技術の開発や新しい機能を有した合金鋳鉄材や特殊鋳鋼材などの材料開発に取り組み、また商品開発や生産技術の向上にも取り組んでおります。鋳物関連技術以外では、新しい機械、環境関連技術や商品開発などを積極的に推し進めております。
現在、研究開発活動は、当社の開発部と各事業部の技術スタッフで実施しております。研究開発に専ら携わっている人数は当社グループ全体で6名であります。
当連結会計年度における全社の研究開発費は73百万円であります。なお、研究開発費については、開発部で行っている熱解析、流動解析、応力解析などのためのシミュレーション技術の開発や全社的な基礎的研究など、各事業に配分できない研究開発費用の4百万円が含まれております。
当連結会計年度における各セグメント別の研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は、次の通りであります。
1 鋳物関連事業
主に開発部と、関連事業部の技術スタッフが研究開発活動を実施しております。開発部では、新規事業化を目指して、セミソリッド加工品を低コストで量産するために周辺技術の開発に取り組んでおります。特にダイキャスト用の金型や塗型材、適用素材の範囲拡大の開発を進めておりますが、引き続き技術確立を求めていきます。また、新たに、極低炭素球状黒鉛鋳鉄鋳造プロセスを開発し、実用化に向けて取り組んでおります。このプロセスは鋼に匹敵する高ヤング率と良摺動性の特徴を持った複雑形状の機械部品製造法として、自動車や弱電メーカーなどにPRを行ない、現在、一部メーカーから評価のためのサンプル依頼を受けております。今後は量産化技術とその他の物性を満足できる熱処理技術の確立に向けて進めてまいります。また、鋳物製造の将来の新しいプロセスとして、大型精密鋳造法の技術確立を推進してきました。現在、基礎的な技術確立を終えて特許出願して、さらに実用化のための製造技術の確立を目指しております。
このようなプロセス開発以外に、新しい機能や環境に優しい鋳鉄材の開発や生産性向上のための技術開発にも取り組んでおります。これまでに、強度と靭性を併せ持つ鉄系高合金鋳造材を開発して特許出願に至っております。また、高価な合金元素量を減らし、より安価な合金の添加と新しい熱処理プロセスを組み合わせて、これまでにない高強度、高靭性を有した鋳鉄材料の開発を行い、特許出願と共にユーザーからの試作依頼を受けながら実用化に向けて進めております。また、流動解析と熱解析に応力解析を連動させて鋳造CAEの技術向上を図り、鋳造後の変形解析技術確立に向けた開発も始めております。特に大型機械鋳物に適用できるように必要な物性データの収集と検証に今後取り組んでいきます。さらに、独自の新商品として、公共の土木や建築用の新型人孔鉄蓋、電線共同溝用鉄蓋や極薄鋳鉄の鋳造技術を応用して什器や景観商品などの開発も続けており特許出願と同時に、商品化によって拡販の実績が出始めております.
大型鋳物製品においてはこれまで培ってきたフルモールド法の技術に従来の砂型、金型の技術を組み合わせて難度の高い複雑形状の鋳物の製造技術を確立して、造船や産業機械分野に適用しつつあります。また、連鋳棒生産装置の高度化や完全自動化を目指した開発も生産技術に貢献しつつあります。さらに、低コストの新しい鋳鉄溶解法を、外部の複数の民間企業と共同で開発を始めております。当事業に掛かった研究開発費は63百万円であります。
2 その他
機械関連事業では、主に開発部と関連事業部の技術スタッフで実施しております。主に自動車の摩擦材のフィラー材として使われているメタルファイバーの材質、サイズや形状の種類を大幅に増やして、自動車摩擦材以外の用途開発に取り組んでおります。これまでにセメント分野、IT関連分野などで受注に結びついて実績を出しつつあり。これからも新しい分野のユーザーの開拓に重点的に取り組んでまいります。
セラミックス関連では有形成形技術と製品開発を実施しております。耐熱性、耐スポーリング性、加工性を併せ持つカーボンセラミックス材は新たに高温用潤滑構造材としてIT関連の製造装置の部品に使われ、順調に売り上げに貢献しつつあります。また、新たなコーティング材との組み合わせで、新規用途及び新規顧客拡大のためにガラス製品製造用の治具材や高温軸受け材、耐熱容器材への適用を重点的に推し進めております。
工場用送風機装置では、軸受けや減音を改善した送風機の開発に取り組み、受注増に寄与しつつあります。さらに、独自の羽形状の開発と新材質ファンの製造技術も他機種に拡大しながら市場シェア拡大に貢献しつつあります。
環境関連事業では、この事業部の技術スタッフが中心になって、これまで培ってきたストーカ方式の焼却炉に改良を加えた新ストーカ炉を開発してきました。この6トン/日以下の新型ストーカ炉は大幅な省エネやCO2削減が実現できる炉で、大型案件の受注に結びつく実績が出ており、さらに、新型ストーカ炉の新規受注の案件が増大しつつあります。また、これらの焼却炉以外に、容器や複合のプラスチック廃棄物のリサイクル(分離や油化)装置などのエンジニアリング技術の開発に取り組んでおり、新たな市場開拓を目指していきます。これらの事業に掛かった研究開発費は6百万円であります。
