有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007FSS
積水ハウス株式会社 研究開発活動 (2016年1月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社及び連結子会社)では、住宅総合企業として多様化・高度化する市場の要請に応えるべく、顧客ニーズ・社会ニーズを的確にとらえるとともに、新たな住まいの在り方を提案する商品開発や住生活基本法に則した住まいの長寿命化を推進する技術、工場及び建設現場の生産性向上、施工省力化、廃棄物削減をはじめとする技術開発等を推進しています。
加えて、ブランドビジョン『ゆっくり生きてゆく、住まいの先進技術「SLOW & SMART 」』を掲げ、新しい住まい価値提案及び住まいの基本性能に関して先進技術を追求し、お客様の「いつもいまが快適」な暮らしを実現しながら、環境負荷の少ない住まいを提供していくことを目指しています。
当連結会計年度においては、再生可能エネルギー特別措置法の改正に伴う住宅用太陽光発電の出力制御により売電できなくなる余剰電力を自動的に蓄電して有効利用する「太陽光パワコン一体型蓄電システム」を開発し、5月に「グリーンファースト 蓄電スタイル」として発売しました。震災・異常気象による停電時などにおいて、太陽光発電と蓄電池によって電気の自給を確保する事が可能となります。
また、宮城県東松島市と共に、災害公営住宅と周辺の病院等を結ぶマイクログリッド(既存の発電所からの電力にほとんど依存しない小規模なエネルギー・ネットワーク)により電力供給するスマートタウン「東松島市スマート防災エコタウン」の開発を推進しました。当タウンの電力網は、戸建住宅を含め、敷地を超えてエネルギー相互融通を行う日本初のスマートグリッドであり、大震災のような長期の停電時にも、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで病院や集会所などへの最低限の電力供給の継続が可能となり、地域の災害対応力と防災力向上に寄与します。
その他、前連結会計年度と同様に、大学・公共研究機関等との共同研究にも積極的に取り組んでいます。
当連結会計年度の研究活動の概況と成果は以下のとおりであり、研究開発費総額は4,772百万円です。なお、当社グループが行っている研究開発活動は、各事業に共通するものであり、セグメントに分類することができません。そのため、以下に記載する研究開発活動の概要は、研究開発の項目別に記載します。
(イ)商品開発
・鉄骨2階建て住宅においては、オリジナル外壁「ダインコンクリート」に、彫りの深さと自然石の繊細な表情を表現したデザインの新柄「シェードボーダー」を追加しました。
・木造住宅シャーウッドにおいては、誕生20周年を記念し「グラヴィス・ヴィラ」を発売しました。搭載した新技術「マルチレイヤーシステム」の開発により、限られた敷地条件や厳しい斜線制限をクリアしながらも、高い天井や多層の空間を自由に実現します。
・賃貸住宅においては、高級2階建て賃貸住宅「プロヌーブ・リミテッドU」を発売しました。オートロック集合玄関ドアやエントランスウォールによる防犯性能とデザイン性の向上に加えて、住宅性能表示制度最高等級の断熱仕様を備えるなど、高い省エネルギー性能と安全性、快適性を実現します。
・上階からの床衝撃音を一般的な鉄骨造の約3分の1に軽減する高遮音床システム「SHAIDD(シャイド)50」を発売しました。
(ロ)技術開発
・総合住宅研究所が運営するグランフロント大阪内の「住ムフムラボ」では、住まいや暮らしに関する情報受発信と、一般生活者、多分野の研究者や専門家等と防災やパッシブアイテム等の共創研究を進めました。
・マッスル株式会社と共同で在宅介護を支援するロボットの研究、開発を継続し、実大空間での使用検証や、一般生活者による使用体験評価などを実施しました。
・ビッグデータ解析の取り組みとして、HEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)で収集するデータの利活用にあたり、付加価値及び新たなサービスへの研究を行っています。
・住宅におけるIoT(インターネット・オブ・シングス)活用として、様々なセンサー技術などの活用研究を推進しています。
・戸建住宅や賃貸住宅を対象とし、4階建てにも対応できる、高耐力で低コスト化を実現した軟弱地盤補強工法「シャークパイル工法」及び「ハイシャークパイル工法」を開発しました。
・太陽光発電や太陽熱利用を有効に活用する技術、通風や日射調整、緑化などによりエネルギーをできるだけ使わずに快適性を向上させるパッシブ技術の開発に取り組みました。
・独立行政法人科学技術振興機構(JST)が進める「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」に京都大学グループのメンバーとして参画し、生体リズム予測による看護・介護居室の環境制御システムの研究開発を推進しました。
