有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AHHO
株式会社小森コーポレーション 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
研究開発活動は、当社グループの事業戦略に基づき重要度及び緊急度の高い課題に重点的に取組んでおります。
当連結会計年度における当社の重要な研究開発成果は次の通りであります。
デジタル印刷機では、昨年5月に開催されたdrupa2016において、コニカミノルタ社と共同開発したインプレミア IS29(29インチ枚葉インクジェットデジタルプリンティングシステム)の販売を開始するとともに、ランダ社のナノテクノロジーを使用した革新的なB1デジタル印刷機インプレミア NS40を発表しました。
インプレミア IS29は、最大紙サイズ585×750mmに対応する最新鋭のデジタル印刷機で、UVインクジェット技術により、特別な用紙やプリコートを不要とすることが出来、通常のオフセット印刷用紙がそのまま使用出来る幅広い用紙適性、片面印刷時0.06~0.6mm、両面印刷時0.06~0.45mmに対応する紙厚適性、及び速乾・両面ワンパス印刷により、多品種・小ロット・短納期を実現します。また、オフセットと同等の高い表裏見当精度により、オフセットに迫る安定した高印刷品質を実現し、商業印刷はもとよりパッケージ印刷にも威力を発揮します。昨年10月にKOMORIヨーロッパにて開催したオープンハウスでは、ポーランド、ロシア、アラブ首長国連邦、トルコなど16カ国から200名以上のお客様に来場していただき、インプレミア IS29の優れた柔軟性や機動性、オフセットライクな印刷をご確認いただきました。
インプレミア NS40は、Nanographic Printing®プロセス(Nanography®)を使用した画期的なシステムのデジタル印刷機です。数十ナノメーターサイズのナノ顔料粒子を色材として含む水性インク Landa NanoInk®を採用しており、インクジェットヘッドからブランケットに射出したインクを原反に転写させます。転写された画像は摩耗に強く、印刷後の乾燥も不要で、ブランケット上のインク残りもありません。また、すべての既成印刷用原反(コート紙、上質紙、厚紙、プラスチック、特殊紙)が使用可能です。
リスロンGシリーズの性能を継承した全く新しい機種として最高印刷速度15,000回転/時の四六全判両面オフセット枚葉印刷機「リスロン GX44RP」を開発しました。両面印刷での「高品質化・短縮化・高速化・安定化」を徹底追求し、革新的なテクノロジーの新機軸を随所に採用しています。用紙反転のない両面ワンパスの機械構成により、反転機では構造上避けられなかった紙尻余白を不要にし、用紙サイズを最小限に抑えて用紙コストの削減を実現するとともに、薄紙から厚紙まで高品質で安定した紙搬送を実現します。
「リスロン GX44RP」は、印刷統合制御システムKHS-AIとH-UV・UV乾燥システムの採用により、最先端のショートメイクレディとパウダーレスの速乾印刷で、究極の小ロット・短納期対応を実現しました。また、A-APC(全色同時刷版交換装置)やPDC-SX(分光式色調管理装置SXモデル)、PQA-S(インライン枚葉機用印刷品質検査装置)などのオプション搭載で、さらなる品質・生産性の向上が図れます。
44インチ(四六全判)機により、雑誌、書籍などの出版関連や両面のパッケージ印刷において高品質で高い生産性を確保することが可能となります。
乾燥装置では、LEDタイプ乾燥装置である「H-UV L」の開発を行いました。高照射強度のLEDモジュールを採用しており、省電力で安定したUV照射強度を実現します。
証券印刷では、銀行券印刷プロセスを再構築する新コンセプト「CURRENCY OnDemand」を発表しました。「CURRENCY OnDemand」は印刷稼働時間の最大化と銀行券デザイン性能の強化の2つを大きな柱としています。昨年10月にKOMORIつくばプラントにて開催した商談会「CURRENCY Solutions 2016」では、世界15カ国の中央銀行や国立印刷局、民間銀行券印刷会社からご参加いただいたお客様より「CURRENCY OnDemand」のコンセプトに対して高い評価をいただきました。
「CURRENCY Solutions 2016」では、3台の最新鋭の銀行券印刷機のライブデモを行いました。
