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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YQQ

有価証券報告書抜粋 株式会社駒井ハルテック 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、年度当初は企業収益や雇用環境の改善が進み、緩やかな回復基調が続きましたが、年度半ばより、中国をはじめとする新興国経済の減速、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクが顕在化し、世界同時株安の進行もあり、国内景気は先行き不透明な状況で推移いたしました。
橋梁・鉄骨業界におきましては、橋梁は前年度並みの水準の発注量となりました。鉄骨は首都圏を中心に再開発計画の活発な動きが見られたものの、技術者・技能者の不足による労務費の高騰などにより計画の見直しや延期が散見され、発注量は前年度並みの水準で推移いたしました。
このような環境のなか、鋭意受注活動を展開した結果、当連結会計年度の受注高は総額405億9千5百万円(前期比9.3%増)となりました。また、売上高は、一部長期大型橋梁工事の工期延伸により進捗率が落ちたことなどにより367億3千9百万円(同11.0%減)にとどまりました。
損益につきましては、前期に受注した大型橋梁工事が順調に進捗したことに加え、当連結会計年度に実施した設備投資により生産性が向上したことなどにより営業利益20億3千2百万円(同175.9%増)、経常利益19億1千万円(同136.1%増)を確保し、親会社株主に帰属する当期純利益は繰延税金資産を計上したことなどもあり21億5千6百万円(同132.0%増)となりました。

セグメント別の概況は次のとおりであります。

― 橋梁事業 ―
当連結会計年度の受注高は、国土交通省中国地方整備局・鳥取西道路金沢高架橋第3鋼上部工事、国土交通省近畿地方整備局・和歌山岬道路孝子ランプ橋鋼上部製作工事他の工事で156億2千4百万円(前期比0.8%増)となりました。
売上高は、国土交通省関東地方整備局・湾岸道路本牧地区1号橋上部工事、国土交通省中国地方整備局・玉島笠岡道路六条院東高架橋鋼上部その2工事他の工事で168億3千8百万円(同3.3%増)となり、これにより受注残高は142億1千万円(同7.9%減)となっております。

― 鉄骨事業 ―
当連結会計年度の受注高は、西武鉄道池袋ビル建替え計画、(仮称)浜松町駅前プロジェクト他の工事で244億9千8百万円(前期比19.8%増)となりました。
売上高は、京橋二丁目西地区市街地再開発事業、(仮称)オーケーみなとみらい本社ビル他の工事で179億8千4百万円(同23.5%減)となり、これにより受注残高は228億1千4百万円(同40.0%増)となっております。

― そ の 他 ―
当社グループは、その他の事業として風力発電・メガソーラー架台等による環境事業及び大阪市西淀川区にある大阪事業所の未利用地部分等について賃貸による不動産事業を行っております。また、連結子会社において印刷事業等を行っております。
当連結会計年度の受注高は、新島風車実証他の工事で4億7千2百万円(前期比60.4%減)となりました。
売上高は、環境事業でブータン風車建設工事、スパリゾート太陽光設備架台製作他の工事などに不動産事業・印刷事業等を含め19億1千5百万円(同32.6%増)となり、これにより受注残高は3億9千1百万円(同68.3%減)となっております。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ26億5千万円増加し65億6千9百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は16億4千2百万円(前連結会計年度33億6百万円の支出)となりました。これは仕入債務の減少38億3百万円があったものの、売上債権の減少21億2千6百万円があったことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は1億8千6百万円(前連結会計年度1億4千万円の支出)となりました。これは投資有価証券の売却による収入8千5百万円があったものの、固定資産の取得による支出2億9千4百万円があったことなどによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果得られた資金は11億9千4百万円(前連結会計年度17億7千9百万円の収入)となりました。これは長期借入金の返済による支出17億2千万円があったものの、社債発行による収入29億3千万円があったことなどによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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