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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AIKP

有価証券報告書抜粋 日本信号株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の計上や偶発債務の開示、並びに期中の収益・費用の適正な計上を行うため、経営陣による見積りや仮定設定が必要とされますが、経営陣は、過去の実績、または、各状況下で最も合理的と判断される前提に基づき、一貫した見積りを実施しております。
なお、採用した会計方針及び見積りの方法については、「第5 経理の状況 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載の通りであります。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
①売上高
当連結会計年度の売上高は82,134百万円となり、前連結会計年度の90,593百万円に比べ8,459百万円(9.3%)減少しました。交通運輸インフラ事業の売上高は前連結会計年度に比べ4,078百万円(8.4%)減少し、ICTソリューション事業の売上高は前連結会計年度に比べ4,380百万円(10.4%)減少いたしました。
これは以下の要因によります。交通運輸インフラ事業において、「鉄道信号」では、国内市場においては、JR・私鉄各社向けに、信号保安装置をはじめとした各種機器のほか、訪日外国人へのサービス向上に資する多言語に対応した自動旅客案内装置の受注・売上がありました。また、踏切保安対策として、踏切内の障害物を線で検知する「光式」、広範囲な面で検知する「ミリ波式」に加え、新型「2次元走査型レーザスキャナ式」の障害物検知装置の開発に取り組みました。海外市場においては、アジア新興国を中心に無線式信号保安システム“SPARCS”を戦略商品として営業活動に取り組みました。
一方、ICTソリューション事業において、「駅務自動化装置を中心とするAFC」では、従来型の自動改札機・自動券売機に加え、ユーザーインターフェイスを刷新し、デザイン性、操作性を向上させ、多言語に対応した訪日外国人向け次世代券売機など新製品の拡販に努めました。また、駅利用者の安全を守るホームドアの普及を進めるべく、ドア位置や数の異なる複数の車両に対応した「昇降式」、軽量で設置が容易な「軽量型」など、お客様の多様なニーズに応じた製品ラインナップ強化に取り組みました。「駐車場システムを中心とする制御機器」では、法人カードに対応した駐車場管理機器・システムや、駐輪場管理機器・システムの受注・売上拡大に継続して取り組みました。

②営業利益
売上総利益は、当連結会計年度は19,074百万円となり、前連結会計年度の22,153百万円から3,078百万円(13.9%)減少しました。
販売費及び一般管理費は、当連結会計年度は14,804百万円となり、前連結会計年度の14,990百万円から185百万円(1.2%)減少しました。
この結果、営業利益は前連結会計年度に比べ2,892百万円(40.4%)減益の4,269百万円となりました。

③経常利益
営業外収益は、当連結会計年度は1,146百万円となり、前連結会計年度の1,000百万円から145百万円(14.6%)の増加となりました。
営業外費用は、当連結会計年度は188百万円となり、前連結会計年度の194百万円に比べ6百万円(3.1%)の減少となりました。金融収支は、前連結会計年度に比べ40百万円改善いたしました。
経常利益につきましては、営業利益の減少が影響し、5,228百万円となり前連結会計年度に比べ2,740百万円(34.4%)の減益となりました。


④税金等調整前当期純利益
特別利益は、当連結会計年度は170百万円となり、前連結会計年度の79百万円から90百万円(114.4%)増加いたしました。また、特別損失は当連結会計年度は83百万円となり、前連結会計年度の10百万円から73百万円(717.2%)増加いたしました。
この結果、経常利益の減少が影響し、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度の8,038百万円から2,722百万円(33.9%)減少し、5,315百万円となりました。

⑤法人税等
法人税、住民税及び事業税は、当連結会計年度は2,000百万円となり、前連結会計年度の2,163百万円から163百万円(7.5%)減少しました。
法人税等調整額は、前連結会計年度の866百万円から1,053百万円減少し、△187百万円となりました。

⑥非支配株主に帰属する当期純利益
非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の13百万円から12百万円(90.9%)減少し、1百万円となりました。

⑦親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、税金等調整前当期純利益の減少により3,500百万円となり、前連結会計年度の4,994百万円から1,494百万円(29.9%)減少しました。

(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、社会のインフラを支える極めて公共性の高い仕事に従事しております。当社グループを取り巻く事業環境につきましては、ここ数年来引き続く公共投資の減少、参入企業の増加に伴う競争の激化等、依然として厳しい状況で推移しており、これらのことが当社グループの経営成績に重要な影響を与えることにもなりうると考えております。

(4)経営戦略の現状と見通し
今後の取り組みといたしましては、「鉄道信号」では、信号保安装置をはじめとした各種機器の確実な受注に努めるとともに、ICTを活用したインフラの変状・異常の検知、予兆検知を行うシステムであるインフラドクターなど、新分野開拓を進めてまいります。また各国における“SPARCS”の受注実績を足掛かりに、インフラ整備が急ピッチで進むアジアなど新興国市場の販路拡大を一層進めてまいります。「交通情報システム」では、主力である交通安全施設市場に引き続き取り組むとともに、交通・道路管理市場における事業領域拡大を図ってまいります。また、非常用電源装置など、新分野での提案・販売活動を強化いたします。
「駅務自動化装置を中心とするAFC」では、ホームドアの拡販に引き続き注力するとともに、自動走行可能で誰にでも使いやすい清掃ロボットや、訪日外国人向けの駅案内支援機「マルチユース端末」など、新商品を積極的に市場投入し、事業領域の拡大に努めてまいります。
「駐車場システムを中心とする制御機器」では、大型商業施設などに設置される大規模駐車場に注力するとともに、ネットワークを使いポイントカード等と連携した駐車場システムの普及を推進いたします。また、体制を強化した「スマートモビリティ事業部」の下、自動運転時代を見据えた次世代のスマートな移動に資する新しい交通インフラの創造に向けて邁進してまいります。


(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の4,152百万円の収入から369百万円の収入となり3,782百万円の収入減となりました。これは主に売上債権の増加、たな卸資産の増加によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の5,963百万円の支出から1,013百万円の支出となり4,949百万円の支出減となりました。これは主に有価証券の減少によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度1,412百万円の支出から492百万円の支出となり920百万円の支出減となりました。これは主に短期借入金の増加によるものであります。
これらの活動の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度の13,678百万円から、1,139百万円減少し、12,538百万円となりました。
当社グループは現在、運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金又は借入により資金を調達しております。このうち借入による資金調達に関しましては、運転資金については期限が1年以内の短期借入金により調達しております。
当社グループは、その健全な財政状態、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備資金を調達することが可能であると考えております。

(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループは、全てのステークホルダーの満足度を向上させるために、事業構造の改革・再編を促進し、収益構造の転換を図ることによって、21世紀の勝ち組たるべく知識創造型企業への変革を目指しております。
そのために、優れた人材を確保し育成することによって技術力の向上を図るとともに、品質向上・コスト削減に継続的に取り組むことによって既存事業から生み出した利益を成長事業領域である新事業開発・海外事業展開に投資し、更なる事業の拡大、収益性・安定性の向上に努めてまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01769] S100AIKP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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