・健康な暮らしができる住環境の実現のため、全国4ヶ所で室内環境センサーやウェアラブルセンサーを使った健康見守りの実証試験を実施しました。
加えて、ブランドビジョン『ゆっくり生きてゆく、住まいの先進技術「SLOW & SMART 」』を掲げ、新しい住まい価値提案及び住まいの基本性能に関して先進技術を追求し、お客様の「いつもいまが快適」な暮らしを実現しながら、環境負荷の少ない住まいを提供していくことを目指しています。
当連結会計年度においては、再生可能エネルギー特別措置法の改正に伴う住宅用太陽光発電の出力制御により売電できなくなる余剰電力を自動的に蓄電して有効利用する「太陽光パワコン一体型蓄電システム」を開発し、5月に「グリーンファースト 蓄電スタイル」として発売しました。震災・異常気象による停電時などにおいて、太陽光発電と蓄電池によって電気の自給を確保する事が可能となります。
また、宮城県東松島市と共に、災害公営住宅と周辺の病院等を結ぶマイクログリッド(既存の発電所からの電力にほとんど依存しない小規模なエネルギー・ネットワーク)により電力供給するスマートタウン「東松島市スマート防災エコタウン」の開発を推進しました。当タウンの電力網は、戸建住宅を含め、敷地を超えてエネルギー相互融通を行う日本初のスマートグリッドであり、大震災のような長期の停電時にも、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで病院や集会所などへの最低限の電力供給の継続が可能となり、地域の災害対応力と防災力向上に寄与します。
その他、前連結会計年度と同様に、大学・公共研究機関等との共同研究にも積極的に取り組んでいます。
当連結会計年度の研究活動の概況と成果は以下のとおりであり、研究開発費総額は4,772百万円です。なお、当社グループが行っている研究開発活動は、各事業に共通するものであり、セグメントに分類することができません。そのため、以下に記載する研究開発活動の概要は、研究開発の項目別に記載します。
(イ)商品開発
・鉄骨2階建て住宅においては、オリジナル外壁「ダインコンクリート」に、彫りの深さと自然石の繊細な表情を表現したデザインの新柄「シェードボーダー」を追加しました。
・木造住宅シャーウッドにおいては、誕生20周年を記念し「グラヴィス・ヴィラ」を発売しました。搭載した新技術「マルチレイヤーシステム」の開発により、限られた敷地条件や厳しい斜線制限をクリアしながらも、高い天井や多層の空間を自由に実現します。
・賃貸住宅においては、高級2階建て賃貸住宅「プロヌーブ・リミテッドU」を発売しました。オートロック集合玄関ドアやエントランスウォールによる防犯性能とデザイン性の向上に加えて、住宅性能表示制度最高等級の断熱仕様を備えるなど、高い省エネルギー性能と安全性、快適性を実現します。
・上階からの床衝撃音を一般的な鉄骨造の約3分の1に軽減する高遮音床システム「SHAIDD(シャイド)50」を発売しました。
(ロ)技術開発
・総合住宅研究所が運営するグランフロント大阪内の「住ムフムラボ」では、住まいや暮らしに関する情報受発信と、一般生活者、多分野の研究者や専門家等と防災やパッシブアイテム等の共創研究を進めました。
・マッスル株式会社と共同で在宅介護を支援するロボットの研究、開発を継続し、実大空間での使用検証や、一般生活者による使用体験評価などを実施しました。
・ビッグデータ解析の取り組みとして、HEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)で収集するデータの利活用にあたり、付加価値及び新たなサービスへの研究を行っています。
・住宅におけるIoT(インターネット・オブ・シングス)活用として、様々なセンサー技術などの活用研究を推進しています。
・戸建住宅や賃貸住宅を対象とし、4階建てにも対応できる、高耐力で低コスト化を実現した軟弱地盤補強工法「シャークパイル工法」及び「ハイシャークパイル工法」を開発しました。
・太陽光発電や太陽熱利用を有効に活用する技術、通風や日射調整、緑化などによりエネルギーをできるだけ使わずに快適性を向上させるパッシブ技術の開発に取り組みました。
・独立行政法人科学技術振興機構(JST)が進める「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」に京都大学グループのメンバーとして参画し、生体リズム予測による看護・介護居室の環境制御システムの研究開発を推進しました。
・健康な暮らしができる住環境の実現のため、全国4ヶ所で室内環境センサーやウェアラブルセンサーを使った健康見守りの実証試験を実施しました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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