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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AOV5

有価証券報告書抜粋 レオン自動機株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導の経済政策や日銀の金融緩和策による雇用や所得環境の改善が続く一方で、個人消費の回復は依然弱いものの、海外経済の回復を背景とした設備投資や輸出の持ち直しの動きなど、緩やかな回復基調で推移しました。
海外におきましては、米国では雇用情勢の改善や個人消費の増加により、景気の拡大が継続しましたが、新政権の政策の不確実性など不透明な状況です。欧州では、個人消費主導の緩やかな拡大が続きましたが、英国のEU離脱決定による経済の不安定化、難民流入問題や政情不安などの問題をかかえております。また、アジアでは中国において下半期から公共投資を中心に緩やかな回復基調が続きました。
当社グループが市場とする食品業界は、品質向上や生産効率化・省人化などの課題をかかえております。また、食の安全性、健康志向の増大、環境問題など市場のニーズが多様化しております。
このような状況の下で当社グループは、変化する市場環境や経営環境に対応するため、市場動向を調査し、レオロジー(流動学)を基礎とする当社独自の開発技術の商品化およびソフト技術の充実により、食品機械のより一層の標準化推進と、安全性の向上を図るとともに、多様な消費者ニーズに対応できる商品群を国内および海外の食品業界へ提案してまいりました。

当連結会計年度における売上高は25,450百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は3,207百万円(前年同期比35.3%増)、経常利益は3,348百万円(前年同期比32.8%増)、特別損失に土地、建物及び構築物等の減損損失343百万円を計上しており、親会社株主に帰属する当期純利益は2,129百万円(前年同期比24.5%増)となりました。

報告セグメント別の状況につきましては、次のとおりであります。

〔食品加工機械製造販売事業〕
(国内市場の状況)
国内市場では、外部顧客への売上高は前年同期比13.9%増加しました。部門別の状況と主な要因は以下のとおりであります。
1)食品成形機の売上が前年より増加しました。
・スーパーやコンビニ、通販向けの生産用として「火星人 CN020型、CN580型、CN600型」の販売が好調でした。
・火星人に接続して省人化が可能な「セットパンナー KP301型、KP302型」、クッキー生産用オプション「重合ノズルソニックスライサー SK100型、SK400型」の和洋菓子業界に向けた販売が好調でした。
・「ものづくり補助金」や「生産性向上設備投資促進税制」などの優遇制度が顧客設備投資を促進しました。
・昨年10月から販売を開始しました新機種の「火星人 CN050型」が売上の増加に貢献しました。
2)製パンライン等の売上が前年より増加しました。
・コンビニ向けなどの生産用として、品質アップやバラエティー化に対応した、大型の「中華まんライン」、「ペストリーライン」、「菓子生産ライン」、「ピザ生産ライン」、「クッキー生産ライン」、「餅分割ライン」、「サブレサンドライン」、「スチーマーライン」などの販売があり好調でした。
・小型のパン生地分割機「EZデバイダー CX011型」がリテールベーカリー向けに販売を伸ばしました。

(海外市場の状況)
①アメリカ市場では、外部顧客への売上高は、現地通貨ベースでは前年同期比6.4%増加し、円ベースでは前年同期比4.0%減少しました。部門別の状況と主な要因は以下のとおりであります。
1)食品成形機の売上が前年より減少しました。
・中南米において、対ドルでの現地通貨安により販売が減少しました。
2)製パンライン等の売上が前年より増加しました。
・「クッキー生産ライン」、「ブレッドライン」、「餅アイス生産ライン」、「クラッカー生産ライン」等の販売があり好調でした。
②ヨーロッパ市場では、外部顧客への売上高は、現地通貨ベースでは前年同期比1.7%増加し、円ベースでは前年同期比8.9%減少しました。部門別の状況と主な要因は以下のとおりであります。
1)食品成形機の売上が前年より減少しました。
・クッキー生産用に「火星人 KN171型」の販売が好調でしたが、1台あたりの単価が下がったため、売上が前年より減少しました。
2)製パンライン等の売上が前年より外貨ベースでは増加しましたが、円ベースでは減少しました。
・大型の「ビスケットインジェクションライン」、中東で「クッキー生産ライン」の販売がありました。また、ブレッド生産用の「ツインデバイダー VX212型」の販売が前期に引き続き好調でした。
③アジア市場では、外部顧客への売上高は前年同期比17.1%増加しました。部門別の状況と主な要因は以下のとおりであります。
1)食品成形機の売上が前年より増加しました。
・中華菓子や月餅を生産する「火星人 KN550型、KN500型、KN135型」の販売が好調でした。
・ミニパンを生産する「2列火星人 WN056型」、「火星人 CN511型」の販売が好調でした。
・チーズ入りハンバーグを生産する「2列火星人 WN155型」の販売が好調でした。
2)製パンライン等の売上が前年より増加しました。
・大型の「ブレッドライン」の販売があり好調でした。
・ミニパンを生産する「ミニパンパンニングライン」の販売があり好調でした。
・「ハンバーグ生産ライン」、「クッキー生産ライン」、「菓子パン生産ライン」の販売があり好調でした。
・ペストリー生地の分割用に「ストレスフリーデバイダー VX121型」の販売があり好調でした。

