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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALR5

有価証券報告書抜粋 株式会社三社電機製作所 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは「常に社会に価値ある製品の創造につとめる」を経営理念として、エネルギー・ソリューション・カンパニーを目指して創エネ、蓄エネ、省エネに貢献できる各種半導体技術と電力変換・制御技術とを融合し、社会に価値あるパワーエレクトロニクス製品の創造に根ざした技術並びに新製品開発を手がけております。また、これら研究開発活動を基に、各種半導体デバイスと、それらを応用する各種電力制御機器を生産販売しております。
なお、研究開発体制は電源機器製品と半導体製品それぞれの研究・開発グループで構成しております。
電源機器製品の研究・開発は、半導体デバイスの応用技術、デジタル制御技術などの各種電源機器共通の先行技術開発を行うグループと、小型から大型までの各種電源機器標準製品、個別受注製品の設計・開発を行うグループで構成しております。
また、半導体製品の研究・開発は、サイリスタ、トライアック、ダイオードなどの製品並びに応用技術の開発を行うグループと、半導体チップのプロセス設計・開発並びに製品技術開発を行うグループで構成しております。
当社グループは、電源機器製品と半導体製品の研究・開発グループが常に密接な情報交流を図ることで、半導体技術と電力変換・制御技術の総合力を発揮し、太陽光発電パワーコンディショナーを始めとする各種新製品を生み出しております。
当連結会計年度の研究開発費は5億1千1百万円であり、セグメント別の主な成果は次のとおりです。

(1)半導体事業
1.大電力パワー半導体素子(パワーモジュール)
各種インバータ機器の小型化並びに省エネへの貢献が期待される、ワイド・バンド・ギャップ半導体SiC-MOSを搭載した超小型パワーモジュールをパナソニックと共同開発し、グローバルな市場からの省エネ要求が大きい蓄電池用インバータによる市場評価を開始し、環境温度の変化に左右されない低損失性能を確認致しました。
また、SiCの特長である高温環境下での低損失性能を遺憾なく発揮できるトランスファ・モールド技術を採用したモジュールにおいては長期信頼性性能を向上することが可能となり、ディスクリート・デバイスなどのオン・ボード実装が可能な機種を含め、国内外から検証評価用サンプルの要求が増加しております。
また、サーボ・ドライブなどの省力化機器並びに、太陽光発電などの再生可能エネルギー関連機器の小型化・高信頼性に対する市場要求を捉えた、低積層のダイオード・モジュールをはじめ、各種サイリスタ・ダイオード・モジュールのシリーズを強化致しました。

2.環境負荷軽減対応技術開発
市場要求であります環境負荷軽減への取り組みの一環として、半導体製品の完全鉛フリー化を推進しております。また、欧州RoHS規制の動向などを鑑みたメサ・ガラスの鉛フリー化技術開発も推進しております。

半導体事業に係る研究開発費は1億8千6百万円であります。

(2)電源機器事業
1.新エネルギー関連
◎バーチャル・パワー・プラント構築実証事業に参画
電力自由化や電力システムの改革が進む中、社会全体として効率的なエネルギー利用に資するエネルギーインフラの基盤構築に向けて、従来にない新たなエネルギーマネージメントの実現を目指す実証事業に参画致しました。
本年度は滋賀工場に新たに畜エネシステムを設置し、継時的な電力変化が大きい太陽光発電電力と工場内消費を含めたエネルギーをリアルタイムに管理し、エネルギーマネージメントの最適化に向けた実証を継続的に行っています。

2.エネルギー、インフラ関連
◎新型無停電電源装置(UPS) BACKUPS1000単相出力シリーズの開発
発電所などの計装システム等重要設備は一瞬の停電も許されないため、無停電電源装置を介して交流電源が供給されていますが、最新のデジタル制御技術と省力化設計技術を採用した新型の単相出力無停電電源装置を開発致しました。
3.生産設備関連
◎モジュール式表面処理用直流電源の開発
表面処理用直流電源では約60年の販売実績があり、電流安定性に優れていることにより均質な仕上がりが実現できることで高評価をいただき、長年多くの企業様にご利用頂いております。
今回車用プラスチックめっきなど多様なニーズにお応えするため、長年産業用電源機器の開発で培ってきたノウハウを生かし、メンテナンス性に優れ、多様な出力電流・電圧に対してフレキシブルな増設を実現できるモジュール式表面処理用直流電源を開発致しました。

電源機器事業に係る研究開発費は3億2千4百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


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