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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AQGV

有価証券報告書抜粋 株式会社島精機製作所 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析



当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、26億76百万円であります。
セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。
当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。
当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、地域のニーズに適応する機種バリエーションの充実を進めていく一方で、部品の共通化や組立作業の自動化を進める改良など、品質の向上や生産効率化を図る取り組みも行なってまいりました。
ホールガーメント横編機におきましては、最新機種「MACH2XS」に15ゲージのスモールフックタイプを追加しました。この開発によりゲージ範囲の拡大のみならず、ファインゲージの編成において品質の安定化をさらに図ることができます。
成型編機では、SVRシリーズにループプレッサーベッドを搭載したSVR123SPが加わりました。インレイ柄などの複雑な編成が可能でファッションからテクニカルテキスタイルまで幅広いモノづくりに対応します。
一方、「All in One」コンセプトのもと開発されたデザインシステム「SDS-ONE APEX3」は、トータルソリューションシステムとしてソフトの充実を図り進化を続けております。
また、ニット生産拠点が中国からASEAN諸国やバングラデシュに分散が加速している一方で、商品の市場投入の短サイクル化が進んでいます。これらの課題解決のため、マーケティングから製品企画、生産から販売までのプロセスを如何に無駄なく、迅速に行うことが重要になっており、全工程を可視化できる生産管理システム「Shima Knit PLM」の開発に引き続き取り組んできました。
ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターにおいては、最先端の横編み技術を駆使し、独創的で魅力あふれるニットファッションの開発を行ってまいりました。当期もホールガーメント横編機「MACH2XS」を中心に機械の性能を十二分に活かしたオリジナルサンプルやループプレッサーの機能を応用した編地開発に取り組みました。さらに昨今、スポーツウエアが普段着として浸透している背景を受け、スポーツ関係に向けてサンプル提案や素材開発に注力しました。
また、ファッション業界に向けて、新たなWEBサービス「staf」を発表しました。この「staf」には過去50年分のファッションアーカイブやトレンド情報に加え、膨大な量のファッション関連コンテンツが用意されており、オリジナリティあるモノづくりを支援するこれまでにないサービスとして開発しました。
アパレル業界以外での採用が進む自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、機種バリエーションの拡充とともに、Total Cuttin Solutionを確立させるため、裁断機の開発にとどまらず、延反からラベリングそしてピックアップと裁断の前後工程において生産性向上や省人化につながる開発を強化しました。
当期発表した自動ラべリング装置「P-LAB」シリーズは、サイズや品番など、ピックアップに必要な情報をラベルに印字し、裁断する生地の上に自動で貼付する装置で、データをもとに最適な位置にラベルを貼付することで、裁断パーツの仕分け時のミスを軽減します。
また、新たに開発した自動延反機「P-SPR2」は、反物を必要な長さに延反してカットし、指定された枚数を精度よく自動で重ねることができます。

今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、航空宇宙関連をはじめ自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。
また、インクジェットプリンティングマシンの「SIP-160F3」シリーズでは、顔料インクに白インクを搭載できるようになりました。生地表面に白色顔料をプリントし、その上に色をつけることで生地色に左右されることなく高いコントラストが得ることができます。
以上のように、当社では、創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウェア、ソフトウェアを自社開発し、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01531] S100AQGV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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