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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TZH

有価証券報告書抜粋 株式会社CKサンエツ 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、中国など新興国の景気不振と、それに伴う資源安の状況にありました。また、わが国経済は、個人消費や企業の設備投資が伸び悩みました。当社グループの主要原材料である銅の相場価格は、2015年6月以降下落し続けました。
このような経営環境のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)は、収益構造の改善に、次の通り注力しました。
(ⅰ)連結子会社日本伸銅株式会社は、経営効率を向上するため、大阪黄銅株式会社と合併しました。
(ⅱ)当社100%連結子会社であるサンエツ金属株式会社と、同じく連結子会社日本伸銅株式会社は、生産品種の棲み分けによる最適分業体制を構築するため、日本伸銅株式会社の伸銅事業の一部である電子素材事業をサンエツ金属株式会社へ譲渡し、日本伸銅堺工場のめっき線製造設備を、サンエツ金属高岡工場へ移設しました。
(ⅲ)当社100%連結子会社であるサンエツ金属株式会社は、日本伸銅堺工場からサンエツ金属高岡工場へ異動する社員を受け入れるため、サンエツ金属高岡工場の敷地内に社員寮36室を新築しました。
(ⅳ)連結子会社日本伸銅株式会社は、堺工場で当社100%連結子会社であるサンエツ金属株式会社からOEM受注した伸銅品の生産を開始しました。
(ⅴ)当社100%連結子会社であるサンエツ金属株式会社は、将来の工場建設に備えて、富山県砺波市にある本社・工場の隣接地約3万平方メートルを購入しました。
(ⅵ)当社100%連結子会社であるサンエツ金属株式会社は、砺波第3工場として連続鋳造棒の生産設備2ラインを立ち上げ、サンプル出荷を開始しました。
この結果、当連結会計年度の業績は、前期末に、日本伸銅株式会社を連結子会社化したため、売上高は685億6百万円(前年同期比11.0%増加)となったものの、営業利益は銅相場が下落し、原料相場差損が発生したため、18億16百万円(同23.3%減少)となりました。一方、経常利益は原料相場の変動に備えたリスクヘッジのためのデリバティブ取引で、デリバティブ利益6億55百万円(前年同期はデリバティブ損失1億68百万円)を計上したことや、貸倒引当金の戻入益を計上したため、28億36百万円(同14.4%増加)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前期は日本伸銅株式会社の株式公開買付けによる連結子会社化により負ののれん発生益などを計上していましたが、当連結会計年度では親会社株主に帰属する当期純利益に対して大きく影響を与える項目はなかったため、19億14百万円(同5.8%減少)となりました。

各セグメントの業績は、次のとおりであります。
①伸銅
伸銅事業では、販売量は9万8,804トン(前年同期比22.7%増加)、売上高は572億59百万円(同14.9%増加)となりましたが、銅相場が下落し、原料相場差損が発生したため、セグメント損益は12億38百万円(同45.3%減少)のセグメント利益となりました。
②精密部品
精密部品事業では、売上高は36億54百万円(前年同期比11.1%減少)となりましたが、銅相場が下落し、原料相場差損が発生したため、セグメント損益は37百万円のセグメント損失(前年同期はセグメント利益11百万円)となりました。
③配管・鍍金
配管・鍍金事業では、売上高は75億92百万円(前年同期比2.4%減少)となり、セグメント損益は配管機器の定価表を改定したこともあり4億71百万円のセグメント利益(前年同期比4,996.7%増加)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益を30億64百万円計上し、有形固定資産の取得による支出、短期借入金の減少や仕入債務の減少による支出等があったものの、売上債権やたな卸資産の減少による収入があったため、前連結会計年度末に比べ6億25百万円増加し、当連結会計年度末には19億17百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は70億50百万円(前年同期比45億48百万円収入の増加)となりました。これは主に仕入債務の減少額20億33百万円(前連結会計年度は68百万円の増加額)等があったものの、税金等調整前当期純利益30億64百万円、減価償却費16億55百万円、売上債権の減少額28億82百万円(前連結会計年度は1億53百万円の減少額)、たな卸資産の減少額20億68百万円(前連結会計年度は2億94百万円の減少額)等があったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は21億2百万円(前年同期比9億76百万円支出の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得19億36百万円があったものの、前連結会計年度にあった日本伸銅株式会社の公開買付けによる支出7億78百万円(純額)等がなかったためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は43億19百万円(前年同期比55億82百万円支出の増加)となりました。これは主に短期借入金の減少額51億70百万円(前連結会計年度は15億50百万円の増加額)等があったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01321] S1007TZH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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