有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APFB
シンフォニアテクノロジー株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの研究開発活動は、主として当社が基盤技術、要素技術の研究をはじめとして各分野にわたる新製品の開発及び現有商品の改良を行っております。
当年度は、中期経営計画「BRIDGE 100」の4年目に当たる年度として、本計画のビジョンである“Motion & Energy Control技術でグローバルに成長”を更に進めるべく、既存のモータ、モータドライブ及びシステム制御のコア技術に関する研究開発に加え、計測・制御技術との融合による新技術の開発に努めてまいりました。
また、新分野への挑戦として世界的な天然水産資源の減少が進む中、国内でも水揚量が減少しているアワビを対象とした閉鎖循環式陸上養殖システムの開発を進めております。20フィートの冷凍コンテナ内に養殖水槽、水質維持装置、温調機器警報システムなどを配置した経済性・成育安定性・安全性に優れたオールインワン陸上養殖システムです。減少する水産資源の補完と、国内外の流通量の確保に貢献します。また、イチゴの完全人工光型植物工場システムの開発も進めております。照明や空調、養液等を最適制御し、安定した栽培と収穫ができるシステムです。本システムでは、輸入に依存している夏場のイチゴの出荷が可能となり、対象品目の拡充も視野に入れつつ、拡大する植物工場のニーズに対応するとともに、食の安心・安全、安定供給に貢献いたします。今後も、新たな成長領域として、農水産業分野での研究開発に努めてまいります。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、21億81百万円であります。
当連結会計年度の主な開発成果は、次項のとおりであります。
(1)モーション機器事業としては、航空分野では引き続き航空機の電動化及び小型軽量化に向けたモータ、コントローラ及び電源システムの効率化、大容量化の試作開発を行っております。
モーションコントロール分野では、小型EV用駆動の高効率インホイールモータ及びインバータについて高効率駆動の制御方式の開発に取り組んでおり、今後更なる航続距離の増加を目指した研究開発を継続してまいります。また、ドアの自動開閉装置向けに電磁クラッチを開発しております自動車関連分野では、小型化や省電力が期待できる制御機器とモータを一体化した装置の開発を行っております。
プリンタ分野では、アミューズメント用途向けのカードゲーム用プリンタを開発しております。業界のニーズを先取りしたオンデマンド印刷に対応するため、両面印刷に対応したプリンタの開発を行いました。写真用途で培った技術により、更なるプリント時間の短縮やプリント品質の向上を図り、ゲーム業界の市場ニーズにお応えできるよう努めてまいります。
モーション機器事業の研究開発費の金額は、9億50百万円であります。
(2)パワーエレクトロニクス機器事業としては、インフラシステム分野では鋼版の製造プラント向けに鋼板の振動抑制制御を行う、電磁制振装置に関する開発を行いました。鋼板の振動抑制制御に欠く事の出来ない電磁石駆動用サーボアンプを外部調達から内製に切り替えることにより安定した調達が可能となり、プラントの安定稼働などお客様のニーズに応える事が可能と考えております。また、海外製のプログラムコントローラとの接続にも対応し、海外からの新規ニーズに対する適用範囲の拡大に繋がるものと期待しております。
自動車試験装置分野では、供試体をモデル化して、実車に近づけた評価試験を行うシミュレーションベンチを用いたモデルベースの開発に取り組んでおります。自動車業界の低燃費とドライバビリティー向上競争による、市場投入サイクルの短期化に応えるべく、技術開発を進めてまいります。
振動機分野では、単結晶引き上げ装置(CZ炉)へのシリコン追加投入装置に振動フィーダーを組み合わせる事で、原材料投入時の操作性を改善しました。これにより、お客様のニーズに応える事が出来るものと考えております。また、パーツフィーダ用途などで既にCEマーキングを取得しておりますC10シリーズのコントローラに続き、駆動部のCEマーキングを取得しました。装置全体で欧州へ輸出するユーザーニーズに対応できると期待しております。
クリーン搬送機器分野では、主力の300mmウェーハ用装置に加え、市場から根強い要望がある150mmや200mmウェーハ用として、アダプターを交換する事でFFCやフープリングなどの各種カセットに対応出来る200/150mmマルチカセット対応ロードポートを開発いたしました。多種のカセットに対応する新しいロードポートによりお客様の生産性向上のお役に立てるものと期待しております。
コントローラ分野では、高速チップマウンタやパーツフィーダ用途などで、空気(エア)の流れる量をデジタル制御できる圧電バルブシステムを開発いたしました。業界最高速レベルの応答性を確保しながら、連続10億回転以上の高耐久性を実現しており、外部通信機能による遠隔での流量設定も可能としております。スマートフォンなどの普及による極小部品の搭載が増えており、より微小な電子部品の高速整列供給のニーズに対応できると期待しております。
パワーエレクトロニクス機器事業の研究開発費の金額は、12億8百万円であります。
(3)サポート&エンジニアリング事業としては、情報機器関連では入退場システムに今後期待されるアイテムとして温浴施設向けリストバンド発行機と遊園地や科学館向け年間パスポート発券機のサンプル機を開発し、テーマパーク展示会2016に出展いたしました。また、主力の券売機では、制御ユニットのストレージをSSD化するなどのマイナーチェンジを行い安定継続生産に対応しております。
産業電機関連では、リフマグ装置拡販目的で稼働状態監視装置(モニタリングシステム)を開発いたしました。顧客からのニーズでもある既納品のメンテナンスレベル向上と、新製品販売拡大に大きく寄与するものと考えております。
半導体機器関連では、200mmSIMFオープナー及びローダーを開発いたしました。200mm製造設備のメンテナンス、部分更新等生産性維持が課題となっている国内外の半導体機器メーカーへの拡販を目標とし、営業活動を展開しております。