コンビネーションマルチプロセス番号コーター機「NV-532」は、KOMORIのユニークなシリンダー搬送技術の採用により番号印刷工程とニス塗布工程をワンパスで実現することができる画期的な機械となっています。さらに、モジュールデザイン技術により、切り替え時の洗浄作業などを同時に並行作業で行うことができ、ライブデモでは15分を切る、世界最速のジョブ切り替えをお客様にご覧いただきました。また、今回のライブデモではポリマー基材から銀行券用紙への切り替えを最高印刷速度12,000回転/時で行い、今回の実演の一番の見所となりました。
新たにアップグレードした銀行券印刷用オフセット印刷機「LC-1232」では、レインボー印刷のインキプリセット技術による素早い立ち上げや、オフライン自動見当測定機「PDC-SX」による高い見当精度をご確認いただきました。
新機能を搭載した銀行券印刷用凹版印刷機「IC-532Ⅲ」では、最高印刷速度12,000回転/時でインキカーブ速度自動追従技術による安定した印刷品質と、ワイピングタンクとシャブロン版の同時洗浄作業をご覧いただきました。
KOMORIグループのPE・精密機器事業を担うセリアコーポレーションは、11月9日から3日間、内覧会「2016 EXPO SERIA」をセリアエンジニアリング各務原工場において開催しました。会期中は、電子部品業界など多岐にわたる関連業界から約370名のお客様にご来場いただきました。
今回の内覧会では、PE市場で注目を集めている印刷機11台をはじめ各種消耗資材・機材などを展示しました。
○ギャップレス同期型スクリーン印刷機「RYURONE-30SZ」
○グラビアオフセット印刷機「PEPIO-F6、PEPIO-F20」
○縦型両面スクリーン印刷機「SSA-DSV650-R」
○CCDカメラ付き全自動PC印刷機「SFA-PC610ECTN」
縦型両面スクリーン印刷機は基材の投入・取出しのロボットを装備し、自動化の提案も行いました。モデルチェンジしたCCDカメラ付き全自動PC印刷機には、お客様から活発な質疑が寄せられていました。
なお、当連結会計年度の研究開発費は、4,884百万円(売上高比5.6%)であります。
当連結会計年度における当社の重要な研究開発成果は次の通りであります。
デジタル印刷機では、昨年5月に開催されたdrupa2016において、コニカミノルタ社と共同開発したインプレミア IS29(29インチ枚葉インクジェットデジタルプリンティングシステム)の販売を開始するとともに、ランダ社のナノテクノロジーを使用した革新的なB1デジタル印刷機インプレミア NS40を発表しました。
インプレミア IS29は、最大紙サイズ585×750mmに対応する最新鋭のデジタル印刷機で、UVインクジェット技術により、特別な用紙やプリコートを不要とすることが出来、通常のオフセット印刷用紙がそのまま使用出来る幅広い用紙適性、片面印刷時0.06~0.6mm、両面印刷時0.06~0.45mmに対応する紙厚適性、及び速乾・両面ワンパス印刷により、多品種・小ロット・短納期を実現します。また、オフセットと同等の高い表裏見当精度により、オフセットに迫る安定した高印刷品質を実現し、商業印刷はもとよりパッケージ印刷にも威力を発揮します。昨年10月にKOMORIヨーロッパにて開催したオープンハウスでは、ポーランド、ロシア、アラブ首長国連邦、トルコなど16カ国から200名以上のお客様に来場していただき、インプレミア IS29の優れた柔軟性や機動性、オフセットライクな印刷をご確認いただきました。
インプレミア NS40は、Nanographic Printing®プロセス(Nanography®)を使用した画期的なシステムのデジタル印刷機です。数十ナノメーターサイズのナノ顔料粒子を色材として含む水性インク Landa NanoInk®を採用しており、インクジェットヘッドからブランケットに射出したインクを原反に転写させます。転写された画像は摩耗に強く、印刷後の乾燥も不要で、ブランケット上のインク残りもありません。また、すべての既成印刷用原反(コート紙、上質紙、厚紙、プラスチック、特殊紙)が使用可能です。
