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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AM4G

有価証券報告書抜粋 株式会社 コロナ 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。

当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。
なお、製品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。

(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、VXシリーズの6.7kW・7.3kWモデル及びミニタイプを除く機種で通常点火時間を従来の約1/2の75秒に短縮する新型バーナを搭載しました。また、最上位機種「WZシリーズ」の3.6kWモデルで昨年好評だった「バイオレット色」を同シリーズの4.6kWモデルと5.7kWモデルに拡大しました。消臭機能などの快適性能が充実している「VXシリーズ」には、高出力タイプ6.7kWモデルと7.3kWモデルの2機種を追加し、広い室内を暖房したいニーズにも対応しました。また、大きな操作パネルと音で見やすく使いやすい「SRタイプ」を新たにラインアップしました。そして、使いやすさを重視した「STシリーズ」、コンパクトな「ミニタイプ」、基本機能が充実している「Gシリーズ・VGタイプ」などの合計8シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。
寒冷地向け石油暖房機では、PK・PRシリーズにおいて、操作性と表示部の視認性を向上させるとともに本体と下皿を一体化した構造に変更し、掃除がしやすく、すっきりとした外観の8機種を開発しました。とくにPKシリーズでは、表示パネルに視認性の高い大型バックライト液晶を採用し、表示文字を従来より大きくし、オープンポケット内の「スライドボリューム」のつまみを大きくし、スライド幅を広げ、高齢の方にも見やすく使いやすいユニバーサルデザインを採用しています。これにより、PKシリーズは、操作性や安全性の向上に努める姿勢が評価され2016年度グッドデザイン賞を受賞しました。
遠赤外線電気暖房機では、新製品、壁掛型遠赤外線電気暖房機「ウォールヒート」を開発しました。風呂の脱衣所等に設置し、冬季は暖房運転でヒートショック対策として使用することができるほか、夏季には涼風運転で湯上りを快適にする商品です。壁に取り付けて使用するため、床のスペースをとりません。ヒーターには、速暖性に優れた遠赤外線カーボンヒーターを搭載し、人感センサーでON・OFFも可能。室温を検知して暖房出力を自動で切り換える「ecoオート運転」機能を搭載しました。
なお、当部門に係る研究開発費は1億円であります。

(2) 空調・家電機器
主力商品であるルームエアコンでは、選べる再熱&涼除湿、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房の「Wシリーズ」には、新たにランドリーモード機能を追加し、ランドリー運転時の外気温と室温によって、運転モード(冷房・再熱除湿・暖房)を選択し、洗濯物を効率的に乾燥させます。そして、使いやすく基本機能充実の「Nシリーズ」、冷房のみを使用される方のための「冷房専用シリーズ」、合計3シリーズ17機種を開発しました。
衣類乾燥除湿機では、スピーディな衣類乾燥、広いリビングの除湿におすすめの大能力タイプ10・18Lタイプに、お好みの湿度で快適除湿の5段階湿度設定とお部屋の空気をかきまぜて冷暖房時の温度ムラを改善するサーキュレータモードを搭載しました。
なお、当部門に係る研究開発費は97百万円であります。


(3) 住宅設備機器
ヒートポンプ式温水床暖房システムでは、コンプレッサーなどの効率化により「コロナエコ暖フロア6.7」でモデルチェンジしたERB-HP67CFにおいては、定格COP4.12を、「コロナエコ暖フロア4.5」でモデルチェンジしたERB-HP45CFにおいては、エネルギー消費効率を示す定格COPが業界ナンバーワンの4.62※1に向上しました。また、対応可能な最低外気温は従来品のマイナス10℃から、マイナス15℃に拡大し、搭載した新リモコンは、最大4面(ERB-HP45CFの場合は3面)の端末を個別に温度設定でき、各面に「平日」と「休日」など、2パターンのタイマー設定が可能になりました。
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、「ハイグレードタイプ」の年間給湯保温効率(JIS)を3.3から3.4に向上させました。また、夜間時間帯が短い電力プランでも、沸き上げ開始のタイミングを前倒しできるよう、沸き上げ時間シフト機能を改善しました。これにより、早朝の家全体のピーク電力を低く抑え、実量契約の場合には、基本料金を安く抑えることができます。なお、コロナプレミアムエコキュートCHP-HXE37AX4では、2016年度 デマンドサイドマネジメント表彰「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」、「2016年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞、また、CHP-HXE37AX4・HXE46AX4、CHP-HXE37AX4K・HXE46AX4Kが2016年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
少人数世帯向けのヒートポンプ給湯機「ネオキュート」では、2016年4月1日から始まった電力の小売自由化に合せ、多様化する電力料金メニューにも柔軟に対応する機能を設けた2機種を開発しました。
潜熱回収型高効率暖房専用ボイラー「エコフィール」では、27年度に発売した暖房出力11.6kWタイプに加え、17.4kW、23.5kWタイプの4機種をラインアップしました。UHB-EG240(FF)では、92%の高い暖房効率を実現し、当社従来機種と比較すると、温水暖房にかかる灯油の使用量を年間約234L節約※2することができ、地球温暖化の要因のひとつであるCO2排出量をおよそ11%低減しました。
ナノミストサウナ「ナノリッチ」は「第3回健康科学ビジネス創造フォーラム」において、「第3回健康科学ビジネスベストセレクションズ(製品・サービス部門)」を受賞しました。またナノミストサウナ入浴において、「ナノミストサウナの尿プロテオームに対する影響」について検証し、本研究成果を国際学会「Human Proteome Organization World」にて発表しました。
多機能加湿装置「ナノフィール」は「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017」において、「最優秀レジリエンス賞」を受賞しました。また新潟県から「Made in新潟新商品」に認定されました。
今後も快適で健康的な環境を創出するために、ナチュラルクラスターイオンを搭載した商品開発と効果検証を進めてまいります。
なお、当部門に係る研究開発費は4億30百万円であります。

この結果、当連結会計年度における研究開発費は6億27百万円であります。

※1:試算条件 外気温度 7/6℃(DB/WB)、戻り温水温度 25℃、流量 4.3(L/min)
※2:試算条件 年間暖房負荷 約65.3GJ

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01444] S100AM4G)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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