サポート&エンジニアリング事業の研究開発費の金額は、22百万円であります。
当年度は、中期経営計画「BRIDGE 100」の4年目に当たる年度として、本計画のビジョンである“Motion & Energy Control技術でグローバルに成長”を更に進めるべく、既存のモータ、モータドライブ及びシステム制御のコア技術に関する研究開発に加え、計測・制御技術との融合による新技術の開発に努めてまいりました。
また、新分野への挑戦として世界的な天然水産資源の減少が進む中、国内でも水揚量が減少しているアワビを対象とした閉鎖循環式陸上養殖システムの開発を進めております。20フィートの冷凍コンテナ内に養殖水槽、水質維持装置、温調機器警報システムなどを配置した経済性・成育安定性・安全性に優れたオールインワン陸上養殖システムです。減少する水産資源の補完と、国内外の流通量の確保に貢献します。また、イチゴの完全人工光型植物工場システムの開発も進めております。照明や空調、養液等を最適制御し、安定した栽培と収穫ができるシステムです。本システムでは、輸入に依存している夏場のイチゴの出荷が可能となり、対象品目の拡充も視野に入れつつ、拡大する植物工場のニーズに対応するとともに、食の安心・安全、安定供給に貢献いたします。今後も、新たな成長領域として、農水産業分野での研究開発に努めてまいります。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、21億81百万円であります。
当連結会計年度の主な開発成果は、次項のとおりであります。
(1)モーション機器事業としては、航空分野では引き続き航空機の電動化及び小型軽量化に向けたモータ、コントローラ及び電源システムの効率化、大容量化の試作開発を行っております。
モーションコントロール分野では、小型EV用駆動の高効率インホイールモータ及びインバータについて高効率駆動の制御方式の開発に取り組んでおり、今後更なる航続距離の増加を目指した研究開発を継続してまいります。また、ドアの自動開閉装置向けに電磁クラッチを開発しております自動車関連分野では、小型化や省電力が期待できる制御機器とモータを一体化した装置の開発を行っております。
プリンタ分野では、アミューズメント用途向けのカードゲーム用プリンタを開発しております。業界のニーズを先取りしたオンデマンド印刷に対応するため、両面印刷に対応したプリンタの開発を行いました。写真用途で培った技術により、更なるプリント時間の短縮やプリント品質の向上を図り、ゲーム業界の市場ニーズにお応えできるよう努めてまいります。
モーション機器事業の研究開発費の金額は、9億50百万円であります。
(2)パワーエレクトロニクス機器事業としては、インフラシステム分野では鋼版の製造プラント向けに鋼板の振動抑制制御を行う、電磁制振装置に関する開発を行いました。鋼板の振動抑制制御に欠く事の出来ない電磁石駆動用サーボアンプを外部調達から内製に切り替えることにより安定した調達が可能となり、プラントの安定稼働などお客様のニーズに応える事が可能と考えております。また、海外製のプログラムコントローラとの接続にも対応し、海外からの新規ニーズに対する適用範囲の拡大に繋がるものと期待しております。
自動車試験装置分野では、供試体をモデル化して、実車に近づけた評価試験を行うシミュレーションベンチを用いたモデルベースの開発に取り組んでおります。自動車業界の低燃費とドライバビリティー向上競争による、市場投入サイクルの短期化に応えるべく、技術開発を進めてまいります。
振動機分野では、単結晶引き上げ装置(CZ炉)へのシリコン追加投入装置に振動フィーダーを組み合わせる事で、原材料投入時の操作性を改善しました。これにより、お客様のニーズに応える事が出来るものと考えております。また、パーツフィーダ用途などで既にCEマーキングを取得しておりますC10シリーズのコントローラに続き、駆動部のCEマーキングを取得しました。装置全体で欧州へ輸出するユーザーニーズに対応できると期待しております。
クリーン搬送機器分野では、主力の300mmウェーハ用装置に加え、市場から根強い要望がある150mmや200mmウェーハ用として、アダプターを交換する事でFFCやフープリングなどの各種カセットに対応出来る200/150mmマルチカセット対応ロードポートを開発いたしました。多種のカセットに対応する新しいロードポートによりお客様の生産性向上のお役に立てるものと期待しております。
コントローラ分野では、高速チップマウンタやパーツフィーダ用途などで、空気(エア)の流れる量をデジタル制御できる圧電バルブシステムを開発いたしました。業界最高速レベルの応答性を確保しながら、連続10億回転以上の高耐久性を実現しており、外部通信機能による遠隔での流量設定も可能としております。スマートフォンなどの普及による極小部品の搭載が増えており、より微小な電子部品の高速整列供給のニーズに対応できると期待しております。
パワーエレクトロニクス機器事業の研究開発費の金額は、12億8百万円であります。
(3)サポート&エンジニアリング事業としては、情報機器関連では入退場システムに今後期待されるアイテムとして温浴施設向けリストバンド発行機と遊園地や科学館向け年間パスポート発券機のサンプル機を開発し、テーマパーク展示会2016に出展いたしました。また、主力の券売機では、制御ユニットのストレージをSSD化するなどのマイナーチェンジを行い安定継続生産に対応しております。
産業電機関連では、リフマグ装置拡販目的で稼働状態監視装置(モニタリングシステム)を開発いたしました。顧客からのニーズでもある既納品のメンテナンスレベル向上と、新製品販売拡大に大きく寄与するものと考えております。
半導体機器関連では、200mmSIMFオープナー及びローダーを開発いたしました。200mm製造設備のメンテナンス、部分更新等生産性維持が課題となっている国内外の半導体機器メーカーへの拡販を目標とし、営業活動を展開しております。
サポート&エンジニアリング事業の研究開発費の金額は、22百万円であります。
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