リスロンGシリーズの性能を継承した全く新しい機種として最高印刷速度15,000回転/時の四六全判両面オフセット枚葉印刷機「リスロン GX44RP」を開発しました。両面印刷での「高品質化・短縮化・高速化・安定化」を徹底追求し、革新的なテクノロジーの新機軸を随所に採用しています。用紙反転のない両面ワンパスの機械構成により、反転機では構造上避けられなかった紙尻余白を不要にし、用紙サイズを最小限に抑えて用紙コストの削減を実現するとともに、薄紙から厚紙まで高品質で安定した紙搬送を実現します。
「リスロン GX44RP」は、印刷統合制御システムKHS-AIとH-UV・UV乾燥システムの採用により、最先端のショートメイクレディとパウダーレスの速乾印刷で、究極の小ロット・短納期対応を実現しました。また、A-APC(全色同時刷版交換装置)やPDC-SX(分光式色調管理装置SXモデル)、PQA-S(インライン枚葉機用印刷品質検査装置)などのオプション搭載で、さらなる品質・生産性の向上が図れます。
44インチ(四六全判)機により、雑誌、書籍などの出版関連や両面のパッケージ印刷において高品質で高い生産性を確保することが可能となります。
乾燥装置では、LEDタイプ乾燥装置である「H-UV L」の開発を行いました。高照射強度のLEDモジュールを採用しており、省電力で安定したUV照射強度を実現します。
証券印刷では、銀行券印刷プロセスを再構築する新コンセプト「CURRENCY OnDemand」を発表しました。「CURRENCY OnDemand」は印刷稼働時間の最大化と銀行券デザイン性能の強化の2つを大きな柱としています。昨年10月にKOMORIつくばプラントにて開催した商談会「CURRENCY Solutions 2016」では、世界15カ国の中央銀行や国立印刷局、民間銀行券印刷会社からご参加いただいたお客様より「CURRENCY OnDemand」のコンセプトに対して高い評価をいただきました。
「CURRENCY Solutions 2016」では、3台の最新鋭の銀行券印刷機のライブデモを行いました。
コンビネーションマルチプロセス番号コーター機「NV-532」は、KOMORIのユニークなシリンダー搬送技術の採用により番号印刷工程とニス塗布工程をワンパスで実現することができる画期的な機械となっています。さらに、モジュールデザイン技術により、切り替え時の洗浄作業などを同時に並行作業で行うことができ、ライブデモでは15分を切る、世界最速のジョブ切り替えをお客様にご覧いただきました。また、今回のライブデモではポリマー基材から銀行券用紙への切り替えを最高印刷速度12,000回転/時で行い、今回の実演の一番の見所となりました。
新たにアップグレードした銀行券印刷用オフセット印刷機「LC-1232」では、レインボー印刷のインキプリセット技術による素早い立ち上げや、オフライン自動見当測定機「PDC-SX」による高い見当精度をご確認いただきました。
新機能を搭載した銀行券印刷用凹版印刷機「IC-532Ⅲ」では、最高印刷速度12,000回転/時でインキカーブ速度自動追従技術による安定した印刷品質と、ワイピングタンクとシャブロン版の同時洗浄作業をご覧いただきました。
KOMORIグループのPE・精密機器事業を担うセリアコーポレーションは、11月9日から3日間、内覧会「2016 EXPO SERIA」をセリアエンジニアリング各務原工場において開催しました。会期中は、電子部品業界など多岐にわたる関連業界から約370名のお客様にご来場いただきました。
今回の内覧会では、PE市場で注目を集めている印刷機11台をはじめ各種消耗資材・機材などを展示しました。
○ギャップレス同期型スクリーン印刷機「RYURONE-30SZ」
○グラビアオフセット印刷機「PEPIO-F6、PEPIO-F20」
○縦型両面スクリーン印刷機「SSA-DSV650-R」
○CCDカメラ付き全自動PC印刷機「SFA-PC610ECTN」
縦型両面スクリーン印刷機は基材の投入・取出しのロボットを装備し、自動化の提案も行いました。モデルチェンジしたCCDカメラ付き全自動PC印刷機には、お客様から活発な質疑が寄せられていました。
なお、当連結会計年度の研究開発費は、4,884百万円(売上高比5.6%)であります。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 事業等のリスク
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01667] S100AHHO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。