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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APPA

有価証券報告書抜粋 株式会社ソディック 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

研究開発活動の拠点として、横浜本社技術研修センターに研究開発部門を置き、中国上海、米国カリフォルニア州シリコンバレーに研究開発子会社を開設しております。この世界3極体制のもと、技術研修センターを軸に、機械構造設計開発、放電加工機用電源の開発、放電加工機及びマシニングセンタなどの性能向上の研究を行っております。さらに中国上海、カリフォルニア州シリコンバレーなどの地域性を利用し、各種ソフトウエア開発、CNC装置開発、モーションコントローラ開発などの工作機械の基礎技術となる研究開発を実践しております。
なお、基礎・応用研究には、当社グループの合計で35億18百万円(工作機械事業25億61百万円、産業機械事業3億46百万円、食品機械事業91百万円、その他5億18百万円)の研究開発費を投入いたしました。

当連結会計年度における主な研究開発の成果は、以下のとおりであります。
・リニアモータ駆動ワイヤ放電加工機の開発(工作機械事業)
従来機の加工性能をさらに向上させた、油加工液仕様のリニアモータ駆動ワイヤ放電加工機「AP450L(oil)」を開発いたしました。総合産業である自動車業界からの要求に応え、超微細精密領域での加工に適しています。また、最新の19型 横型タッチパネルNC装置「SPW電源」を搭載し操作性も向上しています。

・リニアモータ駆動形彫り放電加工機の開発(工作機械事業)
形彫り放電加工機のベストセラーモデル「AGシリーズ」の精密加工向けモデルとしてリニアモータ駆動形彫り放電加工機「AG400LP」を開発しました。放電安定システム「アークレスplus」を搭載することで厳しい加工環境においても放電状態が安定して持続します。高速加工、電極消耗の抑制、梨地から鏡面までの幅広い多彩な加工面質の実現など、性能が格段に向上しています。自動車部品やスマートフォンの金型など、精密加工分野に適しています。

・細穴放電加工機の開発(工作機械事業)
細穴放電加工機「Kシリーズ」の新製品「K3HS」を開発しました。最新の電源を搭載しており、鉄系、超硬合金、銅、アルミ、チタンなど様々な加工材質に対してバリや電食の無い加工ができます。自動車産業、医療機器、電気電子産業等での部品加工において、ドリル加工では困難であった細くて深い穴の加工が可能となります。

・高品位マシニングセンタの開発(工作機械事業)
市場の拡大が加速するスマートフォンやタブレット端末機、自動運転化による自動車部品の高精度化ニーズに対応するため、より微細で精密な金型加工が可能となる高品位マシニングセンタ「UH430LN4X」を開発いたしました。新・NC装置「LN4X」の搭載により、各軸制御サイクルの高速化及び駆動系サーボ応答が向上し、微細精密領域での高品質な仕上げ加工が可能となります。

・精密金属3Dプリンタの開発(工作機械事業)
大型化、多様化する金属3Dプリンタへのニーズに対応するため、2014年10月から販売している「OPM250L」からサイズアップした精密金属3Dプリンタ「OPM350L」を開発しました。最大造形寸法を350×350×350㎜に拡大、レーザーの機能向上により加工速度を向上しています。ヒューム処理能力も大幅に向上し、長時間連続運転ができます。従来機と同等の加工面質、加工精度を実現しつつ、より大型の造形物に対しての加工速度が飛躍的に向上しています。

・金属3Dプリンタ金型専用 射出成形機の開発(産業機械事業)
上記の金属3Dプリンタで造形した金型専用の射出成形機「MR30」を開発しました。3次元冷却配管内蔵の金型を用いることでプラスチック成形品生産における樹脂成形時の冷却効果を最大限に引き出し、成形サイクルの大幅短縮と成形品の変形抑制及び歩留り向上を実現します。また、材料投入タンクや温調装置などの周辺機器を一体で備えております。

・全電動射出成形機の開発(産業機械事業)
高精度成形で独自技術を培ってきたV-LINE®の基本性能をベースとしたエントリーモデルの全電動射出成形機「MS100」を開発しました。可塑化・射出部分及び型締機構の両方にサーボモータを採用することで安定かつハイサイクルな成形が可能となります。また、新・操作パネルの採用により、見やすさを向上させ、さらなる生産性向上と省エネ効果を実現しているのが大きな特徴です。

・アルミニウム合金対応 射出成形機の開発(産業機械事業)
プラスチック射出成形機で培った技術を応用して従来のダイカスト鋳造法の課題を解決し、実用化は困難とされてきたアルミニウム合金用世界初のV-LINE® Direct Castingによる射出成形機「ALM450」を開発しました。アルミニウムを溶かす溶解シリンダと金型に射出する射出シリンダを備えており、溶解と射出の工程を分業化することで、金型に流しこむ金属の量が安定し、正確な成形が効率良く行えます。タブレット端末機やスマートフォンなどIT機器の筐体や、部品の軽量化及びコンパクト化を目指す自動車部品等の市場での需要が見込まれます。

・製麺生地混合装置の開発(食品機械事業)
調理麺の品質向上のためのニーズに対応するため、真空Extruder内蔵製麺生地混合装置「エアロッカー式真空チャンバー」を開発しました。麺生地を混合する過程において、完全に密閉された装置の中で真空処理を行いながら、麺生地を製造することで、従来よりもコシ・歯ごたえがある麺類(十割そば、米麺、生パスタなど)の製造が可能になります。また、医薬品など、食品業界以外への応用展開も見込めます。さらに、フッ素コーティングや着脱可能な内部設計によってメンテナンス性も向上しています。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01504] S100APPA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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