修理その他は、全ての市場で売上が前年より増加しました。

〔食品製造販売事業〕
①国内市場では、外部顧客への売上高は前年同期比2.6%増加しました。
・㈲ホシノ天然酵母パン種で、大手ユーザー向けのホシノ天然酵母パン種の販売が好調でした。
②アメリカ市場では、外部顧客への売上高は、現地通貨ベースでは前年同期比2.6%減少し、円ベースでは前年同期比12.1%減少しました。
・オレンジベーカリーで、既存顧客への販売が減少しました。


セグメントの業績は次のとおりであります。
①食品加工機械製造販売事業(日本)
日本国内は、食品成形機、製パンライン等、修理その他、仕入商品の売上が増加したことにより、外部顧客に対する売上高は10,553百万円(前年同期比13.9%増)となり、セグメント利益(営業利益)は2,586百万円(前年同期比4.1%増)となりました。
②食品加工機械製造販売事業(北米・南米)
アメリカ地域は、食品成形機の売上は減少しましたが、製パンライン等、修理その他の売上は増加しました。現地通貨ベースでは、前年同期比6.4%増加、円ベースでは、円換算に使用するUSドルの期中平均レートが120円14銭から108円38銭と円高になったことにより、外部顧客に対する売上高は1,954百万円(前年同期比4.0%減)となりましたが、販売管理費が5.6%減少したことにより、セグメント利益(営業利益)は107百万円(前年同期比27.8%増)となりました。
③食品加工機械製造販売事業(ヨーロッパ)
ヨーロッパ地域は、食品成形機の売上は減少しましたが、製パンライン等、修理その他の売上は増加しました。現地通貨ベースでは、前年同期比1.7%増加しましたが、円ベースでは、円換算に使用するユーロの期中平均レートが132円58銭から118円79銭と円高になったことにより、外部顧客に対する売上高は2,591百万円(前年同期比8.9%減)となり、セグメント利益(営業利益)は67百万円(前年同期比35.0%減)となりました。
④食品加工機械製造販売事業(アジア)
アジア地域は、食品成形機、製パンライン等、修理その他の売上が増加したことにより、外部顧客に対する売上高は2,616百万円(前年同期比17.1%増)、セグメント利益(営業利益)は912百万円(前年同期比25.2%増)となりました。
⑤食品製造販売事業(北米・南米)
既存顧客への販売数量が減少したことにより、現地通貨ベースでは、前年同期比2.6%減少しました。円ベースでは、円換算に使用するUSドルの期中平均レートが120円14銭から108円38銭と円高になったことにより、外部顧客に対する売上高は7,228百万円(前年同期比12.1%減)となりましたが、貸倒引当金の戻し入れが303百万円発生したことにより、販売管理費が50.6%減少し、セグメント利益(営業利益)は904百万円(前年同期比98.5%増)となりました。
⑥食品製造販売事業(日本)
国内大手ユーザー向けのホシノ天然酵母パン種需要が増加したことにより、外部顧客に対する売上高は506百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益(営業利益)は119百万円(前年同期比0.4%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、4,359百万円(前年同期546百万円増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は2,030百万円(前年同期1,170百万円減)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益が3,004百万円、減価償却費が863百万円、売上債権の増加が414百万円、たな卸資産の増加が933百万円、その他流動負債の増加が516百万円、法人税等の支払額が1,137百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は1,025百万円(前年同期69百万円増)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出が1,074百万円、無形固定資産の取得による支出が30百万円などによるものであります。設備投資の主なものは、㈲ホシノ天然酵母パン種の建物及び建物附属設備、製造用機械装置などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は420百万円(前年同期1,647百万円減)となりました。
これは、長期借入れによる収入が800百万円、長期借入金の返済による支出が574百万円、配当金の支払が587百万円などによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01670] S100AOV5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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