現在、研究開発活動は、当社の開発部と各事業部の技術スタッフで実施しております。研究開発に専ら携わっている人数は当社グループ全体で6名であります。
当連結会計年度における全社の研究開発費は73百万円であります。なお、研究開発費については、開発部で行っている熱解析、流動解析、応力解析などのためのシミュレーション技術の開発や全社的な基礎的研究など、各事業に配分できない研究開発費用の4百万円が含まれております。
当連結会計年度における各セグメント別の研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は、次の通りであります。
1 鋳物関連事業
主に開発部と、関連事業部の技術スタッフが研究開発活動を実施しております。開発部では、新規事業化を目指して、セミソリッド加工品を低コストで量産するために周辺技術の開発に取り組んでおります。特にダイキャスト用の金型や塗型材、適用素材の範囲拡大の開発を進めておりますが、引き続き技術確立を求めていきます。また、新たに、極低炭素球状黒鉛鋳鉄鋳造プロセスを開発し、実用化に向けて取り組んでおります。このプロセスは鋼に匹敵する高ヤング率と良摺動性の特徴を持った複雑形状の機械部品製造法として、自動車や弱電メーカーなどにPRを行ない、現在、一部メーカーから評価のためのサンプル依頼を受けております。今後は量産化技術とその他の物性を満足できる熱処理技術の確立に向けて進めてまいります。また、鋳物製造の将来の新しいプロセスとして、大型精密鋳造法の技術確立を推進してきました。現在、基礎的な技術確立を終えて特許出願して、さらに実用化のための製造技術の確立を目指しております。
このようなプロセス開発以外に、新しい機能や環境に優しい鋳鉄材の開発や生産性向上のための技術開発にも取り組んでおります。これまでに、強度と靭性を併せ持つ鉄系高合金鋳造材を開発して特許出願に至っております。また、高価な合金元素量を減らし、より安価な合金の添加と新しい熱処理プロセスを組み合わせて、これまでにない高強度、高靭性を有した鋳鉄材料の開発を行い、特許出願と共にユーザーからの試作依頼を受けながら実用化に向けて進めております。また、流動解析と熱解析に応力解析を連動させて鋳造CAEの技術向上を図り、鋳造後の変形解析技術確立に向けた開発も始めております。特に大型機械鋳物に適用できるように必要な物性データの収集と検証に今後取り組んでいきます。さらに、独自の新商品として、公共の土木や建築用の新型人孔鉄蓋、電線共同溝用鉄蓋や極薄鋳鉄の鋳造技術を応用して什器や景観商品などの開発も続けており特許出願と同時に、商品化によって拡販の実績が出始めております.
大型鋳物製品においてはこれまで培ってきたフルモールド法の技術に従来の砂型、金型の技術を組み合わせて難度の高い複雑形状の鋳物の製造技術を確立して、造船や産業機械分野に適用しつつあります。また、連鋳棒生産装置の高度化や完全自動化を目指した開発も生産技術に貢献しつつあります。さらに、低コストの新しい鋳鉄溶解法を、外部の複数の民間企業と共同で開発を始めております。当事業に掛かった研究開発費は63百万円であります。
2 その他
機械関連事業では、主に開発部と関連事業部の技術スタッフで実施しております。主に自動車の摩擦材のフィラー材として使われているメタルファイバーの材質、サイズや形状の種類を大幅に増やして、自動車摩擦材以外の用途開発に取り組んでおります。これまでにセメント分野、IT関連分野などで受注に結びついて実績を出しつつあり。これからも新しい分野のユーザーの開拓に重点的に取り組んでまいります。
セラミックス関連では有形成形技術と製品開発を実施しております。耐熱性、耐スポーリング性、加工性を併せ持つカーボンセラミックス材は新たに高温用潤滑構造材としてIT関連の製造装置の部品に使われ、順調に売り上げに貢献しつつあります。また、新たなコーティング材との組み合わせで、新規用途及び新規顧客拡大のためにガラス製品製造用の治具材や高温軸受け材、耐熱容器材への適用を重点的に推し進めております。
工場用送風機装置では、軸受けや減音を改善した送風機の開発に取り組み、受注増に寄与しつつあります。さらに、独自の羽形状の開発と新材質ファンの製造技術も他機種に拡大しながら市場シェア拡大に貢献しつつあります。
環境関連事業では、この事業部の技術スタッフが中心になって、これまで培ってきたストーカ方式の焼却炉に改良を加えた新ストーカ炉を開発してきました。この6トン/日以下の新型ストーカ炉は大幅な省エネやCO2削減が実現できる炉で、大型案件の受注に結びつく実績が出ており、さらに、新型ストーカ炉の新規受注の案件が増大しつつあります。また、これらの焼却炉以外に、容器や複合のプラスチック廃棄物のリサイクル(分離や油化)装置などのエンジニアリング技術の開発に取り組んでおり、新たな市場開拓を目指していきます。これらの事業に掛かった研究開発費は6百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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