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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AFHA

有価証券報告書抜粋 株式会社タダノ 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の殆どは、当社の開発部門で行われております。開発部門では、日本及び海外の市場ニーズに即したクレーン車、高所作業車及びそれらの応用製品の開発、新技術・先端技術の応用研究活動を行っております。なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動に要した金額は、研究材料費、人件費等、総額59億9千3百万円であります。
当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。

(1)日本
①日本市場向け新型ラフテレーンクレーンの発売
当社コアバリュー「安全・品質・効率」を具体化し、時代を切り開く「Generation4(G4)」として結実させた新型ラフテレーンクレーン下記3機種を開発し、日本市場での販売を開始しました。
・GR-700N-2 ・GR-250N-4 ・GR-160N-4
これらは、ライフサイクルコスト低減という顧客要望に応える従来技術を継承しながら、以下の新技術を採用することにより、従来機より商品力を飛躍的に向上させ、市場での拡販につなげています。
・特長
1)ディーゼル特殊自動車2014年排出ガス規制(4次規制)適合エンジンを搭載
2)「2016年グッドデザイン賞」受賞
キャビンのデザインと装備類の一新等により、視認性や操作性を大幅に高めただけでなく、その新規性や
機能性が認められました。
・新規採用技術
1)セットアップラジコン
周囲状況を確認しながらアウトリガやジブの準備・格納作業を行え、効率的なワンマンオペレーションを
実現
2)新機構ジブ
セットアップラジコン採用と補助ロープの廃止により、キャビンへの昇降回数を大幅に削減し作業労力を
軽減
3)ワイドサイトビュー(WSV)
クレーン業界で国内初となる俯瞰映像表示装置
4)ヒューマンアラートシステム(HAS)
運転席からは確認しづらい車両左側面をカバーし、歩行者や自転車を検知し警報することができるクレーン
業界で世界初の装置
5)タダノビューシステム
WSV、HASに加え、ブーム先端カメラからの画像を表示する安全走行アシストシステム
・従来機からの継承技術
1)燃料消費モニタ: 燃費低減に対する意識づけ
2)エコ・モード : クレーン作業時の燃費低減を実現

②日本市場向け構内専用の世界最大級ラフテレーンクレーンの発売
海外市場で販売しており、海外顧客から高い評価を受けている世界最大級ラフテレーンクレーン GR-1450EX-3の基本性能・仕様を踏襲しながら、日本のクレーン構造規格に適合した性能設定を行い、ディーゼル特殊自動車2014年排出ガス規制に対応させて、日本市場に投入しました。
ただし、本機は日本での公道走行条件を構造的に満たしていないため、港湾やプラント等の構内での使用に限定されます。
・特長
1)クラス最長の61m6段ブーム
2)コンパクトな3軸キャリヤ採用:1クラス下の全高・全幅・狭所進入性の確保
3)着脱に別クレーンが不要なアウトリガ・カウンタウエイトの採用


③海外市場向けラフテレーンクレーンの発売
現地顧客要望を反映した下記のモデルの発売を開始し、海外市場での拡販を図っています。
・輸出一般及びオーストラリア向けのGR-130EX-2
・北米・南米・南アフリカ向けのGR-150XL-2
・特長
1)従来モデルからバンパーと前照灯を変更してイメージチェンジ
2)日本・海外で高い評価を得ているメンテナンス情報通信システム「HELLO-NET」を搭載
3)タイヤサイズ変更等により現地重量規制に合致させることで、納車時の手続き等に要する負荷を大幅に軽減
(輸出一般及びオーストラリア向けのGR-130EX-2のみ)
4)北米に残存する特殊ラフテレーンクレーンの代替を狙った特別仕様機も設定
(北米・南米・南アフリカ向けのGR-150XL-2のみ)

④中東・タイを中心とした海外市場向け車両搭載型クレーンの発売
当社タイ工場で製造・販売している車両搭載型クレーンの中で、最大となる10tの吊上性能を有したTM-ZT1000-1を開発し、価格競争力と顧客要望を実現した製品に仕上げることで、今後成長が見込める新興国市場での拡販を図っています。
・特長
1)アウトリガ張出幅を3.9mから5.2mへ拡大。大幅な仕様アップを実現し、従来困難であった重荷重作業も可能
2)フックイン・巻過停止・オートアクセル機能採用
3)クラストップレベルの地上操作アクセス性
⑤日本市場向け電力・電工向け高所作業車のモデルチェンジ機の開発
従来機から商品力と品質を大幅に向上させたAT-146TE-4、AT-147CE-4の発売を2017年5月より開始し、ニーズの多様化に応えながら市場での拡販を図ります。
・特長
1)ブーム併用操作時の作動速度アップ
2)バッテリー寿命延長
3)増圧器高速化による電線圧着作業時間の短縮
4)カバー着脱やバッテリー交換の容易化
5)大型クレーンで実績のあるメンテナンス情報通信システム「HELLO-NET」を採用

当事業セグメントに係る研究開発費は44億6百万円であります。

(2)欧州
オールテレーンクレーンATF400G-6、ATF220G-5、ATF130G-5、ATF110G-5の欧州排出ガス規制対応機を開発し、快適性や安全性・品質を一層高めて、欧州及びその他海外地域での販売を開始しました。
・特長
1)走行用運転室を従来タイプから一新
2)新開発した安全装置の搭載(ATF400G-6を除く)
3)油圧回路・制動装置の見直し

当事業セグメントに係る研究開発費は13億6千2百万円であります。

(3)米州
新型の伸縮ブーム式クローラクレーン GTC-800-1及びGTC-600-1を開発し、販売活動を開始しました。
両機ともに、2017年3月にアメリカ・ラスベガスで開催された世界最大級の建設機械展示会ConExpo2017に出展され、来場者の注目を浴びる製品となりました。
また、以下の特長を有することにより、米州メインマーケットである80t及び60tクラスでの競争力を高め、米州域のみならずグローバル市場でも、更なる拡販を目指しています。
・特長
1)当社と当社子会社タダノ・マンティスCorp.との共同開発から生まれたブームや各油圧駆動装置、過負荷防
止装置を搭載し、軽量化を実現しながら、信頼性と安全性を大幅に向上
2)「Opti-Width」システムを搭載し、クローラ張出位置が左右非対称の状態であっても、最適なクレーン吊上
能力の発揮が可能

当事業セグメントに係る研究開発費は2億2千5百万円であります。

(4)その他
該当事項はありません。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01613] S100AFHA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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